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2005年05月08日
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カテゴリ: 社会一般
 5月8日と言うのはあのJR宝塚線の脱線事故から13日、ほぼ2週間経った日だ。このサイトに書き込んでいたのは、新しいパソコンが来る前、新しい電話番号に変わる前だった。それから大学の新学期が始まり、通勤の疲れもあって、なかなかパソコンに向かえなかった。大学では「もうすぐGWですねえ」なんて会話が交わされていた。誰もが大型連休のことで心浮き立っていた、そんな4月の末だった。

 いつものように乗った電車がもはや脱線し、急カーブのすぐそばのマンションに激突し、いきなり人生を絶たれるとは誰しも思わなかったことだろう。新聞では亡くなった107人の方々の名前と年齢、住所などをすべて掲載していた。電車というのは飛行機よりも、不特定多数の乗客が乗るものだ。だから「行ってきまーす」と、新しい大学に胸弾ませて出かけた多くの18歳から21歳までの若者の命が、夢が、貴重な人生と将来が奪われてしまった。なんという大惨事になったことか!

 電車の激突した尼崎のマンションの住民は、もうここに住むのは辛いと言う人が多い。それもそうだろう。マンションの1階で、実に107人もの人たちが亡くなったのだから。そして、マンションを壊し、犠牲者のために慰霊碑を建てるべきだとも言う。わたしもそれに賛成だ。今回の事故で、特に死者の多かった2両目は、その衝突の衝撃度は、昔日航機の墜落の衝撃度にほぼ値するという。

 大学で教えていると、やはり目の前の学生のように、入学に嬉しさいっぱいで同志社大学などに通っていた新入生も、3人も犠牲になったかと思うと、私のクラスの新入生ひとりひとりがたいへん貴重な生を受けてここにいるのだ、という感慨にふけってしまう。たくさんの人が乗る電車。でもそのたくさんの人々に、それぞれの人生があるのだ。たくさんの人生を、命を預かって運行するのだということを、電車の運転士は肝に銘じて欲しいと思う。





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最終更新日  2005年05月08日 07時05分36秒
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