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これがデビュー作となるミステリー作家だが、本業は医師。舞台となる大学病院の描写は、非常に写実的である。それとは対照的に、登場人物がコミカルだ。
ストーリーは、ミステリーの王道である逆転に次ぐ逆転の展開。それが陳腐にならないのは、舞台と登場人物の描写のアンバランスさのおかげだろう。スターウォーズを背景にして名探偵コナンをやっているような感じである。主人公は私と同じ年齢で、仕事は昼行灯。しかも一人称で書かれているものだから、時間を忘れて読みふけってしまった。後半部分は、アイザック・アシモフのミステリーSF「鋼鉄都市」に登場する刑事イライジャ・ベイリとロボット・ダニール・オリヴォーの掛け合い漫才を彷彿とさせる。
文句なく楽しめる作品だ。
■メーカーサイト⇒ 宝島社 チーム・バチスタの栄光
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