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2007年02月03日
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カテゴリ: こんなの観た!
周防正行監督の11年ぶりの作品だとか。前作は「Sall we ダンス?」だから、ずいぶんテイストの違う作品です。

「Sall we ダンス?」の監督の作品だ!と思って見ると、完全に裏切られます。コミカルテイストはほぼゼロ。竹中直人ともたいまさこのほんのちょっとのシーンだけでしょうか?

まるでドキュメンタリーです。役者さんの演技がみんなかなり自然で、本当に加瀬亮くんが痴漢冤罪事件に巻き込まれたかのように見えます。
「面白い!」「感動した!」という感想がまったく相応しくないんだけど、もう1回見てみたい。胸が痛くなる場面がかなり多いし、決してハッピーエンドではないのですが。

自分も当事者になる可能性の高い事件を取り上げたことで、裁判の現実をリアルに見せ付けられた感じです。もっと若い頃(高校生とか)に見てたら「裁判官になる!」とか「弁護士になる!」とか思っちゃってたかもしれません。影響されやすいので。

日本でも2年後には裁判員制度が導入されるらしいですが、もし自分が裁判員に選ばれて人を裁くことになったら、ということもちょっと考えてしまいました。「そんな責任の重いことやりたくない」と逃げるのもひとつの方法です。でも、この映画を見てあまりに理不尽な日本の裁判のやり方を見てると、この人たちだけにそんな重要なことを任せておいて大丈夫なの?と不安にもなります。

痴漢事件だって、当事者にとっては決して軽い問題ではないのだけど、「死刑」「無期懲役」なんかを言い渡されるような重罪で「冤罪」になってしまった人もたくさんいるとしたら・・・。(きっといるんだと思います。)人が人を裁くというのは、本当に微妙だし難しいことです。としか言いようがないですよ。想像したら気が遠くなっちゃいます。

男性のみなさん、痴漢に間違われたくなかったら時差通勤ですいてる電車に乗るか、始発駅に引越して座っていくか、会社から徒歩圏内に引っ越したくなりますよ、この映画見たら。

そうそう。周防監督は、痴漢の犯人にされる主人公をフリーターの青年か中年サラリーマンのどちらかで考えていて、どちらも脚本を書いたそうです。もし、中年サラリーマンだったら、主役は役所広司にしようと思ってたとか。今回の作品では弁護士役がぴったり!って感じですが、痴漢に間違われた中年サラリーマンってのもアリかも・・・。そっちのバージョンも見てみたい。






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最終更新日  2007年02月04日 11時32分33秒
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