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2007年02月16日
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カテゴリ: こんなの聴いた!
東京オペラシティコンサートホールで聴いてきました!

都内では3ヶ所(大田区民ホール アプリコ、王子ホール、オペラシティ)で開催されましたが、決め手はやはりプログラム。
どうしても、ミヨーの「ルネ王の暖炉」が聴きたかったのです。
そういう意味で、この選択は大正解でした。

プログラムは下記の通りです。

ベートーヴェン:ピアノ、フルート、バソンのための三重奏曲
ラッハナー:木管五重奏曲第2番
ティエリー・エスケシュ:メカニックソング(レ・ヴァン・フランセのための新作)
(休憩)

ミヨー:木管五重奏のための組曲「ルネ王の暖炉」
プーランク:六重奏曲

ベートーヴェンは、かなり珍しい編成の作品だと思います。フルートとバソンの組み合わせって、とても暖かくて個性的な響きがするのですね!大発見でした。

ラッハナーは初めて聴きましたが、かなり超絶技巧的なところもある曲でした。こういう人たちじゃないと、音楽的に演奏するのは難しいと思います。いや~、素晴らしかった!!!ブラヴォー!

エスケシュの新作は、特殊奏法もたくさん出てくる現代音楽ですが、飽きることなく最後まで聴くことができました。日本の現代音楽を聴くと、メロディーもなく効果音みたいなのばっかりで、正直意味不明なものが多い(私の頭が理解できないだけかもしれませんが)のですが、この作品はちょっとバロックっぽいピアノの旋律とかもあって、テクニックを見せ付けるだけに終わらず、最後に向かって音楽が盛り上がっていく感じも楽しめました。

休憩後のフランスものの3曲が私はとっても気に入りました。

ジョリベは、前回の来日の時にも違う曲をやって、とても好きになった記憶がありますが、今回はオーボエ協奏曲的な作品でした。ルルーのオーボエは、とても繊細な感じの音だと思うのですが、こういうソリスティックな曲になるととたんに華やかな響きを満喫させてくれます。
ジョリベって、結構好きかも。

ミヨーは、私の大好きな曲で、自分でも木管五重奏で演奏したことがあります。いやはや、今回この人たちの演奏を聴いて「あ~、ほんとはこういう曲なのよね・・・。」と認識しなおしました。ホルンがかなり大変なんですが、ブラトコヴィッチのやわらかい響きが曲想にぴったりでした。ステキ♪
この作品の第6曲では、フルートはピッコロに持ち替えます。普段、ベルリンフィルで首席奏者として活躍し、ソロでもたくさんの演奏をこなしているパユにとっては、ピッコロを吹く機会は少ないと思います。が、それだけに是非生でパユのピッコロを聴いてみたいと思っていました。
聴いたらびっくりですよ。ピッコロという楽器に対する認識がガラリと変わるはずです。なんという歌心のある楽器なんだろう!丸い感じの響きの粒がふんわり空気中に漂ってる感じ。この曲は、ピッコロが良く使われるハイトーンは出てきませんが、それだけに音色が問われるのです。パユのフルートの音の延長線上に、確実にこのピッコロの音があるんだな、と実感しました。もっと聴きたい!という気持ちと、今日この音を聴いて本当に幸せだな~という気持ちで泣けてきそうでした。


彼らのようなピッコロの音を出せたらどんなにステキだろうな~。

プーランクは彼らの十八番だと思います。毎回、演奏会のたびに聴いている気がしますし。プーランクだけでなく、フランスものって独特の和声の響きがあって、それを美しく聴かせられるかどうかがポイントだと思うのですが、フランス系の音楽家が集まっているだけあって、その色彩感はいつ聴いてもうっとりします。

レ・ヴァン・フランセにしても、アンサンブル・ウイーン=ベルリンにしても、みんなオーケストラの首席奏者やソロとして活躍する人ばかりの集団なのに、アンサンブルがほんとうに見事なんです。私には音で会話をしているように聴こえます。クラリネットのメイエが雑誌のインタビューで言ってたのは、「(アンサンブルをしていくうえで)あまり多くのことを話しあうことはなく、大体あうんの呼吸で意見がまとまっていく」ということでした。

そして、やはりヨーロッパの演奏者たちは、生まれ持った和声感みたいなのがあるような気がします。音楽の色彩の変化って、和声の変化だと思うのですが、それを頭で考えることなく、身体に染み付いた感覚で変化させて表情をつけてる気がします。ドイツで活動していた先生にオーケストラで指導を受ける機会があるのですが、彼らは必ずと言っていいほど和声について細かくチェックしていきます。日本人は、そうやって努力して身に着けていくしかないんでしょうね。

生まれ変わるならフランス人かドイツ人に生まれ変わって、フルートをまたやりたいな、としみじみ思いました・・・。


長蛇の列であきらめましたが、サインをしているメンバーを割りと間近で見ることができました。いや~、パユ様はやっぱりイケメンです。が、メイエも写真よりずっとカッコいいです。二人のツーショットを撮影したかったけど、できませんでした・・・。パユ様は撮ったわよ。
ミヨーの譜面を売っていたので、それを買って全員にサインしてもらえばよかったな。

次回も絶対行く!と心に誓い、会場を後にしたのでした。





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最終更新日  2007年02月17日 10時45分21秒
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