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2007.09.10
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 メガドライブは発色数がおどろくほど少なく、最大同時発色数64色にすぎない。
 これはかのSEGA-MARKIIIと、その発色数において、同じである。もっとも、メガドライブはその64色を512色の候補の中から自由に選ぶことができ、より高解像度の画面を選択することもできた。
 とにかく、メガドライブの色は少ない。特に色滲みのすくないRGBモニタで表示させると、ドット間における色情報の不連続性が際立つ。
 不思議なことであるが、この表示の貧弱さが、以前から私をこのメガドライブという機械に引きつけてきた。
 「単なる判官びいきである」
 と、人は言うだろうし。自分でもそう思いつつ、今一つそれだけでは説明のつかないなにかがあるようにも感じていた。
 このほど、セガクラシックを手に入れた。その中のベアナックルはひさしぶりに早く帰ってゲームがしたいという思いを私に起こさせ、同時に、メガドライブが私を引き付ける謎の幾分かがわかった気がするので、それをここに書くことにした。
 ベアナックルは、ベルトスクロールアクションゲームである。ファイナルファイトの数ある模倣の一つといった方が通りがよい。本家と比較すると、メガドライブの性能からキャラクターがかなり小さいことなど、視覚効果の点でかなり見劣りがある。
 ベアナックルで遊んでいて、ふと思った。

 一方で、私が18、9の時にファイナルファイトにであっていたとしたら、模倣品を自作しようとしたに違いが無い。もっとも、私にそれだけの技術はないが、そういう取組みだけはしていただろう。
 またこうも考えた。
 任天堂がアフターバーナーの企画を持っていたとしたらどうだろうか。おそらく内容が大味すぎるとしてさらなる洗練を開発陣営は要求されたろう。
 ちなみに、私はアフターバーナーは大好きである。
 こうしてみると、セガの作ったゲームは、その技術力とは裏腹に、思考が素人じみているようである。しかしそれは、作り手と遊び手の距離が近いと好意的に解釈することもできる。その遊び手とは一部のパソコンおたくな人達であり、しかも
それらの人達は優良客層とはいいがたかったにせよ、である。
 ひるがえって、先に挙げたカプコン、任天堂の用なメーカーにおいては、技術においても思考においてもプロであり、我々は顧客を楽しませる立場であってその責任があるという自覚があるがゆえに遊び手より一つ高い位置に立ってしまい、そこが一部の遊び手に、くりかえすもそれは一部にすぎないが、親しみをおぼえさせないのであろう。
 一方でセガのいささか素人くさいゲームづくりは、メガドライブが汎用品の集積であり(ゆえに発色数も少なく)、開発機材、開発知識の調達、転用が難しくなかったことと、権勢がなく参入が比較的容易だったことがあいまって他の遊び手に近い作り手をあつめ、かくてあのような不思議に魅力あるラインナップが生じたのだろう。そして、それが、メガドライブの謎の正体なのだろう。






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最終更新日  2007.09.10 22:33:04
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