Penguin Heart

Penguin Heart

PR

Profile

penguin0510

penguin0510

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

penguin0510 @ Re[1]:医は仁術 東北歴史博物館(05/05) 茶葉。さん ありがとうございます。コメン…
茶葉。@ Re:医は仁術 東北歴史博物館(05/05) まるで一緒に展覧会を見ている気分になる…
kr_ayaka @ Re:忌野清志郎氏死去(05/02) アフィリで稼いだ楽天キャッシュはどうし…
fire365@ フリーワーク募集 私はやっているフリーワークを紹介します…

Favorite Blog

並んでも食べたいハ… New! ciamiさん

NEWS! 仏ヴァイオリ… New! VENTO AZULさん

エデンの南 SEAL OF CAINさん
何の日=つぼんち16 つぼんち16さん
ジャズの神様の思し… 南浦猫麻呂さん
安らぎのクレヨン画 安らぎのクレヨン画家さん
I Love Mac Macの家さん
パソコン事務仕事効… ニックネーム2114さん
Jun 8, 2015
XML
カテゴリ: 美術
 こちらには5/31に行って来ました。森美術館自体初めてでした。
沢山の人たちがビルの入り口に群がっていました。なんでも、スターウォーズ、ナルトのイベントを同じビル内でやっていたようで、こちらのイベント目当ての方々で埋め尽くされていました。スターウォーズに関しては入場90分待ちでした。混雑していましたが、スタッフの方々の入場整理が行き届いており、まったく問題なく私のお目当ての"Simple Forms"へ向かうことができました。

 下の階で受け取った仮入館証を52階の総合案内へ手渡し、入場料金を支払い、いよいよ入場。ナルトやスターウォーズと比べるとおとなしいものですが、なかなかこちらも混んでいました。

1.形而上学的風景 Metaphysical Landscapes
 最初は沢山の石に出迎えられました。浜辺で拾われたもの、加工されたもの、映像で繰り返し手のひらで回転させられている石。
仲でも私が一番興味深かったのは、ホセマリアシシリア作の鳥の鳴き声を形にした"瞬間"の3作でした。ナイチンゲール、ハト、ハヤブサ。ハトなら聞いたこともあるのですが、ナイチンゲールとハヤブサは聞いたことがありません。取り敢えず知っているハトの鳴き声の像を観ると、なかなか丸みを帯びたリボンのような形でした。この像をみて、鳴き声のイメージと像のイメージのつながりをイメージしながら、ナイチンゲールの像から鳴き声を想像しようと試みたのですが、まったく想像つきませんでした。芸術家の想像力と表現力はやっぱり凄いと実感した次第です。ちなみにナイチンゲールは丸いシーツが首を伸ばしてさまよっているような像でした。で、鳴き声はウグイスに似たものだったようですね。改めて鳴き声を聴きながら像の写真を観てみると、やわらかい鳴き声の中にも存在感がある、そんなものをイメージしたのかな、と感じたりしています。そして、もうひとつのハヤブサですが、こちらはなかなかシャープな形をしています。先が細くなっていくのですが、それが二股に分かれています。鋭い声なのかな、とあれこれ想像して観ていました。こちらも鳴き声を調べてみると、最初太く、徐々に掠れていくような鳴き声でした。この像が口から出てくる、鳴き声そのままの形を感じました。
 他にはなんと池大雅の梅花月図、雪舟の絵も展示してあったようです。実は池大雅の絵、記憶にないorz

2.孤高の庵 Home of Solitude
 円空作の菩薩。これはこの中で一番興味深かったですね。最初はどの変が菩薩増なのかよく分らなかったのですが、彫った跡などを見てみると荒削りなのですが、形はとても穏やかでした。フォームの美しさが際立っていてとても抽象的な菩薩像でした。円空の作はこのほかに、五輪塔も展示してありました。この二つ似ていたのですが違いといえば、菩薩はやわらかいフォーム、五輪塔はしっかり、どっしりしたフォームでした。


 仙がいの描いた円相図が好きです。円がとにかくカワイイ!下がぷっくりと膨れていて、賛文は"これ食ふて、御茶まいれ"と書いているらしく、この円は饅頭でも描いたのかな、と想像させてくれます。この円相図は二つ展示されていて、もうひとつの賛文は"れ食ふて、茶のむされ"と書いてあります。後賛として"こ、が書いていない、書かれていたがネズミが食べていった"というようなことが書いてあるらしいです。後賛は他にも二つほど書いてありました。いずれもユーモアのあることが書いてあるそうです。
 白隠の禅画でもそうでしたが、絵と賛文の表現にはユーモアが必ずといっていいほど含まれており、観るものの目を楽しませるものでありました。文も簡潔ではあるのですが必要最低限な情報という、シンプルゆえの奥深さというものがこの絵にも感じられたことを白隠と共に思い出しました。



カテゴリーは全部で九つあるのですが、今日は3つまで。残りは明日以降書いていきます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jun 10, 2015 03:10:13 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: