オランダ ネーデルラントより

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パティターニ

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2005年12月31日
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正月前に縁起でもないけれど、

アネキから、友人達のご両親の不幸を
メールで送って来たりと、
いろいろ葬儀のことを思い出してしまった。

オヤジとオフクロも
ちいばあも元気そのもので、
それはとてもとても感謝している。

考えるのも悲しいことだけれど、

万一のことが起こっても、死に目にはあえないだろう。
それなりの心の準備はしている。

オヤジのオヤジ、つまり父方の祖父の葬儀は
ボンヤリと覚えている。
叔母が狂ったように泣いていたのを覚えている。

オヤジのオフクロ、つまり父方の祖母の葬儀は
もっとありありと覚えている。
そのときは、3歳で
まだ「死」をいうものが理解していなかった。

「人は死んだら、どこにいくのだろうか?」
と大人達にきいても、教えてくれず、

聞けるような状態の大人も少なく、
一人考え込んでしまった。

年の離れた、おじのようないとこは坊主なので、聞いてみると
「輪廻転生といって、何かに生まれ変わるという考えが
仏教であるけどね、誰も本当は知らないんだよ」


一人、哲学的に「死」について考えているときに、
いとこ達や兄弟たち、特ににアネキは大喜び!
なぜかって?
そりゃ、チョコやお菓子を大人達からもらって、
頭ナデナデ♪
特に、茶色の天然パーマで
大きな二重まぶたで、お目目パッチリ♪
人形のようにかわいいアネキは大人達にかわいがられていた。
くるくる踊っていたのを覚えている(!!)

「この葬式に浮かれている女の子がホントに自分の姉か・・・!」
と思うと、絶句してしまったけれど、
他のきれいで、かわいいいとこ達も似たような状況だったので
筆者一人だけが、眉間にシワを寄せて考え込んでいる
全くかわいくない3歳児の子供だったようだ。

そのときの葬式の写真を見ると、いとこ達やアネキは、
大きくニッコリスマイルなのに、
一人、深く考え込んでいる小さな子供の筆者がいた。

そのせいか、このせいか
アネキは葬儀の写真でニッコリしている。
葬式のときは、子供の頃のことを思い出して、
「アネキ。一人笑ったり、踊ったりしちゃダメだよ」
とからかう。
「あんたこそ、『[死]とはなに?人は死んだらどこにいくの?』
なんていろんな人に聞きまわらないでね!」
と言い返される。

祖母の葬式の後、火葬場に行った。
当時は、藪とススキの野原だったが、
今では、住宅地になり、家が密集しているとか。

ススキの中を歩いていると、火葬場についた。
一応当時では、最新の火葬場だったそうだ。
電気オーブンの大型の台の上に横たわる祖母。
オーブンの中で焼かれている間、
参列者は、しばらくまつ。
そうすると骨と灰になった祖母の。
もう人間の形をしていない祖母の姿であった。
火葬場の職員が、一つ一つ説明してくれた。
「これは耳の骨ですね。
これは腰の骨ですね。
これは足の骨ですね・・・」
とまるで、理科のプラスチックの見本のごとく説明してくれた。
そこには、家族の悲しみも
「死」とは何か悩む子供の気持ちもふっとんでしまうほど
ビューロクラティックで、マニュアル化された説明で
そこで、初めてとても悲しく感じたのを覚えている。

祖母はあの大きなオーブンの中で扱っただろうか・・
いろいろヘンな職員に骨をいじられて
いやだっただろうか・・・

そうするとオヤジはハシで骨を拾い始めた
「よくみておきなさい。
おばあちゃんの骨は異様に黄色く、
ボロボロだろう。
これは、原爆で放射能汚染された骨だと思う。
原爆で亡くなった人の骨は、
みんなこんなふうに黄色くて、
ボロボロなんだ。
おじいちゃんとおじさんもそうだった。
よく覚えておきなさい」
とキュッと口を一文字にして語ってくれた。

祖母は、原爆投下時には広島市内にはいなかったが、
祖父と叔母で投下直後の広島市で
おじを探し回った。

オヤジも一緒にいったのだろうか?
「お父さんも、行きたかったけれど子供だから
連れていってもらえなかった」

祖父は海軍の職業軍人で、
以前から米国の新型爆弾の話は
聞いていたそうだ。
なので子供はゼッタイに、
投下直後の広島に連れ行かない
と決めていたのだった。

それから祖母の49日、法事、納骨とイロイロあったけれど、
実際、仏式でどうすればいいのだろうか?

母方の墓は、東京のお墓マンションに移した。
オヤジの家の墓は、まだ山奥の田舎だ。
あれを墓参りしろというのは大変だ。
できれば東京辺りのお墓マンションに移したい!
いつか、墓の相談をしなきゃいけないだろうなぁ~。





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最終更新日  2005年12月31日 08時53分36秒


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