バレンシアに加入したばかりのMF佐藤龍之介(19)が、プレシーズンマッチでいきなり存在感を爆発させた。バレンシアのMF佐藤龍之介がプレシーズンマッチのエルデンセ戦で先発出場し、20分には右からのパスを中央で受けるとワントラップから右足一閃。見事なボレーシュートが突き刺さり、バレンシアで初ゴールを記録した。さらに30分には左サイドから佐藤が切れ込んでシュートを放ち、ボールはポストに当たったが、ヘスス・バスケスが押し込んで追加点。43分にもバレンシアは3点目を挙げ、試合は3-0のまま終了した。
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■ 「動画通りのプレー」から「実際の衝撃」へ
スペイン紙『アス』は「新加入組のなかで最も知名度は低かったが、ソーシャルメディアでプレー集が拡散された影響で、最も大きな期待を集めた選手でもあった」と指摘。「最初のトレーニングセッションで、彼は動画通りのプレーを見せ、実際に目の当たりにした人々を驚かせた」と伝えていた。
その言葉通り、実戦でもその「衝撃」は変わらなかった。「爆発的なスピードを持ち、足だけでなく判断のスピードもとても素早い」とトレーニングを間近で見てきた関係者が語ったプロフィールが、ゴラッソという形で世界に証明された。
■ コルベラン監督も「頭を悩ませている」
コルベラン監督は「彼をスタメンとしてもサブとしても、チームにどう組み込むのか、すでに頭を悩ませている」と語っており、新シーズン開幕前から指揮官の起用構想に食い込む存在となっていることが分かる。
19歳がバレンシアのトップチーム史上初の日本人選手として加入し、いきなりゴラッソを決めてチームを驚かせる。「ラ・リーガでプレーすることは、小さい頃からの夢」と語っていた青年の夢は、最高の形でスタートを切った。
■ 筆者の眼:「夢のスタート」から「現実のレギュラー争い」へ
プレシーズンのゴラッソは、これからの厳しい競争への「序章」に過ぎない。
ワントラップからのボレーという「センス」:右からのパスをワントラップして右足でボレーという一連の動作は、技術だけでなく状況判断の速さと体の使い方のセンスがなければできない。スペインのメディアが「判断のスピードが素早い」と評した真骨頂が、この1ゴールに凝縮されていた。
ここからが本当の挑戦:プレシーズンの親善試合での活躍は、あくまでもスタート地点だ。ラ・リーガが開幕し、本物の守備と駆け引きが始まったとき、この19歳がどこまで輝きを放てるか。しかしこの最初の一撃が、バレンシアのスタッフと選手たちの心に「この男は本物だ」という確信を植え付けたことは間違いない。
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