Patchi

Patchi

August 9, 2003
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



「流星ワゴン」重松清(講談社) 読了
涙ボロボロ。早速「ビタミンF」も購入。

「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」河合隼雄/村上春樹(新潮文庫)読了。
出張中に読んだ。勉強になります。蛍光ペンで線を引きながら読んだ。特に、

115頁「物語と身体」
164頁「個性と普遍性」
205頁「痛みと自然」

の章は必読。


この本は2001年に出た本らしいが、なんで今迄読まなかったんだろう?

雇用関係において、現在の若年層に対して行われる様々な批判/指摘、
フリーターでモラトリアム期間を増やす、パラサイトシングルで仕事を
「趣味化」している、「ぜいたく」な失業、「忍耐が足らない」
など、これらが全て「決めつけ」であり根拠がないこと、それらの批判は
既得権を持つ中高年が声高にマスコミを通して広げているだけで、女性や
若年層などは常に弱い立場で環境に対して受身にならざるを得ないこと、
がデータを元に冷静に展開される。

僕も若年層に属するが、如何に自分の考え方が雰囲気に流されていたかがわかって
びっくりするし、そのような世の中の常識が、実は全く「まやかし」である
ことが一つ一つわかって痛快ですらある。特に、日本では学校卒業時点の

本当に驚いた。これは日本に生まれたことの大きなリスクだ。

それに、なによりこの本はこの手の本にあまり見られないことだが、作者の
優しさがにじみ出てくる気さえする。
「若年就業を考える上で大事なことは「決めつけない」ことである」。
「社会と適切な距離を保つのに時間がかかる若者はいつだっている」。

ことが必要になる」。
「進学校ほど、学校は社会に開かれている。しかし、そうでない学校では、
社会人と生徒のあいだに大きな壁がある」だから「大切なのは大人が
自分から足を運んで、話をすることである」。
最後には、作者は自分の給料の額まで公開している。

書いた人は東大の社会科学研究所の助教授らしいが、データを冷静に
積み上げて結論を粘り強く導いてくるやり方をとるセンセが、東大では
経済学部でなく社会科学研究所にいるみたいな気がする。橋本寿朗教授
とか。

東大のセンセがここまで我々の世代のことをわかってくれているのなら
もうそれだけでかなり救われた感じもしている。なんか癒されてしまった。
ちょっと涙も出た。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 10, 2003 02:12:53 PM コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

13年目に突入~胃カ… New! 穴沢ジョージさん

韓国ソウル!文家の掟 shaquillさん
日記 くろっかす♪さん
Camembert pourri mikannokawaさん
中国的薀蓄網頁 ねいはい。さん
可愛い女の子の育て方 berry danceさん
BRASILの独り言 luana3447さん

Comments

kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
Patchi @ Re:おめでとございます。(02/15) aya825さん >お誕生日だったんですね。 …
aya825 @ おめでとございます。 お誕生日だったんですね。 今、来ても…
pinktiger21 @ こんにちは 環境問題についての記事に興味深いものを…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: