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2009.12.16
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仏が浦1

仏が浦2

仏が浦3
下北半島の絶景・「仏が浦」



周遊紀行:温泉と観光(7)下北 「絶景・仏が浦」


「絶景・仏が浦」

下北半島は通称、マサカリ、斧形の半島と呼ばれている・・?。
そのマサカリの刃の中心に在るのが景勝・「 仏が浦 」である、それは本州の僻地中の僻地に在る。

通称「 海峡ライン 」と呼ばれている国道338号線を行く。 
脇野沢村を過ぎると深い原生林の中へ突き進むといった感じである。 
このR338は別名「 海峡ロード・海峡ライン 」と言うらしい、今はヘヤーピンの山岳ロードを走っているが、見ると津軽半島の平館あたりが、とりわけ近くに眺望できる。
平館海峡 」と命名している、この海峡名を付けた理由が理解出来た。

思えば昨日、海峡の向こう平館あたりからこちら側を見た風景は、断崖絶壁の壁であった所である。
国道338のこの区間は、海沿いの山岳路とも言うべきもので、尾根を越え谷を渡って進んで行く。 
海峡ラインは、とにかく上下動の激しい急カーブ、急坂の連続であった。 
登りきった所、いわば峠の地(特に名称は無い)にかなり広い駐車スペースも有り、周囲の展望も抜群であった。

今度は下りのヘヤーピンのカーブが連続する。
海の青と山の緑のコントラストが良く、思えば行き交う車も殆ど無い、脇野沢からすれ違った車は数台に過ぎない。 
やはり、本州の僻地に違いなかった。


しばらくして、まだ海面よりかなり高所を走っているのに、「仏ヶ浦入り口駐車場」とオンボロ看板があった。「仏ヶ浦」の入り口があるらしい。 
戻ってきた人達に様子を聞くと、この先往復30分位かかるかなり急な階段があるとか、こちらは山で鍛えた足腰である、早速カメラ2台持って出かけた。
海の眺めが良くなったところで、山肌が断崖の如く切り立ったところに、木製の急なジグザグの階段が現れた。



仏ヶ浦まで降りるかなり急斜面の階段歩道であり、断崖絶壁を下って行くようで途中から見る、その景観はすばらしいの一言である。 


もう既に海岸一帯に、一種異様な光景の奇岩・妖岩の群が見えている。
白い砂浜に降りると、灰色の屹立した岩峰群が圧倒的迫力で迫る。 
観光船を営んでいる番小屋のオバサンが、「そこの間を通って、向こう側へ行くと、もっと良いよ」と、岩峰の間を指す。 

成る程、これまたすごい・・!!。



仏ヶ浦 」は、霊が宿るという下北・「 恐山 」の冥土の入口に当たると言われる。

風雪厳しい津軽海峡の荒波が削り上げた大自然の造形・仏ヶ浦は、冬の厳しい姿と夏の穏やかな姿の両方を持つといい、2キロに及ぶ奇岩の連なりは見るものの心に様々な思いを抱かせてくれる。 
「如来の首」、「五百羅漢」、「一ツ仏」、「親子岩」、「十三仏」、「観音岩」、「天竜岩」、「蓮華岩」、「地蔵堂」、「極楽浜」などの名称がつけられ、その総称が「仏ヶ浦」なのである。

仏ヶ浦の浜は、夏の穏やかな海からの眺めは、その名にふさわしい、たおやかな極楽浄土の浜でもある。


大正11年9月、未だ道無き下北の地を訪ねた土佐の歌人「 大町桂月 」は、仏ヶ浦の奇岩の連なりと神秘的な美しさに触れ、この様なものが人間業ではとても造り様が無いものであり、自然の中にはまさしく造化の天工が住んでいることを確信した、と言い・・、



『 

                人の世ならぬ 処なりけり 
』

と詠っている。



十和田や東北をこよなく愛した大町桂月は、比較的に優しい東北の自然の中で、仏ヶ浦の想像を絶するような奇岩の群れに逢い、風雪の厳しさ、波浪の力など大自然の持つ比類なき力を実感したのであろう。

奥に控える恐山の神秘的な空間と海から見れば、まさしく冥土の入口に当たるのが、「仏ヶ浦」なのである。
そのあまりの符合に歌人は、この下北半島にはまさしく仏や神が住んでいることを確信したのであろう。 
その「恐山」へは帰路立ち寄ることにするが・・、仏ヶ浦の羅漢達は、歌人が歌を詠んだその時のままで、今もすっくと佇んでいる。


薄学浅才な小生は、この感動をどう表現してよいか分からないが、確かに自然の造形は人の知識や知能、想像になど遠く及ばない。
タダタダ!!肝を抜かれ、魂が消される、つまり「魂消る」(たまげる)の一語だった。


半ば気を奪われたまま、元の急な階段へ戻る。
「 行きはよいよい、かえりは辛い(こわい) 」であったが。

車で一寸行った所の高所に、仏ヶ浦の展望台が有って眺めてみたが、現地の目前の迫力には遠く及ばない。 
「仏ヶ浦」を観光するには、観光船も良さそうである、船着場があって脇野沢やこの先の佐井から出航している。

次回より海峡を渡って、「函館」から北海道を巡ります



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Last updated  2009.12.16 16:19:43


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