染屋の独り言

染屋の独り言

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

otyukun2007

otyukun2007

カレンダー

お気に入りブログ

娘ちゃん宅に行って… New! キモノのQちゃんさん

本場久米島紬手織工… そそかさん
着物でrikopupon! rikopuponさん
よかにせふくちゃん… ふっきゃらくん01さん
ハム吉のブログです… ハム吉24さん

コメント新着

hedeyoshi@ Re:私の作りたいもの、それは元禄小袖(10/25) はじめまして。 わたしは、小袖を着たい方…
神山石榴@ Re:私の作りたいもの、それは元禄小袖(10/25) 初めまして。 私も元禄小袖の普及に賛成で…
わたし@ Re:哲人政治に付いて(04/23) 人間中心主義から変わればいいだけですぜ …
ぼんぼり@ 私も欲しいです。対丈の着物!  衣替えの季節。風通しのために出した袷…
バッグ@ rmktvks@gmail.com Hey there! Do you use Twitter? I'd…

フリーページ

2011年04月28日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
京都の着物業界は特に染物に関しては、製造卸問屋と室町問屋と呼ばれる前売問屋で構成されています。

商売相手は地方問屋と小売屋さん。
大半の前売屋さんは製造卸問屋さんから仕入れます。

昔からちょっと有名な前売屋さんが倒産すると室町こぞって仕入れを止めてしまいます。
まるで横並びの様に。
そして売れ筋がちょっと評判になると殆どの前売屋さん同じ系統のものを仕入れます。
ですから、染屋にしてもこの流れに乗ると一気に儲ける事が出来たのです。
西陣は染め業界よりもっと強烈で、売れれば利益率が高いので「一夜明ければビルが建ち二夜明ければ夜逃げする」と言われていた程です。



ここ数年は値頃の着尺が売れると言うので、室町こぞって安物の小紋を仕入れました。
それが大量の不良在庫となって室町問屋を苦しめてきました。
それでも何とか糊口を凌いできたのです。

ところが、今年に入って小売屋さんの個展に、お客様が戻り出したという明るいニュースが増え出してきました。
少し光が見えてきたので少しずつ仕入れの量も増える気配を見せていたのです。

そこでこの震災。
見事に仕入れが止まってしまいました。
その影響は勿論職人へ。
仕事の量が超低空飛行していたのにそれよりもっと悪く、「無し」に近い状態に。
昨年の友禅の生産高は減る傾向を変える事は出来ませんでした。
しかし、インクジェットだけは生産高を伸ばしています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年04月28日 22時26分31秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: