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著者は、旭川医科大学から遠隔医療を推進している眼科医である。
IT技術者として、「遠隔医療」というのは1つのハードルである。正確な画像を遅滞なく送る必要がある遠隔医療では、多方面の技術が要求される。単に「正確な画像」というだけでも、解像度が高い、歪みがない、色が変わらない、など、さまざまな要因を「正しく」送受信する必要がある。著者の夢は、「宇宙基地との遠隔医療を実現すること」(202ページ)だという。素晴らしい。このノリで、いつでも・どこでも「格差なき医療」を支援する遠隔医療システムを実現させたいと思う。
ただ1つ不安があるとすれば、医師の経済感覚であろうか。29ページに「遠隔医療のコストパフォーマンス試算結果」が掲載されているが、ビジネスの視点とはまったく異なる。この考え方の善し悪しは一概に言えないが、市場経済の中で「格差なき医療」を実現するのであれば、ビジネスの視点も加味していかなければならない。
■メーカーサイト⇒ 吉田晃敏/講談社 格差なき医療
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