Patchi

Patchi

October 20, 2004
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引き続き「生きながら火に焼かれて」を読んで。

僕の運転手にこのスアドのケースを話し、感想を聞いてみる。
それは相当昔の話だ、というのが彼の大まかな印象だった。でも数年前にも彼の周りでも「名誉の殺人」があったそうだ(ちなみに彼は「名誉の殺人」という言葉を知っていた...."Honor Killing"と言っていたが)。以下はそのあらまし。

ちなみに、彼の出身地はパキスタンのペシャワール(パキスタンとアフガニスタンの国境近く)の小さな村出身で、彼自信は敬虔なシーア派イスラム教徒。

1.逸話その1

お互いに配偶者を持っていた二人が性交渉をもったW不倫のケース。不倫が発覚し、男の方は身を案じて国外に逃げた。浮気をした女のダンナは激怒し、妻である女を殺害。さらに逃げた男の家族に男の殺害または身柄引き渡しを要求。男は国外に逃げてしまった為、無理だと男の家族がいうと、じゃあ代わりに家族の誰かが死ねとそのダンナは要求。家族はその要求を飲んで(!)その逃げた男の兄弟の一人がが家族によって見せしめに殺された。
逃げた男は現在ドバイに住む。彼は一生パキスタンには帰れない。

2. 逸話その2

これはその運転手の前の家で起こったこと。


彼によれば、女だけが殺されるのはおかしい、とのこと。たいてい男も殺される。ただし彼が言うには、
1.婚前交渉をしても、結婚すれば罰はない。言い換えれば、一生別れられないというのが罰のようなもの。
2.既婚の男女同士、既婚の男と独身の女性が性交渉をした場合、結婚することが出来ないのだから、両者とも「名誉の殺人」。しかし(ここがまだ差別が残るが)、独身の男と既婚の女の場合、女の方は殺害、男は棒で80回叩かれる刑(殺されない)とのこと。きっと女の方が「かどわかした」ということなのだと思う。

また、パキスタンにはこのような事態の為に、女性を守る政府公認の慈善団体があり、殺される前にそこに逃げ込めば命は助かるらしい。しかし、もちろん彼女は一生結婚できない。僕の運転手もそんな浮気をするような女とは結婚したくないという。

この「名誉の殺人」はコーランには書かれてはいないと(コーランはあらゆる殺生は禁じているから)。要は慣習の問題。しかし、彼もこの慣習に異を唱えるつもりはないらしい。さもないと「示しがつかない」と。

ただし、女性だけが殺されるこのスアドのケースは稀だし、女の子が生まれたからって今はすぐ殺したりしない。しかし、彼の村も17世紀ころまではそうだった。今でも女の子がうまれるとちょっとがっかりする。でも今でもアラブ人の一部の地域ではそうだと彼も聞くと。女の子がうまれると、生きたまま穴を掘って埋めてしまうらしいと彼も聞くと。

ただ彼に言わせると、コーランは女性を大切にしすぎるほど大切にしているらしい。理由は「その当時貴重だった」かららしい。









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Last updated  October 22, 2004 05:42:44 PM
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Comments

kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
kintyre @ ルワンダの涙 こんばんは、ラストシーンも含めてジョー…
Patchi @ Re:おめでとございます。(02/15) aya825さん >お誕生日だったんですね。 …
aya825 @ おめでとございます。 お誕生日だったんですね。 今、来ても…
pinktiger21 @ こんにちは 環境問題についての記事に興味深いものを…

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