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杉浦日尚子さん死去 2005.7.25 この頃眠れなかったり、寝すぎたりしていて日にちの感覚があまりない。一昨日はマンションの夏祭りそで、バリ島の素晴らしい民族舞踊が披露されて、感動したのだったが、それからすぐ日数が経つ気がする。 何だか楽天広場の編集が日記以外すべてシャットアウトされて、7日ほど経つし、その間パスワードを何回も再設定しても、編集画面にログインできない。やっと来たメールには「あなたのホームページのURLを調べたが、楽天市場にも楽天広場にも会員登録がない。だから会員登録した後、パスワードを再設定しログインして下さい」との返事。これは不思議だしストレスがたまる。会員登録は既に済んでいる。それなのに「再設定」の要請ばかり。 それでここ7日ほど再設定したパスワードは8種類。自分でも混乱してきた。パスワード恐怖症になりそうだ。 ところでこんなことをしていられるのは、幸せなほうだ。新聞を朝眠たい目でぼんやり眺めると、なんと! あの江戸文化情報の大御所、杉浦日尚子(ひなこ)さんが46歳の若さで亡くなってしまったというのである。 彼女は東京の呉服屋の生まれ。江戸文化に日本の真髄を見出していた、数少ない教養人のひとりだった。 彼女は時代考証をきちんと学んでから、漫画家になった。あまり杉浦さんの漫画は読んだことが無い。けれども 線の柔らかな、きっちりした江戸の風俗が描かれていた。杉浦さんの興味や才能は、漫画に留まらなかった。 漫画をあまり描かなくなってからは、随筆家として活躍した。 江戸時代に関する書を何冊も出していた。それほどだから、ついにNHKに招かれ、コメディー「お江戸でござる」 の舞台のあと、江戸文化に関する知識を、独特のおっとりした口調で、丁寧に解説していた。そこで、父はそれを 見て「あれだけ話せれば、大学の講師だってできるよな」と言ったものだった。 杉浦さんの亡くなった原因は癌だったらしい。若くして亡くなるというのは本当に切なく虚しい。また本人にしても まだまだ、やりたかったことが山ほどあったのでは、と思う。私は働き盛りの著名人の訃報に触れると、涙が出るほどのショックを受ける。私の知る働き盛り(30代から50代くらい)の人たちが、また亡くなったらどうしよう、とまで 感じる。それは友人を失うような虚しさに襲われるからかも知れない。でも...杉浦さん、お疲れ様でした。どうかどうか、ご冥福をお祈り致します。
2005年07月25日
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ホームページ編集に汗流し・・・・ 2005.7.24 世間では夏休み。私も夏休み。でもそれまで手をつけなかったこのサイトの編集がほとんど できなくなった。何とかならないのかな。それでここ4日でパスワードを何回も変えて、編集画面に ログイン(アクセス)しようとしてもエラーになる。 日記だけ書けるのだけれども、他にも企画していたコーナーがおじゃんになって、 残念至極。「私の好きな女優~」のページは文字が白地に黄色で悲惨。ただし、これはどのパソコンにも ある上のツールバーの「編集」⇒「すべてを選択」の順に押すと、掲載写真は薄れるが、文字が青く反転 して、一応読めます。サイトのお客様、皆様試して下さい。(^^;)
2005年07月24日
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file:///C:/Documents%20and%20Settings/%82%CD/My%20Documents/My%20Pictures/CNI12913-%89p%8D%91%83%8D%83C%83%84%83%8B%81E%83o%83%8C%83G%92c%81w%83V%83%93%83f%83%8C%83%89%81x-2005.7.7.jpg 僕は英語が話せない 2005.7.23(土) 私は前期で何回出講したんだろうか。出講簿に印鑑を押すことになっているので、7月20日の前期最終日、数えてみた。そうしたら55回、印鑑を押していた。週に4日通勤し、一日に2クラス講義をするのだが、それが1回のハンコ分。とすると、55×2で、110回講義をしたことになる。自分でも驚いた。本当に今年の前期は通勤が大変だった。4月25日にJRの脱線事故が起きてから、体が疲れた。明後日、事故から3ヶ月の日が訪れる。でももう遠い昔のようだ。しかし事件を風化させたくないので、当時の新聞は保存してある。 ところで、大学では英語のクラスで2回、15行程度の英文を書く課題を出す。皆、英文科ではないのだが、本当に立派な英文を書いてくる人が多いのに驚いている。でもその中に一人(他にもいるかもしれないが)I Cannot Speak English と書いてある人がいた。内容は「僕たちはもう7年間も英語を勉強しているのに、英語を話せない。これは一重に教える側の先生たちの責任だと僕は思う。僕たちに英語を話すという機会を何も与えてくれなかったからだ...」というもの。これは新聞でも英会話学校の宣伝文句でも何回も見聞きしたので、慣れているけれど、こう堂々と英文を「課題」として書いてくると、こちらの気分も「はて?」となる。 不思議だ。この人は「僕は英語が話せない」ということを、その原因や結果をきちんと英語で表現しているではないか。 ということは、もうすでに英語が話せる力が十分に備わっている、ということなのだ。「英語が話せない」というのは、一種の思い込みだ。「僕は人前で話すのが苦手だ」と同じようなもの。かくいう私も「私って英語が話せないから」という考えをずっと引きずってきた。でも職場では英語を母国語とするNative の先生方がおられる。私は彼らと話す前に、頭の中で 話したい内容をさっとまとめる。ちょうど今から英文を1~2行書く準備をするように。そして、あとは臆せず、声に出して話しかければ良いのだ。"Excuse me, Mis..., but I have a question."とか"Excuse me, Sir, but today is also your final class of this semester, isn't it?" とか。その話す途中で多少文法が間違うことは十分有り得る。 だから「英語が話せない」というのは思い込みだと、その青年に伝えたい。例えば怪我をしたあと、リハビリをする。 その時患者の多くは「以前のように歩けないんじゃないか」という恐れだ。でも物は考えようで、そんな考えを捨ててしまえば、ある日突然すっと歩ける。それと同じなのではないかと思う。思い込みは思い込み。ほんの一握りの努力で どんな日本人も英語は話せるようになっている。少なくとも中学を出た時点から。その証拠に私の甥は、英語が大好きで、英語を話すのはもう得意な中学3年生なのだ。 これはもう笑い話になっているが、海外旅行をする日本人は多い。でも日本にいても、今では街頭で外国人に話しかけられる機会はよくある。そんな時、相手から"Excuse me, but...can you speak English?"と尋 ねられる。その時の日本人の対応は、驚く無かれ、英語である。日本人の決まり文句はこうだ。"No, no, I can't speak English!"こう言って足早に立ち去ってしまう。相手の 外国人は驚く。「英語が話せませんって...あの日本人はそう英語で話していたじゃないか?」または、英語がなぜ日本人は話せないか、を長々と英語で説明するという日本人もいる。 "We cannot speak English at all. Because Japanese English teachers never let us speak English. The Japanese English education system is so poor, that we cannot English." 相手のNative の人はこの理論と現実のギャップに声も出ない。 "Japanese are curious people as they can speak English very well, they fiercely believe themselves that they cannot speak English." (日本人は実に奇妙だ。上手に英語を話せるのに、自分たち自身で「英語が話せない」と信じ込んでいるんだから)と、外国の人に思われても仕方が無い。
2005年07月23日
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僕は英語が話せない 2005.7.23(土)(改訂版) 私は前期で何回出講したんだろうか。出講簿に印鑑を押すことになっているので、7月20日の前期最終日、数えてみた。 そうしたら55回、印鑑を押していた。週に4日通勤し、一日に2クラス講義をするのだが、それが1回のハンコ分。 とすると、55×2で、110回講義をしたことになる。自分でも驚いた。本当に今年の前期は通勤が大変だった。 4月25日にJRの脱線事故が起きてから、体が疲れた。明後日、事故から3ヶ月の日が訪れる。でももう遠い昔のようだ。 しかし事件を風化させたくないので、当時の新聞は保存してある。 S ところで、大学では英語のクラスで2回、15行程度の英文を書く課題を出す。皆、英文科ではないのだが、本当に立派な 英文を書いてくる人が多いのに驚いている。でもその中に一人(他にもいるかもしれないが)I Cannot Speak English と書いてある人がいた。内容は「僕たちはもう7年間も英語を勉強しているのに、英語を話せない。これは一重に教える側の 先生たちの責任だと僕は思う。僕たちに英語を話すという機会を何も与えてくれなかったからだ...」というもの。これは新聞 でも英会話学校の宣伝文句でも何回も見聞きしたので、慣れているけれど、こう堂々と英文を「課題」として書いてくると、 こちらの気分も「はて?」となる。 不思議だ。この人は「僕は英語が話せない」ということを、その原因や結果をきちんと英語で表現しているではないか。 ということは、もうすでに英語が話せる力が十分に備わっている、ということなのだ。「英語が話せない」というのは 一種の思い込みだ。「僕は人前で話すのが苦手だ」と同じようなもの。かくいう私も「私って英語が話せないから」という考えを ずっと引きずってきた。 しかしある時、大学院を出て銀行系の職場に勤めながら、英詩の論文を書いて、母校の学会に投稿した。すると、その 論文を読んだ先輩から、大学での勤務のお話を突然頂いた。大学での勤務、すなわち教壇に立つことは、私にとっては 大変な冒険だった。銀行の前に、家庭教師や小学生の塾の先生をしたことはあるが、「大学で先生だなんて」と焦った。 何故かと言うと、「私は人前で満足に話せない」と思い込んでいたからだった。 しかし1年もやると、何とかできるようになった。そしてここ数年はリラックスして談笑も交えながら、英語を教えることが できるようになった。それでも「英語の先生なのに、英語は私は話せない。これでいいんだろうか?」という不安は講師を始めて 7年間は引きずっていた。しかしそれは、私の引っ込み思案から来る「思い込み」に過ぎなかったのである。 職場では英語を母国語とするNative の先生方がおられる。私は彼らと話す前に、頭の中で話したい内容をさっとまとめる。 ちょうど今から英文を1~2行書く準備をするように。そして、あとは臆せず、声に出して話しかければ良いのだ。 "Excuse me, Mis..., but I have a question."とか"Excuse me, Sir, but today is also your final class of this semester, isn't it? Please take care and have a nice summer holiday!" とか。その話す途中で多少文法が間違う ことは十分有り得る。 だから「英語が話せない」というのは思い込みだと、その青年に伝えたい。確かに彼は中学・高校と英語は話す授業はなく、 お決まりの「英文法」「読解」「英作文」といった授業しか受けて来なかったのだろう。でも、彼が入学してきた大学では、 日本人講師によるReading Skill & Writing Skill の授業の翌日には、Native の先生方による English Speaking or Communication Class (based on various cultural contents) がある。週に2回も、1日おきに英語を話す授業があるのだ。 それらのクラスで彼は、英語を話そうと努力したのだろうか?それとも「僕には話せない。というのも高校までの日本人の 先生がひどい授業だったからだ」と心の中でつぶやき、外国人の先生に"Please answer it to me or explain it to me. Oh, can you say nothing in English?"などと言われて、英語で"Yes, so." などと答えていたのだろうか? 例えば怪我をしたあと、リハビリをする。 その時患者の多くは「以前のように歩けないんじゃないか」という恐れだ。でも物は考えようで、そんな考えを捨ててしまえば、 ある日突然すっと歩ける。それと同じなのではないかと思う。思い込みは思い込み。ほんの一握りの努力で どんな日本人も英語は話せるようになっている。少なくとも中学を出た時点から。その証拠に私の甥は、英語が大好きで、 英語を話すのはもう得意な中学3年生なのだ。 これはもう笑い話になっているが、海外旅行をする日本人は多い。でも日本にいても、今では街頭で外国人に話しかけられる 機会はよくある。そんな時、相手から"Excuse me, but...can you speak English?"と尋ねられる。その時の日本人の対応は、 驚く無かれ、英語である。日本人の決まり文句はこうだ。"No, no, I can't speak English!"こう言って足早に立ち去ってしまう。 相手の外国人は驚く。「英語が話せませんって...あの日本人はそう英語で話していたじゃないか?」または、英語がなぜ 日本人は話せないか、を長々と英語で説明するという日本人もいる。 "We cannot speak English at all. Because Japanese English teachers never let us speak English. The Japanese English education system is so poor, that we cannot English." 相手のNative の人はこの理論と現実のギャップに声も出ない。 "Japanese are curious people as they can speak English very well, they fiercely believe themselves that they cannot speak English." (日本人は実に奇妙だ。上手に英語を話せるのに、自分たち自身で「英語が話せない」と信じ込んでいる んだから)と、外国の人に思われても仕方が無い。
