「ロブ・ロイ」は20世紀初めに誕生したことは間違いない、代表的なクラシック・カクテルの一つです。洋の東西を問わず、現代でもバーで注文されることが多いカクテルです。カクテル名は、18世紀のスコットランドの有名な義賊、ロバート・ロイ・マクレガー(Robert Roy MacGregor)のニックネームに由来しています。
(2)1894年、ブロードウェイ・ミュージカル「ロブ・ロイ」のプレミアを記念して、ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルのバーテンダー(名前は不明)が考案した(出典:Straight Up or On The Rocks:Bill Grimes著<1993年刊>、またはWikipedia英語版:Sudhir Andrews:Textbook Of Food & Beverage Management<2008年刊>)。※著名なカクテル評論家デイル・デグロフ氏はこの説を支持しています。
欧米のカクテルブックでロブ・ロイが初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、米国で1914年に出版された「World Drinks and How To Mix Them」(William Boothby著)です。そのレシピは、「ウイスキー3分の2ジガー、スイート・ベルモット3分の1ジガー、アンゴスチュラ・ビターズ2drop(ステア)」となっています。 (※同著は、併せて。「ロブ・ロイNo.2」=ウイスキー3分の2ジガー、ドライ・ベルモット3分の1ジガー、キュラソー2dash、アンゴスチュラ・ビターズ2drop、レモンピール、飾り=マラスキーノ・チェリー、「ロブ・ロイ・ドライ」=ウイスキー2分の1ジガー、ドライ・ベルモット2分の1ジガー、オレンジ・ビターズ2dash、アンゴスチュラ・ビターズ2drop、レモンピール という2つのバリエーションも紹介しています)。