Patchi

Patchi

September 11, 2004
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テーマ: 戦争反対(1263)
カテゴリ: カテゴリ未分類
中東に現在住む人間として、やはりこの日はいろいろ考える。
まず3年経って、まだ落ち着いて振り返るほど世界が安定してないのは全く驚き。やはりこの日を境に変わってしまったことはたやすく元には戻らない。

以前にも書いたが、9月11日という日について正確に認識してみる。1922年9月11日に、バルフォア宣言に則り、イギリスがパレスチナ委任統治を宣言し、ここに今迄続くパレスチナの悲劇が始まった日であること。あと1990年9月11日に、前ブッシュ大統領がイラクに対する戦争行使(=湾岸戦争)の決定を発表している。ムスリムにとって、この日は象徴的な日であるかもしれない。

いろいろ悲惨なことがこの3年起こっているが、僕的に考えるのは下記の点。

(1)国から個人への流れ

これは「一人一人が手を繋げばどんなことでも出来る」といった理想郷のことではない。人を大量に殺す軍事力を持っているのは国だけではなく今や個人であること。さらに、その個人からの攻撃に対し、国家が完全に我々を守ってくれるわけではないこと。

(2)世界は一つということ

これもネガティブな意味。自分の知らない理由で、突然自分が殺される可能性があること。世界の反対側で起こっている動きをキャッチしていないと殺される。

(3)ずいぶん簡単に人というのは死ぬ(殺される)のだなということ。


さらに、イラクの戦争で「死者数百人」とかって報道されると、じゃあ一年間に自殺で3万人も死ぬ日本っていう国はいったいなんだ、と思ったり。

(4)我々は生きているだけで、自分の仲間(人間)ですらおとしめて惨めな思いをさせているかもしれないのだな、ということ。

この事件はいろいろなことを透かして見せてくれたことは確かだと思う。「ビルが壊れて巨大な鏡が見えた」と言ったのは中沢新一だが、一応西側にいる僕たちも自分達のことをよく考えてみる必要がある。僕はドバイで暮らして、あまりに日本や欧米のメディアが偏っているというのを目の当たりにしている。大国の論理だけでなく、日々の報道においてでさえ、世界から「ニュースバリューがない」とか「受けが悪い」という理由で無視されている地域や人々が沢山いる。人々をテロに駆り立てるのは、自分達が無視されて、プライドをいたく傷つけられたから。問題は貧窮じゃない。ビンラディンもその他の首謀者も、金持ちの家出身であったり、エジプトでいい教育を受けた人間ばかりだ。重要なのはプライド。

ビンラディンは、世界中の人を「死」という恐怖の元にむりやり平等にしたのだ。ニューヨークのビルの中にいても、アフガニスタンの穴ぐらの中にいても同じだぞ、と。愉快でしょうがないだろう。

僕たちは、彼らのこの「長い間バカにされつづけてきた」という憎しみをどうやって共有できるだろうか?あまりに偏った情報で作られた偏った認識で彼らを色眼鏡で見ていないか。自分がマジョリティの中にいても、マイノリティが何をされてるか知ろうとしているか。





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Last updated  September 14, 2004 09:23:09 PM
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Comments

kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
Patchi @ Re:おめでとございます。(02/15) aya825さん >お誕生日だったんですね。 …
aya825 @ おめでとございます。 お誕生日だったんですね。 今、来ても…
pinktiger21 @ こんにちは 環境問題についての記事に興味深いものを…

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