2005年07月22日
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ついに夏休みに突入! 2005.7.20 急に楽天広場の機能が停止し、日記などが書けなくなってしまった。画像を埋め込んだり、どうするんだろう。 つい昨日まではできていたのに、残念でたまらない。夏休みになったから HPは一休みしろとの天の声かな。 しかし知人や学生諸氏にHPの宣伝をしたばかりだった。小説も別にコーナーを作って書き始める予定だったのだが。こういうページはIDとかPWとかログインなどがうまくいかないとお手上げだ。どこで間違って転んだのかな。 ところで夏休みになったというのに、おばあちゃんが息子に宿題のことで口うるさく、それを止めて貰いたい私は、 ここ数日ほとんど言い争いになっている。私は母にお願いをしているのだが、母は「叱られている」と思い込むらしい。それで私はストレスがたまり、なぜか手足のあちこちに青あざができている。息子によると、ストレスで血管が破れて、内出血をおこしているとのことだ。私は10歳の主治医の意見にほぼ賛成だ。うちの子はお医者向きなのかもしれない。 今日の新聞の広告に『ナルニア国物語―ライオンと魔女』「ファンタジーの傑作!C.S.ルイス作」というのがあった。私がこれを読んだのは13才の時。箪笥の中には別世界に通じるドアがあって、雪国が広がっていた。そこでの魔女との出会い。プリンを全部食べないと殺される少年が出てくる。あの年齢まではその世界の住人になれた。今はなれない。だから10歳前後からの子供の心というのは大人と異なり、無垢なのだ。今の私は母と息子の宿題のことでもめている毎日なだけの人生なのだ。私は息子にはこういう本を読んでもらいたい。決して宿題を完璧にしなくってもいいから。
2005年07月22日
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明日で前期は終わりだが、まだ風邪がこじれて咳がひどい。休暇に入ったらすぐさまダウンしそうだ。しかし前期の成績を8月3日までに結果を出さねばならない。ほとんど出席しなかった亡霊学生以外はみんな、何とか単位は出せそうだ。 ところで私はこの頃懐かしのサイモン&ガーファンクルにはまっている。彼らの『コンドルは飛んで行く』が好きだと言ったのは、息子が2年前の8才の時だ。「好きでたまらないから、MDに録音して。それ聞きながら宿題するんだから」などと言うのだった。坊や専用のMD再生カセットなど無く、私専用のしかない。「ママが聴くのをぼくも聴くからいいの」というので、彼の好きな曲はあらかた集めてMDにした。それがほとんどがS&Gなのには驚いた。彼らの歌には幼い子供をも惹きつける何かがある。 私は常々、こういう曲は英語の勉強になると思っていた。そこで前期の終わりに講義で歌詞対訳付きで「ひとりぼっちのメリー」と「コンドルは飛んで行く」を紹介した。まあ、BORING だったかもしれない講義の最後のおいしい味付けのつもりで。もっと、講義にENGLISH SONGS を紹介すれば良かったと思う。とにかく彼らの歌は何がいいかというと、まずメロディーが素晴らしい。その次に歌詞が美しい。そして何よりもsimple な内容がすごい。 私は現代美術はあまり好かないのだが、それでもこの頃ははっとするほどしゃれたビルやモニュメントに出会うと惚れ惚れとする。それらに共通しているのは「モダンさ」といったものよりも、simplicity、簡潔さだ。プロは技を深めると簡潔さに辿り着くものだ。しゃれた家や宝石や家具などはすべてそうだ。ごてごてしていない。フランスのベルサイユ宮殿は、それに比べるとごてごての代表かも知れない。しかし...あれはあれで魅力的だ。 S&Gの素晴らしさはニューヨークの知性の香りを漂わせているところだ。彼らの歌を聴いているとニューヨークに行ってみたくなる。ニューヨークは華やかさとモノクロの世界だ。東京とはまた違う。東京もいろんな外国人が住むようになったが、ニューヨークのような哀愁はない。あの哀愁は、ニューヨークに多く住むユダヤ人のものではないだろうか。 それにしても1970年代というのは映画・音楽・漫画...すべてに傑出した時代だった。映画も、今のように原題をカタカナで紹介したりはせず、奥の深い日本語に訳出していた。それで、よく500円を握り締めて、大阪のフェスティバルホールの地下の映画館に、旧ソ連やインドやジプシーなどの珍しい映画を観に行ったものだ。漫画も、萩尾望都・文月今日子・森川久美が最盛期を迎え、次々と傑作を発表していた。岩館真理子も円熟期を迎えていたし、大和和紀も『N.Y.小町』や『あさきゆめみし』(源氏物語)など代表作を世に送っていた。そして何よりも、1975年から手塚治虫氏の永遠の金字塔『Black Jack』が10年間に渡って連載が開始されていた。 1990年頃から、私の私生活は変わってしまった。結婚したり、坊やが生まれたり、引越ししたり、病気になったり。そんな中で昔好きだったものがすべて遠い記憶の中に埋もれて行った。今、その古い記憶を掘り起こしている。すると、私という人間は寂れていったが、宝物は未だに輝いている。それは私の20代の心の糧のすべてだったのだ。それらに生きがいを感じていた当時と私の今の心は同じである。こういう時、生きていて良かったなあとつくづく思うのである。
2005年07月19日
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私は21歳の頃から31歳まで書き溜めた小説がある。ずっとパレスチナ問題に関心があったので、主人公はパレスチナの若者である。彼は踊り子だった母の血を受け継いで、ウードの天才的な奏者である。しかしイスラエルの侵略により、幼い頃から難民キャンプで育つ。16歳の時、キャンプを出て、レバノンに向かう。レバノンは「東洋のパリ」と言われた美しい都だったが、イスラエルとの紛争や内部抗争で荒れ果てた街となっている。 彼がレバノンに向かった目的は、そこに有名な音楽院があったからだった。しかしお金もなく、泊まる場所も無い彼はどうすればいいのか。そんな彼を救ったのは安ホテルのウエイターの青年だった。彼は謎めいた美しさで少年を圧倒する。明るく振舞う青年だったが、彼には知られざる過去があったのだった... 時代は1960年。パレスチナ紛争の真っ只中という時代背景の中、人生をあらん限り生きようとするふたりの若者、アルブラートとムカール(ムジャヒリヤ)の物語だった。それを再び小説として完成したいとこの頃思うようになった。それだけ心に余裕ができたということなのだろう。
2005年07月16日
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6月の降水量は皆無に等しかった。しかし7月になって雷雨がよく続くようになった。その合間に真夏の日差しが脳天を直撃する。私は京都に勤めている。京都の暑さは並大抵のものじゃない。それでも楚々として着物を着て歩く女性がいる。その中を祇園祭りのコンチキチン♪が流れるとほっとする。 それでも若者パワーはすごい。雑踏の中をすごい格好で歩いている。特に男性よりも女性のファッションはすごい。銀ラメのベルトで決めたGパン、腰の肌を露出したノースリーブのシャツ。そこまでは誰でもやってることかも知れない。 でも私の前を歩く女性は、腰の肌に堂々と花柄の入墨をして歩いていた。ああ...ついにここまで来たか。入墨だなんてファッションと誤解しているからかも知れないけれども、あれはやっぱり普通の人のすることじゃない。だから、この女性は一体どんな人なんだ?と思ってしまった。年は、職業は、家は...? もちろん髪はド金髪。マニキュアにマスカラ。こんな格好は昔はバーのホステスか、街娼がやっていたものだ。今はこれに加えて入墨。以前、100歳になるあるお寺の住職のおじいさんが、テレビのインタヴューに答えて、一筆。「金髪はやめろ!」私は100歳じゃないけれど、私もこう言いたい。「入墨はやめろ!」
2005年07月07日
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ようやく長かった大学の前期もあと2週間と3日となった。その間、パソコンやHP作成に対する意欲が、あまりの通勤の疲労から、すっかり削がれていた感じがする。でも、この「パンドラの小箱」は長い間、日記も更新していなかったし、英語コーナーも閑古鳥が鳴いていたというのに、いつの間にかアクセス数が3000を超えていた。何だかそういうのはとても嬉しい。もうすぐ夏休みなので(8月9月まるまると、7月の末10日間、10月の最初の3日間)つまり73日はお休みなので、また英語コーナーなどを充実させて行きたいと思います。どうぞVIEWR の皆さん、お付き合いお願いします。 さて先日大学のテキストで現代音楽に関するCHAPTER があった。その名も"Sound Sculptures: Ancient Voices and Modern Music" と言うのだった。「音の彫刻:古代の声と現代音楽」―このタイトルと内容が気に入って、このCHAPTER を選んだ。私は音楽が大好きなのだ。「古代の声」というのは、昔は今のように楽器が発達していなかったから、人間の声も楽器と成り得たのだろう。このテキストで現代音楽のトップを飾るのは、Harry Partch という、1950年代に活躍して70年代に亡くなった人だ。今の大学の1回生は1985年生まれの人が多いから、50年代とか60年代とか聞くと、昭和の人が「大正」時代を感じるような古臭さを感ずるのじゃないかと思う。今のhigh-teens には2000年代が青春なのだ。ここに、generation gap を感じてしまう。 Harry Partch は、natural bamboo (竹)や polished woods (磨いた木材)とかknotty tree branches(こぶの多い枝)など、自然の素材を使って音楽を作る。勢い、普通の音階、scale は当てはまらない。ぜんぶ自分のオリジナル。でも英文で読んでたって、ピンと来ない。私も学生も。だからネットでHarry Partch のサイトを探し当て、札幌の現代音楽専門店が輸入盤を取り扱っていると言うので、早速取り寄せた。聴いてみると、なるほどなるほど。前衛的だ。アヴァンギャルドだ。現代音楽だ。しかし、中にはイランなどの伝統音楽などを取り入れていて、そこはかとなく神秘的だった。んー、聴いていた学生さんたちはどう感じたかな。 私は家でHarry Partch を聴いた後、アンデスの有名なグループ、ロス・インカスの「コンドルは飛んで行く」を聴いた。それから、サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」も聴いた。すると、Partch の実験的な曲よりも、こちらの方が耳に心地良く馴染んでくる。私はイランやユダヤの伝統音楽も未だに好きで、昔収集していた曲をMDに編集しようと思ってはいる。でも欧米のポップスや古典音楽も好きだ。Harry Partch には申し訳ない?けれど、やはり昔から馴染んで来た音楽の方が身体全体、五感に訴えるものがある。まあ、人さまざまかな。
2005年07月02日
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もう6月か、と思っていたらもう10日過ぎようとしている。毎日ネットに向かっていたい。でも通勤3時間(片道!)かかる所に勤務する身としては無理な話なのだ。毎日暑い。でも電車の中は「弱冷房」なんで、あまり快適じゃない。やっと家に着くと、今までは夕食もそこそこに寝てしまっていた。でも、最近キョーレオピンを飲み始めて、死ぬほどの疲れが軽減された感じがする。息子は生まれて初めて母のもとを5晩も離れて自然学校。ゆっくりと静かな時間の中で、私は母とのんびり、まったり話をする。母は私がパソコンを趣味にしていることをとっても喜んでいてくれている。「いいわねえ。パソコンでいろんなことができて。よくいろいろ覚えたわねえ」と言うので、「ネットでニュースを読んだり、ショッピングくらいならママにもできるわよ」と私は、母にパソコンの基本操作をゆっくり教えてみた。母が手こずるのは、カーソルのポインターの矢印が、今現在どこにあるか、が分かりづらい、ということなんだそうだ。それで、外国のサイトの Screensavers からダウンロードしたツールバーに、Cursor Mania があるのを教えてあげた。これはカーソルが単純な矢印では飽き足らない人のためのボタンだ。カーソル・マニア。ずらりと並んだカーソルには地球がくるくる回るものや、イルカがジャンプするもの、炎が燃え盛るもの、など実にさまざま。結局母は、青い球体がきらきら光るカーソルが気に入った。「これがいいじゃないの。さっきのただの矢印よりずっと分かりやすいわよ」―そこで、今、私のウィンドウには、そのカーソルがくるくると光りながら働いているのである。また飽きたら別のカーソルを選ぶ楽しみもあり、なのだ。
2005年06月09日
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私は最近リスニングの上達のための本を買った。もちろんCD-ROMつき。職場やテレビで聞くNATIVE の発音が速くてついていけない、という感じをいつも持っているからだった。しかしちょっと考えた後、少し無駄なことをしたかな、とも思った。私には今教えている大学のテキストがある。テープもある。「英語を聞く力」を養成するには、あえて何か別の本が要るわけでもないのだ。今使っている教材を活用すればいいんじゃないか。それにしても「NATIVE の発音が聞き取れる!」という宣伝文句は、もう、日本人を悩殺してくれるもんだな... 今ある教材は何度も読んだ。内容も理解して頭に入っている。ほとんど覚えているテキストのテープを聴いて、声に出してついていく。カセットテープは自分で好きなように操作すればいい。それから、テープを聞いて、書き取りをする。この練習をすれば、ある程度「英語を話す・聞く」能力は向上することは、自分で痛いほど分かっている。それでも私は「英語教材の宣伝」に魅せられてしまうのだ。馬鹿だなあ、本当に。 また、なぜ日本人がNATIVE ということにこだわるのか。彼らは英語圏に生まれて育ったから、NATIVE なのは当たり前だ。日本人は日本語のNATIVE だ。でもそのことは当たり前すぎるので、あまりに誇りにおもわない。むしろ英語のNATIVE に対して憧れと萎縮感を持っていやしないか。英語をどの程度までマスターすればいいか、あやふやな点はないだろうか。その点を各自きっちり把握していれば、NATIVE という言葉に踊らされないんじゃないだろうか。いやいや、これは私への自戒の意味をこめているのだが...(--;)
2005年05月29日
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Hula-Hoop というのがある。広辞苑で見ると「体を振って落ちないように回して遊ぶ、直径1メートルほどのプラスチック製の輪。日本では1958年に流行」と書いてある。私は今成人病の中でも代表的な「生活習慣病」ともいうべきものに脅かされている。生活習慣から、かも知れないが、親からの体質遺伝の悲劇でもあるのだ。まずコレステロール。「これ捨てろー」と言いたくなるほど、これを体から捨て去りたい。悪玉、善玉とあって、コレちゃんには赤ワインがいいそうだ。それに加えて「高脂血症」だ。大学の講師が決勝したのと違うのだ。さらに「動脈硬化症」への危険度。 ネットでコレステロールを検索するとこれだけの病名がわんさか並ぶ。またそれぞれの病気にいい食品やサプリメントがずらーっと出る。ありがたいけれど、うんざりもする。とりあえず和食が中心として、あとは、そうだ、体を動かさないといけないな。大学への通勤でくたくたの日は無理だが、週末なら何とか。そこで買ったのは「マジック・フラフープ」というもの。普通のフラではなく、輪の内側にでかいこぶがある。これで腰のくびれを作り、体脂肪を落とすという画期的なものなのだ。 しかしいくら広辞苑で「腰で回す」といっても、私は回せない。3回回ると、ごっとんと床に落ちる。これは「落とさないで回す玩具」と広辞苑に書いてはいなかったか?息子に言わせると、私は腰を回していない。お尻を左右に振っているだけなのだそうだ。だが10歳の彼も「重たいよ」と回せない。「もっと軽いのなら学校でぶんぶん回せたのに」―そこで、おもちゃ屋さんをネットで探して、直径1センチくらいの太さの軽いフラを買った。すると息子は余裕で50回は回している。ただでさえ細い10歳の少年の腰がますますほっそりとくびれていく。息子がくびれたって駄目なのだ、母の私がくびれなければ。しかしこれも、私は下手である。いつかはフラをかっこよく回して、体脂肪を落とし、くびれをゲットしたいのだ!
2005年05月27日
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今度のPCではDVD鑑賞ができる。これは遅まきながら、私には新鮮な体験だ。テレビのブラウン管の映像ではなく、PCの液晶画面なら映画も楽しめるんではなかろうか。期待わくわく。ちなみに最初に注文したのは息子のための「ピカチュウの夏休み」なのだ。JALの機内でしか観れなかったという話題のポケモンGOLDEN DVDが気軽に自宅で楽しめる。 それから20年前に観たきりの、サタジット・レイ監督の「大地のうた」もAMAZONで注文した。結構この2つは値段がかかった。「ハリー・ポッター」でさえ、1500円なのに、どちらも3300~3800円かかった。まああまりDVDを買いだめすることもないだろう、と試しに買ってみたのだが。「ピカチュウ」の方は6月にならないと送ってこない。とりあえず「大地のうた」が先に来る。これは感動間違いなしのインド映画の最高峰だった。週末にじっくり楽しもう♪
2005年05月23日
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メールを整理していると「英語の実力アップを無料でPCで!」とあったので、面白いなと登録してみた。いろんなコースが選べるが、一応TOEFLコースにしてみた。するとTOEFL 無料受験(お試しコース)がある。パソコンでの受験はしたことがないので40分で終わるし、すぐにスコアが出ると言うのでやってみた。 単語や文法セクションを経て、READING SECTION までこぎつけた。私の予想ではかなりのハイスコアが出そうな感じだった。でも... あらんかな、この模擬試験の画面はぱっと消えてしまったのだ!あと5問位で終わりだったのに!パソコン受験と言うと今までビビッていたが、その感触が掴めたことくらいが収穫だったかな。しかし悔しい。私は受験者としてスコアが知りたかったのだ!日を改めて挑戦するしかないか。
2005年05月20日
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5月8日と言うのはあのJR宝塚線の脱線事故から13日、ほぼ2週間経った日だ。このサイトに書き込んでいたのは、新しいパソコンが来る前、新しい電話番号に変わる前だった。それから大学の新学期が始まり、通勤の疲れもあって、なかなかパソコンに向かえなかった。大学では「もうすぐGWですねえ」なんて会話が交わされていた。誰もが大型連休のことで心浮き立っていた、そんな4月の末だった。 いつものように乗った電車がもはや脱線し、急カーブのすぐそばのマンションに激突し、いきなり人生を絶たれるとは誰しも思わなかったことだろう。新聞では亡くなった107人の方々の名前と年齢、住所などをすべて掲載していた。電車というのは飛行機よりも、不特定多数の乗客が乗るものだ。だから「行ってきまーす」と、新しい大学に胸弾ませて出かけた多くの18歳から21歳までの若者の命が、夢が、貴重な人生と将来が奪われてしまった。なんという大惨事になったことか! 電車の激突した尼崎のマンションの住民は、もうここに住むのは辛いと言う人が多い。それもそうだろう。マンションの1階で、実に107人もの人たちが亡くなったのだから。そして、マンションを壊し、犠牲者のために慰霊碑を建てるべきだとも言う。わたしもそれに賛成だ。今回の事故で、特に死者の多かった2両目は、その衝突の衝撃度は、昔日航機の墜落の衝撃度にほぼ値するという。 大学で教えていると、やはり目の前の学生のように、入学に嬉しさいっぱいで同志社大学などに通っていた新入生も、3人も犠牲になったかと思うと、私のクラスの新入生ひとりひとりがたいへん貴重な生を受けてここにいるのだ、という感慨にふけってしまう。たくさんの人が乗る電車。でもそのたくさんの人々に、それぞれの人生があるのだ。たくさんの人生を、命を預かって運行するのだということを、電車の運転士は肝に銘じて欲しいと思う。
2005年05月08日
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4月2日はローマ法王が死去された日だった。それで、あの人なつっこいヨハネ・パウロ2世の死のことで頭がいっぱいだったけれど、毎年決して忘れない日でもあったのだった。4月2日は私の母の末の弟、私と18歳違う叔父の命日だったのだ。でも今年は忘れてしまっていた。叔父が亡くなった当時、家の前の桜は満開だった。これはとても皮肉に思えた。そして、自然と大好きな源氏物語の一場面を思い出していた。源氏の最愛の恋人であった継母に当たる藤壷の中宮が亡くなった日も、春爛漫、桜の季節だった。そこで源氏は「桜よ、咲くなら墨色に咲け」とこの上なく美しかった女人を偲ぶのである。 私はその源氏の感傷と自分の叔父への悲しい想いを重ね合わせて、桜の花を見るのが当分辛かった。しかしあれから6年、叔父は1999年に死去したので、21世紀を見ることなく人生を終えたが、私もその6年の間に、仕事や息子の成長、裁判のからんだ私生活の苦しみと転居のストレスなど、いろいろあった。 ローマ法王の80余年に及ぶ長い人生にも、実にさまざまなことがあっただろう。しかし亡くなってしまうと、豪華な衣装を着せられて手を胸に組んだ眠っているような姿を、何百万という人が弔問に訪れる。死後24時間以内の写真はただ、眠っているだけのようだったが、弔問者との間にガラスなど、何のへだてもないまま、魂の抜けた体を曝されている姿は、かえって痛々しかった。既に「生きている」という感じはその姿からは伺えなかった。身分が高すぎると、葬儀も大変重々しいものになるものだ。今回の葬儀は「史上最大の葬儀」と報道された。 今、ハプスブルグ王朝最後の皇妃エリザベートの伝記物語を面白く読んでいる。彼女はバイエルン王国のマクシミリアン公爵の次女であったが、ウィーンの皇帝に一目ボレされて、16歳で皇妃となった人だった。けれどもやはり身分の高さから、61歳でイタリアのアナーキストに暗殺された後、生前の身の回り品や、デスマスクまで閲覧できるようになっている。シシィ(エリザベートの愛称)が生きていたら、「こんなことをするなんて!まるでさらしものだわ!」と美しい顔を怒りに震わせたに違いない。とかく身分の高さというものは、死後も付きまとうものなのだなと、奇妙な感慨にふけっている。
2005年04月12日
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現在のパソコンもOS自体はまだまだ使えるのに、デスクトップの画面がもう右側3分の1が今月1日の異変以来、さらに悪化し、とうとう真っ白になってしまった。だから、こうやって日記を書いて編集したり、物を注文したり、メールを書いたりする時だって、はなはだ不便極まりないものになってしまった。今日など、「全国のおいしいラーメン15種類セットで3400円!」という広告につい食欲そそられて、注文画面に進もうとした。私はラーメンが大好物なのだ。特に昔北海道で味わったラーメンはたまらなくおいしかった。北海道はラーメンの極楽浄土ではないかと言えるほど美味だった。 あの時の思いがこみ上げてきて、「絶対ラーメンセットをゲットしよう!」と注文したものの、「ご注文確定」のボタンが右端にあるらしく、見えない。根性でマウスを、真っ白な画面の中でまさぐって、ボタンを探るが、運悪くそのボタンにマウスのポインターは触れることはなかった。泣く泣くラーメンの注文をあきらめた次第である。 さて今日はSOTECの15型液晶ノートパソコンが来た。早速使えるようにコード類を確認してセットアップ完了のつもりでいた。電源も入った。WINDOWS XP の画面もきれいな音楽と共に大きな液晶に映し出された。今まで中古だったので、WINDOWS XP の文字が我が家のパソコンにどーんと登場するだけでも感動した。でも... 運の悪いことに、昨日の8日、我が家に申し込んでいたNTTから電話があり、新しい電話番号の選択を迫られた。好きな番号にできたのはいいが、そうだ、インターネット!プロバイダーに電話番号の変更を告げないと。フリーダイヤルで問い合わせると、書面をまず取り寄せて、新しい電話番号を記入して返送する。それからADSLが開通するまで2~4週間もかかると言うのだった。つまりその間、SOTECはオハコ入りなワケなのだ。なんでもスピードの時代にADSL開通まで10日以上もかかる。信じられないが、ここは我慢して、気長に待つしかないのだった...(^^;)
2005年04月09日
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このホームページを始めて今月で半年目。このパソコンは中古ながらもよく働く性能のいいものだった。だが今日は4月1日。何も起こるはずがない、エイプリル・フールなんて言ってもカレンダーだけのこと。そう思っていたら、信じがたいことがおきてしまった。 パソコンを起動したら、なんと画面にカラフルな縦縞ができてしまっている!その縞模様はどんどん画面を侵食して、今では画面の3分の1が真っ白で見えなくなっている。放っておけば、いずれ画面が潰れた状態になりそうだ。 このパソコンはあと何年も持つだろうと思っていたが、そうではない、まるで嘘のようなことが現実になってしまった!近所にパソコンなどの量販店はない。だから、画面が真っ白になる前に急いでネットで注文をした。どうせ買うならやっぱり新品がいい。というので、楽天市場でパソコンを検索し、何とか8万円台のSOTECノートパソコンを購入することにこぎつけた。 今や私の生活にパソコンは欠かせないものとなっている。4年前はこうではなかった。もともとなぜパソコンを買ったかというと、ワープロの画面が、やはり奇怪な横縞だらけになったからなのだ。今度も同じような理由でパソコンを買いかえるとは思いもしなかった!いったんパソコンにはまると、体の一部のようになってしまう。しかし昨年携帯をプリペイドにしてからは、携帯はただの電話機になってしまった。インターネットはやはりパソコンがベストだからだ。そうは言っても、パソコンが地震などの停電で壊れたり、使う必要がなくなる...そうなったら、私の生活は、パソコンがなかった時と同じような生活に戻るだろうか?...当分それは考えられないのだが。(^^;)
2005年04月01日
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28日の晩、またインドネシアのスマトラ島でM8の大地震が発生した。ちょうど3ヶ月前の12月26日から3ヶ月後だった。新聞の報道では、既に行方不明者を含めて犠牲者は千人を上回るだろうとのことだった。地震災害など、また戦災などでは犠牲者の数が把握できないだけでなく、あとからあとから犠牲者が増加するのが恐ろしい。また、日がたつにつれて、身元確認も困難になっていく。これがまた遺族の心を引き裂く。 震源地は去年のスマトラ島沖とほとんど同じ場所だった。それでこういった類の地震は「双子地震」と呼ばれるのだそうだ。過去の地震のデータを見ると、大概、12月から1月に発生している。一番寒い時に地震のため家屋を失い、避難生活をしていると、体力も精神力もともに衰え、伝染病も蔓延する。地震のリスクは留まる所を知らないようだ。 日本でも東海沖地震などが30年以内に起きると予測されている。かといってその予測は的確ではない。地震はいつ起きるかわからない。戦争中、急に焼夷弾の雨が降ってくるようなものかもしれない。地震による大きな揺れは心底恐ろしい。日本も細長い島国、地震国なのだ。いつ来るかわからない地震に備えるというのは、大都市をいくつも抱えた現状では予算や設備などで非常に難しい点があるだろう。それでも人間は英知を絞って、対策を考えなければならないのだ。
2005年03月30日
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いつだったか、Windows Update を更新した時、PCのHPがMSNに変わっていた。「MSNって何だろう」と思ったが、全体に青い色調のページが気に入って、そのままにしておいた。だからPCを起動させて、Internet Explorer の「ホームページを開く」をクリックすると、MSNのページとなる。 最近になって、MSNにはメール機能や Member Directory のサービスがあることが分かった。Member Directory では、プロフィールを登録しておけば、男女・年齢層・趣味などで気の合う人を検索し、電子メールを出して、お友達になることができる。よくある「奥様倶楽部」みたいな雰囲気にならなくていいことだと思う。 ある日、MSNのメールをチェックすると、外国からメールが来ていた。米国だと思うがちょっとはっきりしない。25歳の女性で、Sara と言うのだ。まだ大学生の彼女は、最近父親を亡くし、莫大な資産を受け継いだ。それが五億円だというのだ。母や幼い弟には無理なので、彼女が不慣れながらも資産管理をしている。それでも多額過ぎるので、親戚に分配したいと思っても、彼らはなぜか受け取らないというそうだ。 それで、Sara の考えでは、その莫大な資産を海外に投資したいという。そのための手伝いをしてくれる人を探していると言う。このアイディアに賛同するパートナーには1億を提供し、それで何らかのビジネスを始めてもらいたい。それが5年後、有益な結果をもたらせば、さらに双方論議を重ねて、大きなビジネスに展開していきましょう― こういうメールだった。私は驚いてしまった。生まれてこのかた、自分で事業を起こしたことなどないし、経済的な方面はまったくのド素人、苦手な分野なのだ。だから何らかのお断りをしなければ、と思っている。それにしても資産が五億もあって、人にあげたいと思うほどだなんて!世の中お金があるところには唸るほどあるもんだと思った。
2005年03月17日
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★★★海賊襲撃後行方不明の日本人乗組員2人の安否に不安 Fears remain over the safety of two Japanese crew members who have been missing since the vessel was hijacked by pirates in the Malacca Strait on Monday. Malaysian officials conducted an overnight search for the two missing men and 31-year-old Filipino crew member who was also abducted, but failed to find them. Numerous kidnappings have occurred in the strait, located between Indonesia and Malaysia, and officials investigating the attack said it waspossible that an organized group was responsible. Attacked was the 323-ton tugboat Idaten, owned by Kitakyushu-based shipping company Kondo Kaiji. The two Japanese crew members were identified as ship captain Nobuo Inoue, 56, and chief engineer Shunji Kuroda, 50. The vessel was reportedly taken over by the pirates while it was towing a ship at an oil-digging field off the coast of Myanmar. Idaten, the name of a deity, means swift runner. The shipping firm said a boat carrying about a dozen pirates approached the tug boat in the strait at about 6:30 p.m. (7:30 p.m. Japanese time), and several assailants carrying weapons boarded the Idaten. The pirates reportedly seized between about 700,000 and 800,000 yen incash, along with the ship's records, and then abducted the three crew members. Two bullet holes were left in the Idaten by the pirates, officials said. The vessel was found by Malaysian authorities on Monday evening. At the time of the attack there were eight Japanese and six Filipinos onboard, but all others besides the three who were abducted escaped unscathed. None of the 156 members aboard the ship the tugboat was towing were injured, officials founded. Officials at the Japanese Consulate General in Penang said the tugboat was expected to arrive back in port on Tuesday afternoon. One crew member recounted the attack. "A fishing boat approached us and three men armed with rifles and other weapons came on board," the crew member said. "We werethreatened and they stole between about 700,000 and 800,000 yen alongthe ship's documents. They abducted Captain Nobuo Inoue, and the other twothen fled." Initial reports said the kidnappers had demanded ransom for the return of the men, but the reports remained to be confirmed. Japanese Prime Minister Junichiro Koizumi has requested a full search for the missing crew members. Kondo Kaiji officials said they would do their best to rescue the men under the guidance of the Foreign Ministry. The Malacca Strait is an areaplagued with pirates, but there had been a decrease in attacks since the major tsunami that ravaged Asia on Dec. 26 last year.(Mainichi Shimbun, Japan, March 15, 2005)*************************************************************【 NOTES 】*crew 「乗組員」 *vessel 「(ボートより大型の)船」 *pirates 「海賊」*Strait 「海峡」*conducted 「(業務などを)行う」*abducted 「誘拐された」*Numerous kidnappings 「おびただしい数の誘拐事件」*located 「~に位置している」*investigating 「~を調査している」*responsible 「~の原因になっている」*tugboat 「引き船・タグボート」*identified 「~と判明した」*reportedly 「伝えられるところによると」*towing 「(船・自動車などを鎖やロープで)引っ張る・牽引する」 *oil-digging field 「油田を掘り起こす区域」*deity 「神」(※発音―ディーアティ) *swift 「迅速な」*a dozen 「1ダース・かなりたくさんの」 *assailants 「攻撃者・賊」*boarded 「船に乗り込んで来た」 *bullet holes 「弾痕」(※発音―bullet: ヴーイト) *unscathed 「無傷で」 (※発音―アンスケイズツ) *aboard 「(船や飛行機に)乗っている」*Consulate 「領事館」 (※発音―カンスラト) *recounted 「詳しく話した」 *armed 「武装した」*fled 「連れ去られた」(flee の過去分詞)*Initial reports said 「当初の報道では~と伝えられていた」*ransom 「身代金」*confirmed 「確証した」*plagued 「~に悩む」(※発音―プレイグツ) *decrease 「減少」*ravaged 「甚大な被害を受けた」」(※発音―ラヴジツ) *****************************************************●抄訳 月曜日マラッカ海峡で船が海賊に襲撃された後、行方不明となっている2人の日本人乗組員の安否に対する懸念が続いている。マレーシアの政府当局では行方不明の2人の男性とやはり海賊に拉致された31歳のフィリピン人乗組員の捜査を夜通し行ったが、発見には到っていない。インドネシアとマレーシアの間のマラッカ海峡では海賊による数多くの誘拐事件が発生しており、今回の事件を捜査している当局の話では、なんらかの犯罪組織が事件に関与しているとのことである。 襲撃されたのは、北九州にある船舶会社、近藤商事の所有する323トンのタグボート「韋駄天」である。行方不明の日本人2人は船長の井上信夫さん(56歳)とチーフ・エンジニアの黒田俊司さん(50歳)とわかった。調べによると、ミャンマー沖の油田採掘区域で韋駄天が一隻の船を牽引している時に海賊が襲撃してきたらしい。「韋駄天」とは神の名で「疾走する走者」の意味である。 近藤商事によると、午後6時半頃(日本時間7時半)海峡で、12人ほどの海賊を乗せた一隻のボートが韋駄天に接近し、武器を持った何人もの海賊が韋駄天に乗りこんできたという。伝えられるところでは、海賊は70万~80万の現金を奪い、3人の乗組員を誘拐したとのことだ。関係者によると、韋駄天には海賊に撃ち込まれた2つの弾痕があったという。マレーシア政府当局が月曜日の晩、韋駄天を発見した。 襲撃当時、船には8人の日本人と6人のフィリピン人がいたが、拉致された3人以外は、皆無事に逃げることができた。このタグボートが牽引していた船の乗客156人は全員無事だった。ぺニンの日本領事館によると、韋駄天は火曜日の午後には港に戻ることが予測される。 一人の乗組員が状況を詳しく語った。「一隻の漁船が接近してきて、ライフルや他の武器で武装した海賊が乗りこんできた。威嚇されて、80万ほどの現金を盗まれた。井上船長と他の2人が連れ去られた。」 当初の報道では、人質と引き換えに海賊は身代金を要求しているとのことだったが、その後もこの報道は確証のあるものとなっている。小泉首相は、行方不明者の捜査に尽力するよう要請した。また近藤商事も、外務省の指示に従い、人質救出に全力を挙げると語った。マラッカ海峡は海賊が頻繁に事件を起こす所だが、昨年12月26日、アジアに甚大な被害を与えた大津波以来、襲撃はぱったりと無くなっていた。(2005.3.15 毎日新聞)
2005年03月15日
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今月1日の新聞に、「地雷探知 風船つきロボ開発」という記事があった。世界中に地雷は1億個以上埋まっているといわれている。絶え間ない戦争、紛争の悲しい結果だ。それを今までは人間の手作業で除去していた。地雷は踏んだだけで、足が切断されたり、命を失ったりする恐ろしい兵器である。それでもなんとか、手作業で除去したとしても1日に10~20平方mしか処理ができない。この地雷除去というのが紛争の続く中東や南アフリカなどで大きな問題となっており、故ダイアナ妃も、皇太子と別れたあとは、「人々のための妃」(Princess of people) と自称し、地雷除去のための援助を続けていた。 今度開発されたのは「風船の足」でセンサー部分を着地させる実用的な地雷探知ロボットだ。開発元は独立行政法人「科学技術振興機構」の研究チーム。アフガニスタンなどで対人地雷除去に活用する予定だ。3種類の試作機を製作したそうだが、そのうちのひとつは丘陵など、地雷探知が難しいとされる場所で活躍する風船タイプ。「クレーン車型」と呼ばれる。クレーンのように曲がった20mのアームの先に、4つの風船で支える作業台がついている。これは地雷を爆発させないように、センサー部分をふわりと着地させるため。 作業台には、金属探知機を搭載している。しかし、金属をほとんど含まない地雷もあるということで、地中の物体の形がわかるレーダーを装備してもいるそうだ。これで、人間の手作業によるより、はるかに安全に、しかも1台で36~72平方mを処理できるということだ。まずは模擬地雷を探す公開実験を、今月の16日に香川県坂出市にて午後1時~3時実施するそうだ。また今度の秋には海外で実証試験を行い、2年後に実用化のめどをつけるそうだ。 英会話ロボット、お掃除ロボット、ペットロボットと、いろんなロボットが開発される。身障者の人のために役立つロボットも開発されつつある。しかし「地雷の除去」はなかなか困難だと思われる中、それを安全にやってのけるロボットができたというのは、本当に喜ばしい。少しでも多くの国で役立ち、戦争の災禍に苦しんだ子供たちが安心して外を自由に走り回れる歓びを味わえるようになればいいと思う。
2005年03月12日
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私は今年から大学勤務は1校だけになったのだが、新しく開講案内が来て驚いた。私の講師級はBランクからAランクに上がっていたのだ。非常勤としてはそれ以上上はない俸給が望める。Aランクの上は名誉教授が非常勤を勤める「特A」しかないので、これは私は名誉教授になることは有り得ないので、まず無理なのだが、今までずーっとBランクだった身にはとても嬉しいニュースだった。 といっても、世間並みの昇給ではまずないことを明記しておかねばならない。私が大学の講師を始めたのは20代の終わり。それから通算15年勤務(あ...歳がバレバレ)(@@;)を地道にやって、当時の俸給より1コマ(週に一回受け持つ授業を1コマという)あたりの単価は24000円だった。週に2コマ教えるのが普通で、だから月給は48000円という乏しいものだった。しかし大学の先生というのは一応社会的には地位があると見なされてはいる。実情は皆知らないのだ。特に新入生は大学の先生は全て「教授」と思い込んでいる。 その昔24000円から、15年勤めてやっと、1コマの単価が28200円にアップした。つまり4200円上がったということだ。15年勤めて4200円アップとは、世間では到底信じられないだろう。しかしわずかな昇給でも、案外年収は20万は増えるので、私にとっては良いニュースである。ボーナスも退職金もない中、大学の非常勤はわずかな給与に四苦八苦している。時折新聞でもその問題が取り上げられる。あと10年以内にはもう少し、単価が上がることを期待するしかないのが現状なのだ。
2005年03月08日
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この頃「セレブ」をいう言葉が目に付くようになった。あれは英語の celebrity 「有名人・名声のある人」から来ている。英語でも略して celeb という。ファッション関係や美容関係の雑誌・広告に「セレブ」という言葉をよく使っている。「セレブご用達!やっぱりバッグはグッチ!」「憧れのルイ・ヴィトンでセレブにキメル!」「セレブの装いで令嬢に変身!」...という具合に。 外国では社交界というのがあって、そこには貴族の家柄の人々や、芸能界や財界の人が集まる。いわゆる celeb の集まりだ。しかしそれを模して、カタカナで「セレブ」というと、なんだかうそ臭い。というより中味が無い。軽い。そういう印象を持ってしまう。高級品を身につけると、そりゃ「孫にも衣装」って言う諺があるように、まあ平凡な身分の人でも、「なんとな~く」かっこがつく。中味はちっとも「セレブ」でないが、外見は「なるほど、セレブみたい」となることは請け合いだ。 でもその場合は一時的に「みたい」という気分に浸っていられるけれど、その人がお金を湯水のように使って得た高級品を身につけていない時は「セレブ」ではない。お金持ちで、お屋敷に住んでいて、高級外車を乗り回し、香水はシャネル、スーツはグッチ、バッグはルイ・ヴィトンとくれば、外見的には「セレブ」の条件を満たしている。 でも本物のセレブは、高級品と暮らさなくても、中身も人格も優れている、そういう人を言うのではないか。外見で自分をごまかすのは、「なんとな~く」つまらない、そういう感じを持つのは私だけかもしれないが...
2005年03月07日
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私はパソコンと付き合うようになって、いろいろパソコンソフトを購入して使ってみたくなる、という趣味?ができてしまった。必要だから購入するのだが、多分に趣味のためでもあったりする。最初は年賀状のソフトだった。次にアドビ社のデジカメ活用ソフト。でもこれは WINDOWS XP でないとインストールできないのだということが今日分かった。パソコンソフトなら何でも使えると思っていたのが間違いだった。よくパソコンの動作環境を調べないで購入してしまった。これはパソコン用語のOS,MB,GB などに無頓着だったせいもある。しかし「失敗は成功のもと」なんであって、おかげでそういった言葉には一応詳しくなった。 次はIBM の「ホームページビルダー9:バージョン版」を購入した。早速CD-ROMにソフトをインストールすると、「ディスクの空き容量が足りません」との警告が出る。慌ててディスクのクリーンアップをして、700MB用意した。それでも「足りません」の警告が出る。 そこで思い切って、ロジテックの「HD大容量120GB」を購入。パソコンは2003年から始めたので、まだまだ初心者なのだ。パソコン周辺機器を買うなんて初めてだった。120GBものHDなら、まるで8LDKの3階建ての庭付き一戸建くらいの広々とした余裕とゆとりがある。これで容量不足の悩みはきれいに解消♪...と思いきや、再びHPビルダーをインストールすると、「これはバージョン版です。HPビルダー8のインストールが必要です」との警告が出た。 せっかく買ったHPビルダー9や、HDを無駄にしたくない!そこで「HPビルダー8」を検索し、一番安い店舗を選んで購入した。今度こそ大丈夫かな?と心配しつつ、パソコンにHDを接続し、HPビルダー8をインストールした。インストール先はもちろん「HD大容量120GB」である。30分ほどかかって「インストール完了」に辿り着いた。「すべてのプログラム」一覧を見ると、「IBM:HPビルダー8」が入っている。恐る恐るクリックすると、やっとHPビルダー8が起動した。この時ほど「120GB」に感謝したことはなかった。いろいろ購入した物も、宝の持ち腐れにならないですんだのだった♪(^^;)
2005年03月05日
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★★★紙幣偽造で中学生逮捕 A Tokyo junior high school student who created fake 1,000-yen notes after reading a magazine article has been arrested, police said on Wednesday. The charges over which the 14-year-old boy, whose name is being withheld because he is a minor, was arrested involve three counterfeit notes he made using his computer and a printer at his home in Setagaya-ku in early November. Police believe he made a total of 100 fake notes and used them at softdrink and cigarette vending machines, receiving some 20,000 yen in change. Questioned by police, the boy said he came to know how to make counterfeit notes through an article in a magazine he bought at an Internet auction site. "I wanted to make money," officers quoted the boy as saying. He gave the fake notes to his classmates at school, and a mother of one of the friends reported him to officials of the school. Police reported five of the boy's friends to a local child consultation center for helping him forge the notes.(Mainichi Shimbun, Japan, December 1, 2004)【 NOTES 】*fake―偽造の *notes―紙幣・お札 *arrest (=bust)―逮捕する*charges―嫌疑・容疑 *withheld―保留する・伏せる *minor―未成年者 *involve―含む・伴う*counterfeit―偽造の・偽造品・偽造する *vending machine―自動販売機(=slot machine)*change―お釣り・小銭*officers―警官・警察*officials―職員 *report for~―(不正行為などを)~のかどで届け出る・報告する *consultation―相談・協議会 *forge―(紙幣などを)偽造する(=counterfeit)*********************************************************≪ 抄訳 ≫● 雑誌記事などを参考に千円札を偽造した東京都の中学生が逮捕された、と警察当局が水曜日発表した。逮捕された少年は14歳で未成年のため、本名は伏せられている。少年は11月始め、世田谷区の自宅でパソコンとプリンターを使って3枚の紙幣を偽造した嫌疑がもたれている。警察の調べでは、少年は合計100枚の偽造紙幣を作り、ドリンクや煙草などの自動販売機でそれら紙幣を使って、お釣りで2万円ほどを手に入れたという。 取調べに対し、少年は、インターネットのオークションサイトで購入したある雑誌の記事を参考に、偽造紙幣の作り方を知るようになったと答えた。警察によると、少年は「お金を作ってみたかった」ということだ。少年は偽札を級友たちに渡し、ある級友の母親が学校職員に少年のことを報告した。少年の紙幣偽造を手伝ったかどで、警察は友人5人を都内の児童相談所に届け出た。(2004年12月1日 毎日新聞)
2005年03月01日
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★★★テロ対策の焦点は外国人旅行客 Complaints about human rights violations are expected over the measures to keep outterrorists. Sixteen specific measures are included in the government's action plan to prevent acts of terrorism,including mandatory fingerprinting and photographs of all foreigners when they enter the country. Many of the measures involove legal revisions that will tighten regulations on foreign visitors attempting to enter the country. The plan will also give the Justice Ministry greater powers to ban entry or expel suspectedterrorists. A government panel, headed by Chief Cabinet Secretary Hiroyuki Hosoda, drew up the recommendations on ways to thwart international organized crime groups and terrorists. The panel's final approval of the plan is expected Friday. As with similar anti-terrorism measures drawn up in other nations, Japan's plan will likely spark criticism about infringing on the rights of foreigners. The government panel's analysis concludes that the possibility of an international terrorist group operating in Japan cannot be negated because Japan has been named a target by al-Qaida and other Islamic radical groups. Japan is also home to representatives of American interests that have been threatened by Islamic extremists, according to the panel. The measures in the action plan are considered one answer to prevent suspected terrorists from entering thenation. Reports in May said an individual with ties to al-Qaida repeatedly entered Japan using a fake French passport. The action plan also sets deadlines forsubmitting bills to the Diet to toughen up immigration and other laws. The bill to allow immigration officials to fingerprintand photograph foreigners entering the country should besubmitted by 2006, according to the panel. There are also plans to fingerprint applicants for visas before they travel to Japan. Other revisions would give the Justice Ministry the power to ban suspected terrorists from entering the country or expelling those found in Japan. Under current laws, even individuals who have been identified as terrorists cannot be banned from entry or kicked out. Other changes include: ●Requiring the submission of passenger and crew rosters to plane and ship captains before departure from a foreign port; ●Development of a system to quickly alert the authorities about lost and stolen passports gathered bythe International Criminal Police Organization, or Interpol; ●Toughening restrictions on foreign tourists by requiring hotels and inns to ask for the nationality and passport number of foreign customers at check-in; and* Strengthening entry restrictions around certain sites,such as airports and nuclear power-related facilities.(IHT/Asahi: December 8, 2004)************************************************【NOTES】*violations 「権利などの侵害」 *measures 「手段・対策・措置」*mandatory fingerprinting 「強制的な指紋採取」*legal revisions 「法的改正」*regulations 「規制」*the Justice Ministry 「法務省」*ban 「禁止する」 *expel 「強制退去させる」*suspected 「容疑のある・疑いのある」*panel 「審議会」 *recommendations 「勧告」*thwart 「計画を挫折させる」*approval 「正式の承認・認可」 *spark 「~への引き金となる」 *infringing―infringe 「権利を侵害する」 *analysis 「分析」*negate 「否定する」*representatives 「典型・見本・代表」 *fake 「偽造の」*submitting―submit 「提出する」 *toughen 「規則を厳しくする」*applicants 「志願者」 *crew rosters 「乗務員名簿」 *alert 「差し迫った危険に対し警戒態勢を取らせる」*Interpol 「国際刑事警察機構」(=International Criminal Police Organization)*Toughening restrictions 「規制を強化すること」 ***********************************************≪抄訳≫ テロリストを締め出す措置に関し、人権侵害だとの苦情が相次ぐことが予想されている。 政府のテロ行為を防ぐ計画案には16項もの特別措置が盛り込まれており、入国する外国人すべての強制的指紋採取と顔写真撮影が含まれている。措置の多くは法的に改正されたものであり、入国目的の外国人への規制を強化するものとなる。この計画案はまた、法務省にテロリストの容疑の濃い人物の入国禁止や国外追放の権力を与えることとなる。 細田国務長官の率いる政府審議会は、国際的犯罪組織グループやテロリスト達の計画を挫折するため、推奨案を練り上げた。審議会の最終的な認可は金曜日に正式決定の予定。 他国でも似たような抗テロ対策が計画されているため、日本の今回の計画案は外国人の人権を侵害するものとして、非難を引き起こす可能性がある。 この審議会の分析によると、日本における国際的テロ組織の活動の可能性は否定できないということだ。日本はアルカイダや他のイスラム過激派グループの標的としてリストアップされているからである。また審議会によれば、日本はまたイスラム過激派に脅かされているアメリカの主たる関心の的でもある。 翻案中の措置案には、テロリストの疑いのある人物が入国するのを防ぐのにある一つの解答が盛り込まれている。5月に発表された報告では、アルカイダと密接な繋がりのある人物が、フランス国籍の偽造パスポートを使って、繰り返し入国していたということである。 外国人の流入を規制すること及び他の制定法案を国会に提出するには期限も設けられている。審議会によると、入国管理局が入国する外国人に指紋採取と顔写真撮影を実行できる法案は2006年までに国会に提出の予定とのことである。また、外国人がビサに指紋を残すことを志願することができるプランもある。 他の法の改正では、法務省が権力を握り、テロリストの容疑者を入国させないか、または国内で見つかった容疑者を追放できる。現行の法のもとでは、テロリストと断定できる人物さえ入国拒否や国外追放ができないからである。 改正案には次の項目も含まれる。● 外国の港を離れる際に、飛行機や船のパイロット及び艦長に、乗客や乗組員の名簿を提出させることを要求する。● 国際刑事警察機構(インターポール)によって収集された紛失及び盗まれたパスポートがあれば、直ちに非常事態として関係者に通達するシステムの開発。● 外国人旅行客に宿泊先をとる際、チェックイン時に国籍とパスポート番号を尋ねること。● 空港や核関連施設といった特定の場所での立入禁止規制を強化すること。朝日新聞:2004.12.8
2005年02月22日
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しばらく途絶えていた子供の小学校の集団下校がまた再開された。息子は去年の秋に一人で下校中、不審な車両に乗っていた男から「車に乗っていけ」と声をかけられたことがある。ちょうど奈良の小学生誘拐事件の起きた時期だった。犯人はまだ捕まっていなかった。息子はぞっとしたが、「捕まるもんか」と言って走って逃げた。そのあと、先生たちが全校生徒を引き連れ、集団下校を始めた。不審車両はまだ学校付近に停車中だったが、その様子を見て慌てて逃げていったらしい。 その後不審車は現れなくなり、集団下校は自然となくなってしまった。だが昨日大阪の寝屋川市で17歳の少年が刃物を持って小学校に侵入し、職員室へと案内していた52歳の先生を刺し殺すという事件が起きた。大阪では2001年の池田小事件以来の凶事である。そのためもあってか、息子の小学校でも不安が広がり、集団下校となったのだろう。 よく「小学校は地域に開かれた場所であって欲しい」という声が新聞に載るけれども、小学校はたくさんの子供たちが集まり勉強する「ひとつの大きな家」だと考えたらどうだろうか。普通の家ならたいてい鍵をかける。鍵をかけていた方が安全だからだ。学校も校門がある。家の玄関と同じだ。その校門に施錠をいつもしていた方が、子供たちも先生たちも安心して活動できる。それなのに、必ずといっていいほど校門は施錠がされていない。 今回の事件も、校門には監視モニターが常時職員室に不審者の侵入がないかどうか分かるよう設置され、インターホンも取りつけてあった。校門の施錠もしてあったのだが、ただひとつ、通用門だけが鍵がかかっていなかった。犯人はそこから侵入した。そして惨事が起きた。セキュリティ対策はいろいろあるが、まず安全な学校を実現させるためには、基本的に校門に施錠をしっかりする、ということを常に守ったうえで、さらなる対応策を考えたほうがいいのではないだろうか。
2005年02月15日
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今日はバレンタインだけど、私には恋人はいないので、息子と某有名スーパーに行った。昨日の13日に私が体調が悪いので行けなかったため、たまたま今日になっただけだった。息子は生まれてこのかたまともな自転車に乗ったことがない。いつもゲームを欲しがるので自転車は要らないのかと思っていた。でも「いつかは買ってもらおう」と思って、マンションの管理人さんに許可をもらって、捨てられた自転車で乗る練習をしていたそうだ。私はそれを聞いて、可哀想になって、じゃあ進級のお祝いにと子供用自転車を買いに行ったのだった。 目的の自転車はすぐにお気に入りが見つかった。明日届けてもらえる。よっぽど自転車が欲しかったのだろう。子供の顔がいつも以上に輝いてウキウキしている。「今日はバレンタインだからチョコじゃなくってママから自転車のプレゼントね」と私が言うとにこにこしていた。 そのスーパーは最近全国の支店を次々と閉鎖している。私はそこのスーパーへは山の上からバスに乗って20分かかる。だから潰れてほしくない。だけど今日はめっきりお客の姿が少ない。普通スーパーというのは大きなイベントの時はめいっぱい盛り上がっているはずだ。しかも今日はバレンタインではないか。チョコの特設コーナーもない。群がる婦女子の姿もない。いや、それともチョコは昨日で売りきれたのかもしれない。それでも平日の午後6時という時間帯。夕食の支度に訪れる主婦の数が多いはず。勤めがえりの人たちがお惣菜を買うためレジの行列が続くはず。それなのに... 田舎だけど閑静なニュータウンで、便利なスーパーへの来客は多いはず。だけど...「今にもつぶれそう」と心配になるほど人影がないのだ。このスーパーがなくなったら生活の楽しみがひとつ減る。今になってかみしめるスーパーのありがたさ...
2005年02月14日
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珍しく三面記事に鮮やかなカラー写真。若い女性の艶やかな胸元に何かが写っている。何か模様のよう。でもよく見ると蝶の絵だった。最初は蝶のシールを貼っているんだと思った。でも記事の解説をよく読むと、それは入れ墨だということだった。入れ墨?入れ墨なんてやくざのすることだったじゃないか!でも今はこれが人気で「ファッション」なんだそうだ。 英語では「タトゥー」と言うので、あからさまに「入れ墨」とは言わず、やはり「ファッション」風に「タトゥー」と言うのだ。ここがカタカナ英語の不可思議なまやかしだ。日本語を使うとみっともないので、英語を使えば何かサマになったような錯覚に陥るのかもしれない。 先日もあるビタミン剤の広告で「本剤はニュートリションという新しい方法を採り入れ...」云々、とあったので驚いた。英語で「ニュートリション」(nutrition)というのは単に、「栄養」という意味だ。だから nutrition が「新しい方法」なんかになるのはおかしい。ビタミン剤というのは動物に必要な栄養素を補うものだ。ビタミン剤がすなわち栄養のもとなのだ。そこをカタカナ英語にして「ニュートリション」と言ってしまうと、響きも「アインシュタイン」に似ているし、何だか「今までに類を見ない新方式」みたいな錯覚に陥って陶酔しきっているのかもしれない。 大切な栄養を扱った商品を売り出す薬剤師さんが「ニュートリション」に心酔しているほどだから、カタカナ英語の威力は凄い。「入れ墨」も英語では tattoo だ。でもカタカナで「タトゥー」なんて言っちゃうと、そこはかとなく「トレンディー」で流行のツウみたいな優越感が味わえるのかも知れない。それでも流行は危険だ。外見で人は判断できないが、しかし外見はある程度大事だ。やくざのシンボルを人に見せつけて歩く。本人はスカッとした気分でも日本全体の風俗が堕落した感じにならないだろうか?おまけに入れ墨は一生消えない。C型肝炎に感染するという怖いおまけも連れ合いだ。若い故の冒険―それは素晴らしいことだが、若いみずみずしい体まで傷をつける必要はないと思う。それがひいては心の傷や荒廃まで招くこともあるのだから。
2005年02月12日
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「オレオレ詐欺」と言うのは去年の秋から世間にはびこり出した新手の詐欺だ。ほとんどはプリペイド携帯からの犯行なので、今後購入に手間のかからないプリペイド携帯でも、普通の携帯のように身分証明など本人確認を徹底するそうだ。 近頃では「オレだよ、オレ」に留まらず弁護士や警官などといった社会的に権力のある職業を利用して振込みをさせるようになったので「オレオレ詐欺」は「振り込め詐欺」という名称になった。あれは上層部に暴力団がいて、その下に家出や暴走族少年らを集めて「詐欺教育」を施す子分がいて、詐欺の「マニュアル」が最近押収されたらしい。一度我が家にも「僕だよ...僕だよ」という電話がかかってきたので、母は気色悪くなって切ってしまった。 「オレオレ詐欺」のマニュアルや容疑者が検挙されたのはいいけれども、あまりにこの詐欺が横行しすぎたので、男の人は難儀しているそうだ。たいてい、「遅くなったな。女房に電話しよう」とか「お袋に電話入れよう」と思って電話する。お母さんが「はい田中です」と言えば「オレだよ、オレオレ」と言う。途端に電話がガチャンと切られるそうだ。お母さんは詐欺だと警戒中なのだ。世の中の男性は可哀想だ。もっと具体的に、例えば「あ、母さん。今○○駅なんだけど」と言ってみたらどうだろう。「オレオレ」を最初に出さずに。そうしたらお母さんは「お父さんなの?」とか「健二なの?」と確かめる。そこで初めて「うん。今から帰るよ」と言えばガチャンと切られないんじゃないだろうか。今の世では「オレオレ」は禁物になってしまったようだ。
2005年02月10日
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私は私学のR大とH大に勤務していたが、13年も勤務していたH大から新年度の仕事はないと契約を打ち切られてしまった。理由ははっきりしなかった。新しいカリキュラムの英語を教えるので、古いカリキュラムを教えていた私には、教えてもらう科目がどう考えても見当たらないというのが理由だった。 でも13年間、どんな英語だって、NATIVEの講師がやること以外は全てやってきた。時事英語の先駆者も私だった。そして新カリキュラムの英語はどうかというと、中学1年程度の超優しい読本と、発音記号を1から教えるというものらしかった。だから私には十分教えられる内容のはずなのだが、どうしてもやってもらう仕事がないと大学側は主張するのだった。恭しく一枚の紙を渡されたが、それには「今後本校といたしましては、先生に教職の委嘱はご遠慮させて頂きたく存じますので、ご了承願います」と書かれてあった。要するに分かりやすく言えば「もううちはアンタにようはないんよね。わかったよね」という訳。 しかし慣れ親しんで一生懸命教えてきた大学からいきなりこんなことを通告されると、ジレンマに苦しむ。慇懃無礼ほど人を傷つけるものはないのだ。悲しさと苦しさと悔しさが入り混じったストレスは相当体にこたえた。20,21日と補講をしたのだが、ストレスのせいか、いつも以上に異常に疲れきってしまった。 今考えるとカリキュラム云々というのは口実で、人員削減に欠かせない言い訳だったんだろう。大学は設備投資に多額の金額を注ぎ込みすぎて、肝心の教育現場での教員へのケアをまったく怠っているかのようだ。こんなじゃ今に潰れるかも。まあこれも余計な心配だった。潔くさようならをしたつもりでもストレスは本当に体と心を傷つけた。ストレスって怖いものですね。(@@;)
2005年01月21日
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新聞を見るたび驚愕させられる数字がある。年末にインドネシア一帯を襲った大地震と津波の犠牲者数である。当初は1400人だったのが、次々と10万、12万、16万と増え、とうとう21万人の死者数にまで達した。津波が引いた後の海岸沿いには遺体が見渡す限り、延々と横たわっていたという。これは犠牲者が12万にも達しなかった時の報道だった。 生き延びた人々には貧困と疫病の蔓延、さらに孤児となった子供たちの人身売買という犯罪の恐怖が押し寄せる。米軍のヘリから落とされる救援物資に必死の形相で群がるインドネシアの人々。その人たちの苦しみを自分の苦しみに置き換えてみる。とても我慢が出来ない。生き地獄だろうう。 だから私はコンビニに設置してある「スマトラ沖大地震被災者救援募金」の箱にお金を入れるようにしている。多くは10円玉や1円玉が目立つ。だから数回に分けてだが、合計今のところ550円募金をした。私のこんな少ないお金でどれだけの助けになるのだろうか。機会がまたあればお金を入れたい。また、日本ユニセフに送金をするという方法もある。全国の善意ある方々が募金をする際のお手伝いになればと、このサイトのトップページに日本ユニセフのアクセス先を掲載しています。皆様どうぞよろしくお願いします。
2005年01月11日
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今日は息子の誕生日。10歳のお祝いをしてあげたいのだが、私は大学の補講なので、くたびれて帰ってくる。疲れる私を気遣って、彼はお祝いは明日で良いと言う。こういう思い遣りも成長した証なのだと嬉しいものだ。 ところで外に出ると当然だがいろんな人がいる。最近偽札が横行しているが、一般の人が犯罪に巻き込まれる確率は少ない。だが私はスリにやられたことが一度ある。駅で切符を買う時、販売機からジャラジャラと出てくるおつりを狙われたのだ。その時の犯人は結構きれいな身なりをしたおば様風の人だった。私はおつりが出てきた後、路線図を見てもう一度料金を確認していたが、そこを狙われたのだ。 「これ、おたくの?」急に声をかけられて、意味が判らず「えっ?」...その瞬間おば様スリは私の小銭を引っ掴んで雑踏の中へ消えて行った。2~3秒、何が起きたか分からなかった。でもすぐそのあと「アッ!スリだったのか!」と気づいたがもう遅い。それからは切符を買う時には厳戒体制なのだ。 それから、新春の今日、学校へと出かけたが、バスを待っていると、おばあさんが声をかけてきた。「220円、持ってはる?」なぜ人からバス代を貰おうとするのか一瞬どきりとしたが、関わらない方が身のため。「いいえ」とにっこり笑ってやり過ごした。 これを息子に話すと「それは、スリじゃなくて、ボケていたんじゃないかな」とのことだった。まあそうかもしれない。世の中いろんな人がいる。いい人も、悪者も、お年よりも...(@@;)
2005年01月08日
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年が明けて清々しい空気が漂う。私は5という数字が好きなので今年の2005年というのは気持ちのいい数字だ。一方で26日からインド洋で起きた大地震と大津波による犠牲者は12万人を超すと言うニュースも飛びこんでくる。 お正月に相応しく息子とおじいちゃんと双六や初詣に出かけた。初詣は地元の大きなお寺。有名なので人出がすごい。警備員の人がマイクで入場や行動規制を呼びかけている。そうでもしないとパニックや、明石の歩道橋事故のように、ドミノ倒しになって死傷者でも出かねない混雑ぶりだった。 そしてこんなお祭り気分の時には悪いことを考える者には絶好のチャンスなんだろう。今はカラーコピー機が発達しているので、本物そっくりの偽札が作れる。それを混雑に紛れて、露店などで使うのだ。忙しい時、お店の人はそれらをよもや偽札とは思わないのだろう。本当に「お金は使えば消えるけど、人をだます気持ちはなかなか消えないよ」とは中沢啓治さんの作品の台詞だ。 新しい年明け、気持ち良く過ごすのもなかなか難しい世の中になってきているのだろうか。
2005年01月01日
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今年も今日でおしまいなんですねえ。10月にこの「パンドラの小箱」を開設しましたが、英文記事がいまいち充実していなかったと反省です。また頑張って仕事の合間に記事を載せますので、皆さんよろしくお願いしますね!でもたった2ヵ月で1500アクセスとは驚きました。これもVIEWERの皆さんのおかげです! ところで今日、この歳末になってやっと、奈良の女児誘拐殺人犯が捕まりましたよね。天国の楓ちゃんはどう思うかな。「よかった。でもママとパパの所には帰れないの」って思っているのかも知れません。そう考えると可哀想で涙が出ます。本当に、幼い子供の命を奪って、その犯人は逮捕されても、死んでしまった犠牲者の命は元に戻れません。 来年はもっと平和な年であるように。恐ろしい犯罪が少しでも少なくなるように、いえ、決して起こりませんように。そう思いながら、何かとお騒がせだったNHKの紅白の「冬ソナ」主題曲の後、除夜の鐘をしみじみと聴きました。本当に除夜の鐘を聴くと日本人で良かったなって思います。これがないと新年迎えられないんですよね、毎年。それでは皆さん、来年が良きお年でありますように!
2004年12月31日
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今朝の朝刊の第一面には衝撃を受けた。右側に「奈良女児誘拐殺人―土地勘のある人物浮上」とあり、左側には「インド洋津波犠牲者七万人を超す」とある。 どちらも人の死を報じているのだが、奈良の殺人事件では一人の少女の死を取り扱っているのに対し、今回の大地震による津波の死者は何とも膨大な数に上る。人間はたった一人の死でも失われたものは計り知れない。だが、未曾有の大災害での死者は、その犠牲者の数が多ければ多いほど、一人一人の死に対する尊厳の念が薄れてしまう。実際、常夏の国々で起きた大災害ゆえに、遺体の損傷が早い。どうしても大きな穴を掘り、集団埋葬となってしまうのだそうだ。 つい最近までクリスマスを祝い、新年を楽しみに過ごしていた人々であるのに、運命とは何と残酷なことだろうか。来る2005年はこのようなことがないよう、祈りたい。
2004年12月30日
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日本と韓国の外交官のようになった「冬のソナタ」。なぜか中年のおばさまにファンの多いヨン様。あのホットな人柄でついに「冬ソナ」の主題歌までが紅白で歌われるようになったとか。私は日本と韓国の人々が仲良く交流できるようになったようで、嬉しかったが、案外世間では「ヨン様現象」は一時的なものと冷静に見る人々もいる。在日韓国人の人たちは、「冬ソナ」からは掛け離れた存在だと感じている。現実に温かく受け入れられているとは言い難い状況で暮らしている。そして過去の日本軍の侵略に対する辛い歴史も脳裏に刻まれているのだ。 また「ヨン様」ブームの影で、足を引っ張ろうとする者もいる。なんでも「ヨン様」ファンクラブのサイトが「攻撃」されて、会員の個人情報が流出する騒ぎがあった。「出る釘は打たれる」って、このことだろうか。ほのぼのとブームを微笑んで見ていられないものなんだな。世間はいろんな人がいて、皆が皆このブームを歓迎しているわけじゃないと思った。しかしそれも寂しいことだ。むしろペ・ヨンジュンさんはじめとする韓国の俳優の人たちのおかげで、過去の辛い歴史の影を少しでも小さなものとするきっかけが出来たと考えるのも悪くはないと思うのだが...
2004年12月26日
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クリスマスには煌びやかなイリュミネーションがまぶしい。特に街中に出ると、本番前からデパートや商店街では圧倒されてしまうほどの光が煌いている。そんな中を一人で歩くのは何だか寂しい。最近は外出の時、デジカメを持ち歩くので、お昼を食べに出たついでに、デパートのいろんなクリスマスの飾り付けを撮りまくっている。そのうちHPにも画像が掲載されるかも... ところで今日は本番のクリスマスなのだったが、昨日プレゼントを坊やに渡してお祝いしたので、あまりお祝いらしいことは今日はしなかった。結局ツリーの明かりも燈さなかった。私はツリーが大好きなので、年明けの坊やと私の誕生日くらいまでは、ツリーを飾る。子供の方が飽きて「早くツリーしまったら?」と言うけれど... 今年のクリスマスは子供と街に出て、神戸のルミナリエは人込みで大変だから、ターミナル駅の商店街の、ルミナリエを模したアーケードを歩こうと思っていたが、体調不良で止めてしまった。来年こそはぜひと思っている。
2004年12月25日
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ほんの数日前までは講義の用意におおわらわだったが、クリスマスイヴを迎え、我が家のリビングもツリーをきらきらと輝かせた。私は光の輝きが好きだ。心が輝く人は人生も豊かなものになる。そう思って息子の名に「輝」の字を入れたものだ。あれからもうすぐ10年。阪神・淡路大震災からも10年。「神戸ルミナリエ」からも10年だ。ウチの坊やはそろそろ「サンタクロース」の夢とは卒業しつつある。それがちょっぴり寂しい。でもそれだけ成長しているということなのだ。 さてこのサイトは英語学習のために開設したので、最近関心のあるアフィリエイト・プログラムに参加し、英語関連の広告を載せてみた。最初はうまく掲載できず、がっかりしたが、成功すると自分のサイトに好きな広告が反映されて、華やかなムードになる。これは聖夜のプレゼントと思って嬉しい。
2004年12月24日
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先日、大学病院に行く時、モノレールに乗るというので、息子を連れていった。広い駅構内にファイバーツリーが飾られ、「ああクリスマスだな。年の瀬なんだな」と感じる。ホームに上がるエスカレーター近くの自動販売機に、杖を持つ上品なお爺さんがドリンク剤を買おうとしていた。私と息子が通りかかった時、お爺さんは杖を床に落としてしまった。私が杖を拾って手渡すと、今度は販売機からドリンク剤を取り出せないでいる。それも私は取りだし、手渡すと、「ああ、どうも」―お互い和やかな笑顔が広がった。 困っている人を助ける時は、その人の状況に自分の身を置いてみると、相手の気持ちが良く分かる。そこで、人を助ける気持ちもスムーズに出てくるのだ。 けれども、大学に行って講義をしていると、「相手の気持ちになる」という想像力に欠けた学生が多いなと思う。教室に入ったからには、授業を受ける、勉強をするという心構えがまずなければならない。そして気持ちを勉強する内容に集中させるよう、自ら気持ちを切り替える。勉強以外のことが頭に浮かんで、友達と話したくなっても、「友達は今勉強したいんだろうな。話しかけたら邪魔だろうな」と、相手の気持ちになって、自制心を働かせることが肝要だ。また、それ以上に、講義というのは先生が教室にいる。先生が話をする。このことを、驚くなかれ、まったく無視する学生がいるのである。 彼らは、先生というのは、前に立って、話をしているだけの存在で、ちょうど映画を観るように、先生を「画面」として見ているらしい。だから教室は「映画館」と化しているから、平気で授業中後ろを向くし、トイレに行きたかったら黙って出て行く。 大学に来てまで、講義を受ける姿勢から教えるなんて、割に合わないので、私はそこまでしたくないし、実際しない。だが、クラスには少数ながら真面目に講義を受けている人もいる。その人達のためにも、誠意を込めて、丁寧に教える。素直な心でいたら、教師の立場、他人の立場―要するに社会生活上、最低限のマナーである、「人に迷惑をかけない」ということぐらいは守れるはずだ。それが18歳や19歳にもなって、身についていないとは。今に社会に出て恥をかくのは先生を無視する学生自身なのだ。しかしそれを教えることも不可能な気がするほど、マナーがなってない。 今にこういう若者が社会に出て、大学の名を汚し、日本人社会をかき乱していくのかと思うとため息が出る。礼儀と言うのは人のためにあるのではなく、自分自身を守るためにあるのだ。自分という人間が「愚か者」のレッテルを張られないための防御策でもあるのだ。それを知らないで我が物顔に教室で振舞う学生にストレスを感じるのは、私ひとりだけではないようだ。
2004年12月23日
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クリスマスまであと1週間もなくなった。いよいよ年の瀬なのだ。年賀状ソフトをインストールしようとしたが、必ずパソコンが変になる。何度も再起動の繰り返し。せっかく買ったソフトなのにショック。 仕事の準備はまだなのに、パソコンにまたのめり込んでいる自分が情けない。頭を使うと髪が汚れやすくなるし、すっきりしない。パソコンで遊んでいる暇があれば、その分仕事すればいいのだ。 さてそんなことも、宝くじクラブからのお知らせで少しはウキウキ♪年会費を払って入ったクラブが、歳末ジャンボの購入とその番号をメールで知らせてきた。連番、バラ合わせて530枚も購入している。個人ではこんなに買えない。1億でも当たれば、配当金が50万は振り込まれる。どうか当たりますように!
2004年12月19日
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奈良の女児誘拐殺害事件が起きてほぼ1ヶ月目、我が家の9歳の息子も危機を経験した。他の子よりも居残りして、作文を完成していたため、ひとりで下校することになった。 そういう時がやはり危ないのだろうか。校門を出てすぐの曲がり角に、紺色のライトバンが止めてあり、中には中年の男女が足を前方に投げ出すようにして座っていた。息子は小さな石を蹴りながら歩いていたが、その石がライトバンにこつんとぶつかった。 「すみません」息子はそう言って、車に近寄り、小石を拾った。その時、助手席にいた金髪に黒いサングラスをかけた女性が声をかけた。「ちょっと待ってよ」そしてすぐ、今度はメガネをかけ毛糸の帽子を目深にかぶった男が息子にこう言った。 「オレの車に乗っていけ」 瞬間、息子は背筋が凍りついたようになった。でも思い切って「ばーか、だまされるもんか」と言い返して、だだっとすぐそばの我が家(マンション)に向かって走り出した。遠くから、男が悔しそうに「チッ」と舌打ちするのが聞こえたそうだ。 このことはすぐ、小学校に連絡した。教頭先生が応答に出られた。子供にそんな声かけがあっただけでも誘拐未遂だろう。翌日父兄に子供の安全についてのプリントが配布された。 誘拐事件などはニュースなどでしか聞かないが、こんな身近に起こると恐ろしい。幸い、息子がうまくかわして逃げてくれたから良かった。うっかりすると、車の中に引きずり込まれることだって十分ありうるからである。
2004年12月15日
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今日は大学の出講日だった。10月になって、6回も休んだので、補講以来がメールボックスに入っていた。仕方ないので、2日間で6回授業をすることにした。でもマイクがない教室なので、立って授業をしなければならない。立っていないと、声が後ろまで届かないからだ。金曜日のお勤めは、来年春からはない。大学の都合で、一方的に契約を切られたからだ。今まで10年以上にわたって付き合ってきた大学なので、何だか裏切られた感じがする。 そのせいなのか、この大学での講義の用意は何だか気力が沸かない。クラスにはいい気質の学生もいる。4回生で、もうプロサッカー界にスカウトされた、ラッキーな男の子もいる。そういう人と話をすると、申し訳ないな、とは思う。 この大学は、教える立場の者を尊重しないで、派手な宣伝にお金をかけるところだ(まあどこの大学も同じようなものかな)。人を勝手に首にしておいて、間が抜けている。なぜか私のメールボックスには、「来年ご担当科目の講義概要執筆のお願い」なんてのが入っていた。「来年ご担当お願いされてないのに。間違いだろ。失礼だなあ」と思ってほおって置いた。そうしたら自宅に5時ごろ、「関係ないのに執筆のお願いを入れてしまいました。すみません」と教務から電話があったそうだ。謝ることは忘れないのか。おかしいやら、腹が立つやら、疲れることがこの頃多い。
2004年12月10日
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1998年辺りから、女性のお化粧が変わったと思う。1992年辺りから、多分テレビドラマ「ロング・バケーション」の主演女優(名前は忘れた)のファッションの影響で、髪型はラフに、Tシャツは体にぴったりフィットする服が流行し始めた。キムタク(木村拓也)が一世を風靡していた頃だった。そのあと、歌手に安室奈美恵が出て、ヒットを飛ばした。その時、彼女が茶髪にしていたのがきっかけで、日本中の女性が同じようなスタイルをするようになったように感じる。 あの茶髪と、1960年代のヘップバーンとか、ザ・ピーナッツとかのマスカラを濃くつけて、眉毛は細くするお化粧が、今は混合しているみたいだ。私の子供の頃、髪を染める人は、不良か水商売をしている人に限られていた。でも今は皆やっている。だから外見ではなかなかその人の良さがわかりにくくなった。 今流行のパターンに身を包み、白のファーコートと、黒いブーツで闊歩するのは、やはりいい気分なのだろうが、目つきがお化粧のせいなのか、きつい感じがする。先日、通勤途中でそんな若い女性が私を見ているのに気づいて、彼女を見ると、やはり目つきが鋭くきつかった。でも顔立ちは幼かった。多分19歳ぐらいだろう。家に帰ればまったく違った普通の娘になるんだろう。 どんなお化粧が流行ってもいいけれども、人をきつい感じにさせるお化粧は止めた方がいい。それに茶髪も、派手過ぎると、男性に妙な誤解を抱かせるもとだろう。きついお化粧を通して、自己表現をインパクトの強いものにしたいのだろうが、やはり女性のお化粧というのは美しく、優しいものがいいのではないかと思う。
2004年12月09日
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公立学校などで、先生を務める人々の中で、うつ病やノイローゼなどに罹る割合が多いそうだ。先生という職業は雑用が多い上に、自宅でも授業の準備をせねばならない。学校では誰も担任になりたがらないクラスを担当させられ、クラブの顧問も引きうけねばならないのは、主として若い新任の先生だ。放課後も残って採点や教育相談、会議などで休む暇がない。家に帰って、翌日の授業の準備をするのは午前0時を過ぎてから。睡眠時間は2~3時間という毎日だそうだ。 そんな過酷な日々で疲れがたまっていくのも、我慢して通勤していたある日、ホームに入ってくる電車に飛び込もうとして、周囲の人に取り押さえられた。そこまで「うつ」になっているとは、本人も気がつかなかったのだ。これをきっかけに、精神科などに通い出したり、自殺未遂などを起こすと入院が始まる。休職する先生の数は年々増えているそうだ。 息子は将来何になりたいか、決めていないというが、たまに「先生になってもいいな」と言う。私も、公立か私立の専任になら、なってもいいんじゃないかと薦めている。それでも全科目を教える小学校の先生より、高校当たりがいいのじゃないか、なんて考える。息子は小さい時から人にものを教えるのが好きで、説明も上手な方だ。もし学校の先生になっても、うつ病になるほど疲労しきらなければいいのだが、と思っている。
2004年12月08日
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この頃、横田めぐみさんのものだという遺骨を北朝鮮が渡してきたが、DNA鑑定の結果、めぐみさんのものではないと判明した。骨壷の中には5片の遺骨があり、1片はある人のもの。残り4片はまた違う人物のものだという。それで、ご両親は「娘の生死に関わる問題なのにその尊厳を踏みつけられた」と憤慨し「北朝鮮に経済制裁をお願いしたい」とも要請している。 罪のない人たちを勝手に誘拐しておいて、「死んだ」と報告しでたらめな骨を渡して信じ込ませようとは、大の大人のすることだろうか。また、日本に帰国が実現した拉致被害者の中で、唯一子供と合うことの出来なかった曽我ひとみさんが、夫のジェンキンス氏も軍隊から解放され、愛娘2人と佐渡で暮らすことになった。曽我さんはどんなに嬉しかったことだろう。「食事、洗濯、掃除、そういう平凡な普通の生活です」という言葉に、曽我さんの幸せがこもっている。 それでも、北朝鮮は曽我さんの娘二人が日本に住むことになったことについても、「日本のスパイにするため引き取ったのだろう」と言っているそうだ。北朝鮮は自分が人を誘拐してスパイにすることを考えるので、そういう発想しかできないのだろう。 ともかくも、今度は横田さんが生存し、無事日本に帰って来れたら、ご両親の喜びは計り知れないだろう。ぜひそうなってくれることを、私も願っている。
2004年12月07日
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息子が中沢啓治さんの『はだしのゲン』全10巻を読み終えたので他にも中沢さんの本が欲しいという。学校で他の作品を借りて来るのだが、中沢さんの作品は、ペンタッチが丁寧でいながら、躍動感があって、少年漫画に多い暴力シーン一辺倒ではないところが私も好きだ。テーマに温かなヒューマニズムが一貫して流れているので、安心して子供に読ませられる。ちょっと小学生の3~4年生には抵抗があるかな、という場面も、決してないわけではない。 例えば、中沢さんは平和を大きなテーマにしているので、昭和初期から太平洋戦争に至るまでの作品では、日本が軍力で朝鮮や中国に攻め入り、その国の人々を虐待・虐殺したという場面を描く。大人が見ても、「酷いなあ」と思う場面なので、まだ10歳前後の子供には見せたくない。だから、子供が寝ている間に、そういった虐殺のシーンがあるページは糊でくっ付けてしまった。 でも、そういうこと以外は、中沢さんの漫画には「ゲン」によく似たやんちゃで魅力のある少年や、ぐずだけど心の温かな少年などが登場して、昭和40年前後の庶民の生活も丁寧に描かれていて、読んでいて楽しいし、感動する。私が少年漫画を初めて読んだのは、この中沢啓治さんのおかげなのだ。
2004年12月06日
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小4の息子のクラスに、万引きを自慢する悪い子がいる。何でもお兄ちゃんもそれをやってて、弟に勧めるのだそうだ。弟がスーパーなどでお菓子や消しゴム、またベンチに置いてある買い物袋の中からめぼしいお菓子などをかっぱらう「置き引き」をしてくると、「お前よくやったぞ」と誉めてもらうのだそうだ。 こんなことを10歳の頃からやりだすと、なかなか矯正できないだろう。可哀想なのはその子のお母さんだ。何も知らないで専業主婦をしている。私は息子と「あの子は大きくなったら、きっと詐欺をするか、暴力団に入るかだね」と言う。 そう言えば巷に有名な「オレオレ詐欺」は、我が家にもかかってきた。母が電話を取ると「僕だよ...僕だよ」の繰り返しだったそうだ。ああ言うのは、不良や家出少年などを暴力団が拾って、東京のとある場所に「オレオレ詐欺学校」を作って訓練していたそうだ。使う電話はプリペイド携帯。そこでプリペイドも、これからは購入する際、身元確認をするらしい。 最近の詐欺は手口が凝ってきて、「警察ですがご主人が車で人をはねた。被害者は示談で良いと言うので、即刻200万を振り込んでください」とか「弁護士ですが、○○社にまだ借りがある。今すぐ振り込めば50万で済みますので至急振り込んで下さい」などという様に、「警察」「弁護士」「市役所」など、ある程度社会的に権力のある職業の人間を騙って電話をするそうだ。それで、被害総額が100億は越すらしい。 中沢啓治さんの『ゲキの河』に、「お金は使えば消えるけど、人をだます気持ちは一生消えないよ」という台詞があった。本当にそうだ。人間の心はいったん坂道を転げ出すと歯止めが利かなくなってしまう。そんなわけで、世の中悪人が減らないんだろう。
2004年12月05日
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2年間使った携帯電話を解約した。解約には保険証が必要だったのに、前回それを忘れて解約しようとした。今度は暗唱番号もバッチリ当たり、見事解約終了。これで毎月何もしないのに6千円通帳から引き落とされるのはなくなってすっきりした。周りを見渡すと案外つまらないことにお金を使っているものだ。今度は某社の光ファイバーにパソコンのプロバイダーを乗り換えたい。そうすると、全部込み込みで2800円だと言うから。今のは5000円はかかる。でもプロバイダーの乗りかえって案外面倒。メールアドレスとか変わったらそれを知人に知らせないと駄目だし。とにかく何でも家計は安く済ませるに越したことはない。
2004年12月04日
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