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他人にちょっと何か言われただけで、被害妄想に陥ってしまう人がいる。 「あいつは、俺のことをバカにしてるんじゃないか」と卑屈になったり、見当違いの攻撃で仕返しをしたりする。こういう人はだいたい、自分を笑い飛ばす余裕がないようだ。 人間には、さまざまな個性があって、クセがある。他人から見たらどうでもいいようなつまらないことにこだわっていたり、いつまでたっても子供っぽい趣味や、子供っぽい態度がどこかに残っていたりする。 それは、他人から見たら滑稽なものなのだ。しかし、他人から指摘されたり、笑われたりすると、本当のことなのに反発してみたり、逆に相手の滑稽なところを何とか見つけて仕返ししてやろうと必死になったりする。 しかし、それを始めてしまうと、人間関係がこじれてくる。あなたももう、立派な人なのだから、自分の滑稽なところを自分で笑い飛ばす余裕を身につけて欲しい。 自分で自分を笑える人間は、客観性を身につけている。自分を笑う目は、外から自分の姿を見ている目だからだ。自分の滑稽さがわかる人間は、自分を外側から見つめる能力があるのだ。反対に、自分で自分のことを笑えないのは、自分だけの思い込みの世界にひたっていて、自分を外から見る客観性があまり養われていない可能性がある。そんな人はぜひ、自分のおかしいところを見つける訓練をして欲しい。例えば、他人に自分の行動を笑われたとき、自分のどんなところがおかしく見えたのか、他人の目になって考えてみるとよい。 私は、最近の若い人たちは、非常にユーモア感覚に優れていると思う。テレビではたくさんのバラエティ番組が放送されているし、お笑いタレントが大人気だ。その中で育った彼らは、自然に笑いの感覚を身につけているのだろう。 自分がやってしまったおかしなことを、他人におもしろおかしく話せるようになれば、もう他人に笑われることなど怖くない。他人に笑われたら、自分も一緒に笑ってしまえばいい。 笑いは、あなたを余裕のある人間にしてくれるはずだ。
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