クッチーより愛をこめて

クッチーより愛をこめて

2008年02月01日
XML
カテゴリ: ちりとてちん

真夏に大阪の家長の実家に帰省すると、決まって朝夕、
ものすごくキンキン響く音が聞こえてきます。
実家の近くにさして広くない公園があるのですが、そのほんの数本の木の幹にびっしりと、
恐ろしく大量のセミがはりついて鳴いているのです。
はっきり言って情緒も風情も何もないぐらい、うるさい大合唱^^;
その音量は鼓膜がおかしくなるぐらい。
まだ3歳ぐらいだったコタロウとその公園に遊びに行った時のこと。
「お母さん、これなに~。虫~?」
こげ茶色の塊が、異常にたくさん砂場に散らばっていました。
寿命が尽きて、木から落ちたセミの死骸でした。
緑の少ない都会のこと、ここだけが周辺の唯一の緑。
土の中で7年すごし、ようやく地上に出てきて見れば、
エサになる樹液の出る木はほとんど切られて無くなっていた・・・
それでみんな一つところに集まってくるようです。
毎年帰省してセミの大合唱を聞くたび、なんだか前の年より、
その音が小さくなっている気がしています。うまく次世代を残せているのでしょうか。
この年の幼虫が大人になる7年後には、この公園の木は残っているかしら。
生の無常と、止まらない環境破壊に心が痛むクッチーです。



今日のちりとてちん。

「夏の夕暮れが来た、ゆう気がしますなぁ・・・」(草若)

子供たちを心配して、「もっと生きていたい」とひぐらしが啼いています・・・。
残された時間はどのぐらいあるのでしょうか。
小草若のプライド
草々への弟子入り志願の電話を受けていた喜代美は、母に線香をあげにきた小草若と出くわす。
いちおう落語の悩みを打ち明けてみるが、若狭よりも持ちネタの少ない小草若が、
落語のアドバイスを与えられるはずもなく・・・
電話弟子入り志願電話再び。来るよ来るよ、と予告しています~^^
小草若ちゃんは自分の凋落ぶりをさらすのがイヤで、「寝床」にも行けない様子。
結局菊江さんちで、昔語りです。
「俺・・・落語家になる意味あったんやろか」(小草若
四草くんに言われたことに悩みつつも、まだ本気で落語に打ち込んでいないような・・・
しかしもう他人がどうこう言って解決できるレベルではないようです。
ずっと悩み続けながら、自分でなんとか道を探さねばならない。
逡巡する己の姿を見せることで、小草若ちゃんは喜代美ちゃんにそう告げているようでした。
親の心子知らず
80年の春、少年ヒトシは父・草若の弟子になりたいと菊江に打ち明けていた。
「弟子入りしたいゆうたら、父さん喜んでくれるかな」(ヒトシ)「そら喜ぶわあ~」(菊江)
しかし実際には、父は喜ぶ姿を子には見せてくれなかった・・・。
「なんで昨日言わへんねん。ハジメの入門祝いと一緒にできたのに。二度手間や」(草若)
菊江さんに請け負われた時に見せたヒトシくんの笑顔が素晴らしかっただけに、
この言葉を聞いたヒトシくんの、地の底に投げ捨てられたような落胆と哀しみがよく解りました。
でも実は、このきついセリフは師匠の照れ隠し。あの後おかみさんと抱き合うほど、
師匠があんなに喜んでいたとは。ああ、ヒトシくんに見せてあげたかった!
親の心子知らず。子の心親知らず。万能に見える師匠もまた人の子。
自分の子を教えることほど、難しいものはない・・・。
意識して厳しくしすぎたという師匠に、とても魅力的な人間臭さを感じました。
小草若の芸風
「お母ちゃんが病気になったのは俺のせいかな。」(小草若)
母に一度も自分が活躍する姿を見せられなかったと、落ち込む小草若。
彼から底抜けギャグの誕生秘話を聞いた菊江は、
「これは流行る」と予言した草若が、小草若独特の芸風に気づいたのでは、と語る。
独特の芸風。喜代美ちゃんに必要なのも、きっとこれなのかも。
おかみさんの初七日が「底抜け」ギャグの誕生日。父をなじろうとしてたのに、
足が痺れて倒れた拍子に 「底抜けに~しびれましたがな!」(小草若)
出てしまうなんて。さすが芸人の子です^^;
これは小草若だからこそできる技。その特長が落語にも活かされれば・・・。
小草若ちゃんが母の死後に見せた、あの激しく父を憎む態度は、
自分のふがいなさへの苛立ちや自己嫌悪の裏返しだったのでしょうか。
彼が本気になるのは、もうじき父がいなくなってしまうと気づいた時なのかも・・・。


