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2008年06月08日
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カテゴリ: こんなの聴いた!
みなとみらいホール
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
曲目:ブラームス 交響曲第3番
   ブラームス 交響曲第1番

日本でのブラームスチクルスの最終日でした。

パーヴォ・ヤルヴィというとドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェンの交響曲のCDを数枚持っています。しつこくなく、どっちかというとスピード感のある「新しいベートーヴェン」という印象です。

が、今日のブラームスは全く違います。
テンポ設定もやや遅めにするところも多かったし、ベートーヴェンに比べてずっと情緒的でドラマチック。
オケの違いもあるとは思いますが、ヤルヴィのベートーヴェンの交響曲の捉え方と、ブラームスの交響曲の捉え方の違いなんだと思います。

一方、ブラームスは構造の精密さではベートーヴェンにひけをとらないものの、更に人間臭い感情や情念のようなものを、その中に練りこんでる感じがします。
でも、あくまで哲学的。ロシア系だと、もっと演歌っぽくなるように思います。

それを今回のヤルヴィは表現しているように思いました。

フランクフルトのサウンドは、曲に込めたブラームスの思いを表現するに最も相応しいのでは、と思わせる深い響きがありました。
下から上まで倍音がびりびり鳴ってる感覚、空気までも振動させる感じが、はっきり言ってクセになります。
鳥肌が立つような演奏って、なかなか聴けるものではないですが、これはほんとに数年に一度の体験でした。

ブラームスが大好きで、どんな演奏を聴いてもなかなかしっくりくるものがなく、いつもちょっとがっかりすることが多かったのですが、今回の演奏は今まで聴いたブラームスの交響曲の中ではベストワンです。こんなことなら、2番、4番も聴きたかった!

数年前に、小澤が指揮するウイーンフィルのブラームスプログラムを聴いたことがあり、その時は確かに良い演奏だったな、と思ったのですが、(その時は「ハイドンの主題による変奏曲」が素晴らしかったです)すっかり上書きされてしまいました。

それにしても、素晴らしい演奏を聴いたときって、どんな言葉を使っても表現できないですね。ま、私の表現力が乏しいのだから、仕方ないんですけど。
今後も、パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルトのコンビには注目ですね。





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最終更新日  2008年06月22日 23時29分36秒
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