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2005年03月16日
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カテゴリ: こんなの観た!
ル・テアトル銀座にて。

1969年の西ドイツ。首相となったヴィリー・ブラントとブラント内閣の閣僚、その執務室のメンバーの物語です。ブラント首相を鹿賀丈史、秘書のギュンター・ギョームを市村正親が演じています。実はギョームは東ドイツのスパイ。執務室にうまくもぐりこんだギョームは、エージェントのアルノ(今井朋彦)を通じて内部機密を東の公安局へと流します。
はじめはギョームを疎ましく思っていたブラントも、次第に彼に信頼を寄せるようになります。
しかし、東側のスパイがいるらしいという情報を得た外務大臣(だったっけ?)ヴェイナー(藤木孝)は、密かに調査をすすめ…。

その後、ギョームがスパイであったことが判明し、それがきっかけでブラント首相は退陣へと追い込まれます。

詳しいお話は割愛しますが、これは実話を元につくられた演劇なんですね。
ロビーには、当時の新聞記事、写真、歴史年表も掲示されていました。また、人物相関図なども掲示されており、開演前や休憩時間には観客は熱心にそれを見ていました。

舞台のバックには、ときおり大きなドイツの地図がかかります。東西が分断されていた時の地図。東西ドイツが統一されてから、今年で15年になるのですね。15年前の10月3日8:00(日本時間)に、テレビの前で私はその中継を見つめていたのを覚えています。中国留学から帰国して間も無い私は、向こうで知り合ったドイツ人の友人たちがどんな思いでこの様子を見ているのか、あるいは中国ではまともに報道もされていないのか?などと複雑な気持ちで見ていました。特に、東ドイツ生まれの友人にとっては、祖国がなくなる瞬間でもあったのですから。

同じドイツ人なんだから、ひとつの国に戻るのは喜ばしいことかもしれません。が、ただそれだけで喜べることではなかったというのは、その後のドイツの歩んで来た道を思い返せば、複雑な気持ちになるのです。


鹿賀丈史のブラント首相はなかなかハマリ役だな~と思いました。しゃべり方が政治家っぽくて、カリスマ性があります。
市村正親も良かったのですが、鹿賀に比べてセリフの語尾がはっきりしない感じがして、それがちょっと残念でした。
ででで、この舞台で私が秀逸だな!と感じたのは、東ドイツ公安局のエージェントで、スパイであるギョームのボスにあたるアルノを演じた今井朋彦です。「新選組!」でかまきり将軍こと徳川慶喜を演じていたあの人。東ドイツのスパイのボスというきな臭い役が、もうぴったり!セリフの抑揚とかも良くて、よく通る声で。たたずまいは結構カッコ良い系でした。(日本語になってない?)これが見られたのが一番の収穫かと。

青山劇場から銀座に移っての初日だったせいか、セリフを噛む人が多かったですねえ。気がゆるんでた?市村さんの舞台を見るのははじめてで、楽しみにしていたのですが、期待が大きすぎたせいか、「それほどでも?」と思ってしまいました。いや、素晴らしかったんですけどね。

それと、ル・テアトル銀座の椅子は座りづらくて、見てると途中で腰が痛くなりました。首も疲れるし。

こういう硬派なお芝居を見たのは、はじめてかも?昔見た「奇跡の人」以来かな?でも面白かったです。お金に余裕があれば、もっと舞台を見に行きたいものです。舞台のチケットは高すぎます(T_T)





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最終更新日  2005年03月18日 01時12分31秒
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