ひぐらしの抜け殻
和田家からの去り際、縁側で身を乗り出し苦しむ草若・・・
しかし彼は心配する糸子に ひぐらしの抜け殻 が落ちていた、とうそぶく。
「カナカナやのうて。コワいコワいて鳴いてるのかも知れませんな。
生きるのが怖い て」(草若)
「生きていたい、ゆう意味ですか」(糸子) 
饅頭怖いのオチにかけた、切ない望みのセリフでした・・・
 うなずく師匠と、たった1週間で死んでしまうひぐらしが重なってしまいます・・・
「あの子(喜代美)にはまだまだ教えてやりたいことが仰山あります・・・まだまだ。」(草若)
そこかしこに散らばめられた別れの予告。
でも師匠にはその言葉通り、 まだまだ 、いかないでほしいです。
 新しき者が来て、古き者は去っていく・・・。切ない予感の回でした。 
そして最後はじかに師匠に相談するのね・・・
☆☆☆☆☆ ちりとてちん第102回 ひぐらし ☆☆☆☆☆ 

にほんブログ村 テレビブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年02月01日 19時50分11秒
コメント(18) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ちりとてちん第102回 ひぐらし(02/01)  
ももびー  さん
そうかぁ・・・都会の数少ない緑は人口密度が高く虫が集まるんですね。
山形でさえそんな虫の固まり見たこと無いのは、自然が多く散らばっちゃうからなんですね。
でも、それでも虫さん減りましたよね。
山形でも虫の知らない子いっぱいいると思います。
残念ですね。 (2008年02月01日 18時25分12秒)

Re:ちりとてちん第102回 ひぐらし(02/01)  
ball-ball  さん
うちも夏に会社に行くとカエルがいっぱいいて。。。気持ち悪くて仕方なかったけど。
慣れてきたからか、少なくなってきたからかあまり気にならなくなった。
春にたくさんいためだかは姿を見なくなりました。
寂しいね。
(2008年02月01日 18時36分40秒)

Re:ちりとてちん第102回 ひぐらし(02/01)  
ミルポン  さん
師匠とのお別れへのカウントダウン・・・。
・・・
何か、書きたい事がいっぱいあるのに、うまく書けませんです。
結局最後には、「師匠逝かないで」となってしまいます。
せみの命の時間も、師匠の残された時間も少ないんやなぁ。


(2008年02月01日 19時29分34秒)

家も  
kokkunn  さん
夏場は蝉と蛙の大合唱ですが、子供の頃からなので、もう慣れましたよ。
それに今は昔ほどじゃないような気がします。。。

明日のちりとてちんが心配です・・・ (2008年02月01日 19時30分57秒)

 ひぐらし(02/01)  
蝉の表現。。。。せつなかったですね。師匠

今日 ステラ本屋で読みました。(ToT)明日の放送は、、、、、悲しい??? (2008年02月01日 20時10分39秒)

師匠の体調  
一日あんな感じだと、よほど悪いんでしょうね・・。
まだまだ逝かないで欲しい・・・。
糸子にも隠そうとしている姿が、よけい涙をそそります。 (2008年02月01日 20時44分56秒)

Re:ちりとてちん第102回 ひぐらし(02/01)  
みゆ~みゆ  さん
最近は、せみは大阪でも異常です。。。
おかしい。。

Ako明日はでるはず。。。

BKてNHKスタジオあるやん、、
そこで撮影見れるデ、ねたばれですわ。。。

手も振ってくれるけど。。。

草々の弟子もでてくるだら。。。。。そのうち。
(2008年02月01日 21時53分34秒)

この時期なのに  
YOSHIYU機  さん
セミですか(~_~;)

全く逆の感想ですけど、セミの鳴き声が
年々うるさくなってるように感じます(´Д`)

それには、ちゃんと理由があって、温暖化の影響と
都会への適応力の差で、アブラゼミが減り
鳴き声のうるさい、南方系のクマゼミが
増えたからだそうです。
(2008年02月01日 22時05分05秒)

Re:ちりとてちん第102回 ひぐらし(02/01)  
黒ネコ88  さん
師匠さん、後もう少ししか出てこないのでしょうか?
悲しいひぐらしの回でしたね。
しかしよく人が亡くなる、朝ドラですねぇ、、、
明日、BSの再放送でまた見てみたいです。 (2008年02月01日 23時57分50秒)

ももびーさんへ  
Almada  さん

>山形でも虫の知らない子いっぱいいると思います。
>残念ですね。

うちも仙台に住んでいたころは、カブトムシは買うものでめったに見られるものではありませんでした。
今済んでいる所は近くに森や川があり、鳥や虫の天国です。
うちの庭にも野生の鳥や虫がわんさか。
こんなのどかな自然が減ることなく、
たくさん増えればいいなぁと思います。


(2008年02月02日 12時50分20秒)

ball-ballさんへ  
Almada  さん

小学校のころ、自宅は田んぼのすぐそば。
カエル、大量でした~
夜になると田んぼからカエルの大合唱。
イナゴもたくさんいて、バアちゃんが取りまくってました・・・
その田んぼ、蛍も飛んでいましたが・・・
今はもうなくなってしまって住宅地。
ほんとに寂しいです。
>春にたくさんいためだかは姿を見なくなりました。
>寂しいね。
-----
(2008年02月02日 12時56分16秒)

ミルポンさんへ  
Almada  さん

>結局最後には、「師匠逝かないで」となってしまいます。
>せみの命の時間も、師匠の残された時間も少ないんやなぁ。

短い時間の中であとどれだけ、喜代美ちゃんたちに伝えていくことができるんでしょう。
人は必ず死んでしまう生き物だからこそ、
受け継ぐ者が必要だけれど・・・
避けられない別れは悲しく辛いです。

(2008年02月02日 13時03分19秒)

kokkunnさんへ  
Almada  さん

>夏場は蝉と蛙の大合唱ですが、子供の頃からなので、もう慣れましたよ。
>それに今は昔ほどじゃないような気がします。。。

都会でなくとも、だんだん虫の種類も数も少なくなっているような・・・

>明日のちりとてちんが心配です・・・

師匠に残された時間、気になりますね。
それができるだけ長いものでありますように。
(2008年02月02日 13時04分39秒)

らぶりーたわ子さんへ  
Almada  さん
自分の余命を悟ってきっとすごく怖くて、焦燥を感じていて・・・でも、誰にも助けを求めないで。
師匠との悲しい別れの時が少しでも先にのびるといいな・・・と思います。
(2008年02月02日 13時28分33秒)

カオリオカ999さんへ  
Almada  さん

>糸子にも隠そうとしている姿が、よけい涙をそそります。

お上さんが亡くなった時も、わが子の弟子入り志願を受けた時も、同じようにとぼけて本心を隠していて。
そんな師匠が大好きなのですが、
そのおかげで誰も気づかず
もう手遅れの状態なのでは・・・と思ってしまいます。
(2008年02月02日 13時46分25秒)

みゆ~みゆさんへ  
Almada  さん

大阪のセミ、種類が昔と違うものが増えているとか・・・
温暖化のせいなのでしょか。

A子ちゃんは喜代美ちゃんに助けを求めているのかな・・・
BKスタジオ楽しいところですよね。子供らが大喜びでした。(夏に行きました~♪)
でもドラマの収録はその時してなくて。
また見学してみたいです~
新キャラの登場、楽しみです。


(2008年02月02日 13時56分55秒)

YOSHIYU機さんへ  
Almada  さん

>それには、ちゃんと理由があって、温暖化の影響と
>都会への適応力の差で、アブラゼミが減り
>鳴き声のうるさい、南方系のクマゼミが
>増えたからだそうです。

そうなんだ・・・温暖化の影響なのですね。
とゆうことはあの実家近くの公園のセミは・・・
いなくなりかけのアブラゼミ?
それとももう、クマゼミに取って代わられているんでしょうか。 
生態系が変わってしまうほどの急激な気候変動・・・
温暖化は深刻なのですね。
このままでいいのかとなんだか不安になります。

(2008年02月02日 14時04分17秒)

黒ネコ88さんへ  
Almada  さん
もう時間が残り少ないのでしょうね・・・。
あんなに苦しい状況でも、とぼけてしまう・・・
隠してしまう師匠、そういうところが大好きなのですが、
正太郎おジイちゃんと正典父さんのように、
師匠と小草若ちゃんも最後の最後で素直にお互いの思いを通じ合わせることができるといいなぁと思いました。 (2008年02月02日 14時06分36秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

Almada

Almada

コメント新着

z21Y1X Wow, great blog. Really Cool.@ z21Y1X Wow, great blog. Really Cool. z21Y1X Wow, great blog. Really Cool.
flBg8Z Looking forward to reading more. Great arti@ flBg8Z Looking forward to reading more. Great article post.Thanks Again. Fantast flBg8Z Looking forward to reading more.…
UCr5tn Great article.Much thanks again. Really Coo@ UCr5tn Great article.Much thanks again. Really Cool. UCr5tn Great article.Much thanks again.…
9BkIwY Muchos Gracias for your blog.Thanks Again.@ 9BkIwY Muchos Gracias for your blog.Thanks Again. Fantastic. 9BkIwY Muchos Gracias for your blog.Tha…
scoSbc I value the article. Great.@ scoSbc I value the article. Great. scoSbc I value the article. Great.

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: