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皆さま、バーUK2024年12月の店休日と営業時間のお知らせです。 【12月の店休日=予定】 1日(日)、4日(水)、8日(日)、9日(月)=臨時休業、15日(日)、21日(土)、22日(日)、29日(日)~31日(火)※新年は5日(日)までお休みを頂戴し、6日(月)から営業致します。 なお、20日(金)はライブ・イベント開催のため、原則として貸切営業となります。何卒ご了承ください。 ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for December 2024】The bar UK is closed on 1st、4th、8th、9th、15th、21st、22nd、29th、30th、31st ※20th =Fully booked for our private party or whisky tasting seminar(Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm. ※In January we will be closed until 5th and open from 6th.
2024/11/23
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WEBマガジン「リカル(LIQUL)」連載 【カクテル・ヒストリア第30回】 幻の「秋山カクテルブック」改訂版と出合う! ◆「日本初」は実用性であまり評価されず「天皇の料理番」として知られた元宮内庁料理長、秋山徳蔵氏(1888~1974)=写真左下=は、大正13年(1924年)10月に、日本で初めてのカクテルブック『カクテル 混合酒調合法』を出版した人物としても歴史にその名を残している。秋山氏は元々、職業バーテンダーではなく、西洋料理のシェフだったが、海外からの賓客を招く宮中晩さん会を取り仕切る立場から、必要に迫られて洋酒やカクテルの勉強にも打ち込んだ。そして著したのが前掲の本である。 この日本初のカクテルブックには、約200種類のカクテルが収録されているが、残念ながら、個々のカクテルの作り方やレシピについては「文章のみの説明しかなく、あまり実用的ではない」という評判もあって、一般にはあまり普及しなかった。一方で、同年の1カ月後に出版された前田米吉氏の『コクテール』には、レシピが現代のカクテルブックと同じような「分量や割合で」表記されていて、実用性という点では、前田氏の本の方が高く評価されたことは疑いない。 ◆わずか5年後に改訂版を出した秋山氏日本生まれのカクテルブックとしては、その後、1926年(昭和元年)に『カクテル製法秘訣』(中田政三著)、1929年(同4年)に『カクテル』(安土禮夫著)、1931年(同6年)に『世界コクテル百科辞典』(佐藤紅霞著)などの本が出版されたが、当時のバー業界で話題になったという記録はない(写真右下=秋山徳蔵が1924年に出版した『カクテル 混合酒調合法』の表紙)。戦前に出た本格的かつ実用的な文献としては、1936年(同11年)の『スタンダード・カクテルブック』(JBA編、村井洋著)の最も高く評価された(いまだ復刻版が実現しないことは個人的にはとても残念である)。しかし私は先般、洋酒評論家として著名な福西英三氏(故人、1930~2022)が2008年に出版された『読むカクテル百科』(河出書房新社・刊)という著書を読んでいて、驚くべき一文を見つけた。曰く、「一番古い『ブルームーン』収録書は、なんと1929年(昭和4年)に東京・赤坂の秋山料理研究所から発行された秋山徳蔵著『コクテール 混合酒調合法』というカクテルブックだった。」(137頁)と。私はそれまで、秋山氏の著書については前述の『カクテル 混合酒調合法』しか知らなかった。彼が「日本初」の本から5年後に、自ら改訂版とも言えるカクテルブックを出していたことは、少々驚きだった。 ◆国会図書館にも蔵書はない「幻」の本早速、国会図書館のデータベースで調べたが、同館では所蔵していなかった。代わりに東京都内にある民間の図書館が、なぜか1冊所蔵しており、著作権法に違反しない範囲でコピーを入手することも可能だと分かり、依頼した。その結果、以下に紹介する興味深い事実がいくつか分かった(写真左=秋山徳蔵著『コクテール 混合酒調合法』=1929年刊=の本文表紙)。。1. 内容は、1924年初版の焼き直しだろうと想像していたが、1929年改訂版では、秋山氏はまったく新しいスタイルで書き直していた。2. 初版にはなかった、箇条書きでのレシピの分量表示を実現させている。3. タイトルも1924年の初版は『カクテル 混合酒調合法』だが、1929年改訂版では『コクテール 混合酒調合法』と変えている。4. 本の判型も、初版ではA5判くらいのサイズだったのが、改訂版では、持ち運びしやすく、現場でも使いやすいポケットサイズ(縦約15cm、横約9cm)に変更している。5. 改訂版での収録カクテルは120種類。初版の208種類と比べるとかなり少なくなっているが、約半数は新しいカクテルを収録している。6. 新収録されたカクテルには、バカルディ・カクテル、バンブー、ブルームーン、ブロンクス、ギブソン、ミリオンダラー(※かの『サヴォイ・カクテルブック』=1930年刊=よりも1年早く!)、ニューヨーク、パラダイスなど現在でもよく知られるカクテルも多いが、同じく知名度はあったはずのエッグノッグ、ウイスキー・ハイボール、ホーセズ・ネック、サゼラック、ジン・フィズ、ジャンディ・ガフなどは改訂版でなぜか外されていた。 ◆「前田本」をかなり意識した大幅改訂秋山氏は、この改訂版を出そうと思った動機について、序文(自序)で以下のように記している(写真右下=秋山徳蔵が日本で初めて活字で紹介したカクテル「ミリオン・ダラー」)。 「國を料理する政治家も、経済界に活躍する実業家も、世界の檜舞台に立つ外交家も、日々事務室に働く俸給生活者も、工場に勤務する人々も、朝には思うが儘(まま)に奮闘せんとする溌剌(はつらつ)たる精神を振り興さんため、愉快なるアルコールを要求し、夕には、終日の勤労を癒し明日の力を培養するに強烈なるスピリットを愛好するは、自然の歌であらねばならぬ。(中 略) 近来我國に、一杯良く陶然たる快味をかちうるコクテールの、著しく流行を見るに至りたるは元より故なしとしない。著者は百忙一閑を愉しみ、嘗て『カクテル 混合酒調合法』なる小著を公にしたが、近来の傾向に鑑み、更に稿を更め、註解を加へ実際を基とし、酒場に働く人並びに社交界に活躍する紳士淑女、好酒豪の為めに新たに本書を刊行する所以である。」行間には初版『カクテル』が、前田氏の『コクテール』と比べて、「読みにくい」「使いにくい」と指摘された点を真摯に受け止め、より実用的な本にしようと思った気持ちがにじむ。タイトルもあえて「カクテル」から「コクテール」に変え、収録カクテルも半数を入れ替えたのは、明らかに前田氏への“対抗意識”の表れだろう。この改訂版出の刊行時、秋山氏は41歳。25歳の若さで宮内省大膳寮厨司長に招かれて以来16年のキャリアを積み、すでに揺るぎない地位を築いていた。別にこの本が売れなくても生活に困る訳ではない。しかし、やはり、「日本初」のカクテルブックを出したというプライドが許さず、再び、現場で役に立つ改訂版を出そうと挑んだのかと思うと、秋山氏の人間らしい一面が見られて、微笑ましいとまで思ってしまうのは私だけだろうか。・WEBマガジン「リカル(LIQUL)」上での連載をご覧になりたい方は、こちらへ・連載「カクテル・ヒストリア」過去分は、こちらへ
2024/11/23
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バーUKは本日23日(土=祝日)、明日24日(日)はお休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 23rd & 24th of Nov.
2024/11/23
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バーUKは本日16日(土)、通常通り(午後2時~7時半。ご入店は7時まで)営業致します。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( Nov. 16th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm.
2024/11/16
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バーUKは本日13日(水)、「月イチ平日店休日」となります。ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご了承くださいませ。Sorry, today( Nov 13th )the bar UK is closed.
2024/11/13
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バーUKは本日9日(土)、明日10日(日)の両日、お休みを頂戴致します。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 9th & 10th of Nov.
2024/11/09
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バーUKは本日8日(金)、原則として終日、貸切営業となります。何卒ご了承ください。(なお、外国人のお客様に限り、その時間帯で1組だけ受け入れます→すでに午後4時から1組ご予約を頂いております。この点は、貸切のお客様の皆さんにも、事前にご了解を得ております)。Today( Nov 8th )the bar UK is fully booked for the private party.追記:外国人のお客様に限って受け入れる理由は、遠い所からはるばる来てくださる皆さんとは「一期一会」であることも多く、できるだけ良い思い出を持ち帰ってほしいと願うからです。 もちろん、日本の方でも遠方から来られた方は可能な限り受け入れたいと思っていますが、一応、外国人の方を優先したいと思います。何卒ご理解の程を宜しくお願いいたします。
2024/11/08
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バーUKは本日6日(水)、店内イベント開催のため、原則として貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。Today( Nov 6th )the bar UK is fully booked for our private party.
2024/11/06
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バーUK・冬季恒例の限定メニュー「おでん」が、本日11月5日からスタートいたします。皆さまのご注文を、心よりお待ちしております(売り切れ御免!)
2024/11/05
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バーUKは本日3日(日=祝日)、明日4日(月=振替休日)の両日、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 3rd & 4th of Nov.
2024/11/03
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バーUKは本日2日(土)、通常通り(午後2時〜7時半、ご入店は7時まで)営業致します。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( Nov 2nd )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm(Your entry is until 7:00 pm).
2024/11/02
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皆さま、バーUK2024年11月の店休日と営業時間のお知らせです。 【11月の店休日=予定】 3日(土)、4日(日)、9日(土)、10日(日)、13日(水)、17日(日)、23日(土)、24日(日)、30th(土) なお、6日(水)、8日(金)、27日(水)はイベント開催のため、原則として貸切営業となります。何卒ご了承ください。 ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for November 2024】The bar UK is closed on 3rd、4th、9th、10th、13th、17th、23rd、24th、30th ※6th、8th、27th =Fully booked for our private party or whisky tasting seminar(Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/10/27
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バーは本日20日(日)から28日(月)まで、店内の設備改修工事のため、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Sorry, the bar UK is closed from 20th to 28th of Oct due to renovation work.
2024/10/20
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バーUKは本日19日(土)、通常通り(午後2時〜7時半、ご入店は7時まで)営業致します。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( Oct 19th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm(Your entry is until 7:00 pm).
2024/10/19
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バーUKは本日12日(土)、通常通り(午後2時〜7時半、ご入店は7時まで)営業致します。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( Oct 12th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm(Your entry is until 7:00 pm).
2024/10/12
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バーUKは本日10月5日(土)、明日6日(日)はお休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 5th & 6th of Oct.
2024/10/05
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バーUKは本日9月25日(水)、第45回「テイスティングの集い」開催のため、原則として終日貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。Today( Sep 25th )the bar UK is fully booked for our whisky tasting seminar.
2024/09/25
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皆さま、バーUK2024年10月の店休日と営業時間のお知らせです。 【10月の店休日=予定】 5日(土)、6日(日)、13日(日)、14日(月)=祝日、20日(日)~28日(月)=店内メンテナンス工事のため臨時休業 ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for October 2024】The bar UK is closed on 5th、6th、13th、14th and 20th~28th=Temporarily closed for facility repair work( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/09/23
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バーUKは本日14日(土)、武部好伸さんの「ほろ酔い シネマ・カクテル ~銀幕を彩るグラスの美酒たち~」出版記念トークショー(午後4時~)開催のため、終日貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。Today( September 14th )the bar UK is fully booked for our private party( Talk Show “ Cinema Cocktails” by Yoshinobu Takebe ). We thank you for your understanding.
2024/09/14
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バーUKは本日11日(水)、店休日となっております。何卒ご了承くださいませ。Today( Sep 11th )the bar UK is closed.
2024/09/11
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バーUKは本日9月7日(土)、明日8日(日)はお休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 7th & 8th of Sep.
2024/09/07
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バーUKは本日24日(土)、通常通り(午後2時~7時半。ご入店は7時まで)営業致します。皆様のお越しをお待ちしております。Today( Aug 24th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm( Your entry is until 7:00 pm ).
2024/08/24
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皆さま、バーUK2024年9月の店休日と営業時間のお知らせです。 【9月の店休日=予定】 1日(日)、7日(土)、8日(日)、11日(水)、15日(日)、16日(月)=祝日、21日(土)、22日(日)、23日(月)=祝日、29日(日) ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for September 2024】The bar UK is closed on 1st、7th、8th、15th、16th、21st、22nd、23rd、29th( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/08/23
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バーUKは本日8月21日(水)は店休日となります。何卒ご了承くださいませ。Today( Aug 21st )the bar UK is closed.
2024/08/21
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バーUKは本日17日(土)、明日18日(日)の両日、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 17th & 18th of Aug.
2024/08/17
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バーUKは本日15日(木)、お盆休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Today( Aug 15th ) the bar UK is closed for the Obon ( Festival of the Dead or Festival of Souls ) vacation. Thank you for your understanding.
2024/08/15
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バーUKは本日11日(日)、明日12日(月)=振替休日、お休みを頂戴致します。何卒ご了承くださいませ。Bar UK is closed on 11th & 12th of Aug.
2024/08/11
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バーUKは本日10日(土)、通常通り(午後2時~7時半。ご入店は7時まで)営業いたします。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( Aug 10th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm(Your entry is until 7:00).
2024/08/10
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バーUKは本日7日(水)、店休日のためお休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Sorry, today( Aug 7th )the bar UK is closed.
2024/08/07
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バーUKは本日8月3日(土)、4日(日)の両日、お休みを頂戴致します。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 3rd & 4th of August.
2024/08/03
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WEBマガジン「リカル(LIQUL)」連載 【カクテル・ヒストリア第29回】 「レッド・アイ」は何処の生まれか? ◆映画「カクテル」から広がった誤解「レッド・アイ」=写真下=は、ビールとトマト・ジュース、スパイス類でつくる、とてもシンプルなカクテル。欧米発祥と誤解されることも多いが、実は1970年代に日本国内で誕生したドリンクである。カクテル名(「赤い眼」)は、「二日酔いのような血走った眼」に由来するという説が一般的だが、誕生の経緯はほとんど伝わっていない。日本のカクテルブック等では、「レッド・アイは、トム・クルーズ主演の映画『カクテル』(1988年公開)で登場してブレークし、その後、日本国内に広がった」と紹介されることが少なくない。映画「カクテル」と原作者ヘイウッド・グールド(Heywood Gould)の小説では、トムが演じる主人公フラナガンの友人で、バー・マスターのダグが、フラナガンのためにレッド・アイをつくる有名なシーンがある。だが、このレッド・アイは、現代の標準的なレシピに生卵を加えるという驚くべきカクテルとして描かれていた。 ◆映画公開以前から、日本のバーでは飲まれていたしかし、映画「カクテル」が起源という説は、まったくの事実誤認と言うしかない。グールドの小説が出版(1984年)される以前の1970年代後半~80年代前半、日本国内ではすでに、レッド・アイ(生卵はなし)は街場のバーにお目見えしていた。1982年に、日本で出版されたカクテルブック(福西英三著『カクテル入門』=写真右下)にも紹介されている。ビールとトマト・ジュースのカクテルは、本土返還(1973年)前の沖縄ではポピュラーなドリンクだった。。沖縄では当初、「トマト・ビア(Tomato Beer)」または「レッド・ビア(Red Beer)」という名前で飲まれてたという証言もあるが、これがいつしか「レッド・アイ」という名前に変わり、観光客や米軍関係者らを通じて日本本土に伝わったと考えられている。その後、本土に伝わった段階では、「レッド・アイ」という名でほぼ定着していた。そして首都圏から広がり、その他の国内大都市のバーでも、普通に飲めるようになった。私自身、バーで初めてレッド・アイを飲んだのは、1970年代末だったような記憶がある。困ったことに、そういう事実を知らない一部のバー業界関係者や出版関係者が、映画「カクテル」が話題になったことで、「レッド・アイは米国発祥で、本来は生卵を入れるスタイルだった」などという作り話を広めてしまった。 ◆生き残らなかった映画版「生卵入りレッド・アイ」映画&小説のために考案された「生卵入りのレッド・アイ」は、日本で普通に飲まれていた(生卵なしの)レッド・アイが、何らかのルートで原作者のグールドに伝わり、話題づくりのためにアレンジされたものなのだ。「グールドのオリジナル」であり、今日私たちが味わっているレッド・アイとは基本的に別物だということ(ちなみに、グールドは作家になる前、バーテンダーの職歴もあった)。残念ながら、映画「カクテル」自体は専門家から酷評され、加えて米国では元々、生卵を食べるような習慣がなかったこともあり、映画版レッド・アイはその後、米国内ではほとんど忘れ去られてしまった(代わりに、同じ映画に登場した「オーガズム」や「セッックス・オン・ザ・ビーチ」のというカクテルは、その奇抜な名前が話題になったこともあり、今なお生き残っている)。現在、欧米のバーでは「レッド・アイをください」と言っても、99%通じない。「それって何?」と怪訝な顔をされるだけだろう。70年代以降に出版された欧米のカクテルブックでも、この(生卵なしの)レッド・アイというカクテルを紹介している文献は、調べた限りでは皆無である(写真左=映画「カクテル」の原作となった小説の翻訳文庫本)。ただし、IT時代のグローバルな現代、日本国内のレッド・アイが逆に欧米へ発信されているためなのか、5年ほど前は「Red Eye Cocktail」でグーグル検索しても、ほとんどヒットしなかったのに、現在では「日本発のカクテル」として紹介する欧米の専門サイトもいくつか現れるようになっている。 ◆欧米では「レッド・ビア」の方がまだ通じる?ちなみに、欧米などでは現在、ビールとトマト・ジュース、スパイス類を使ったカクテルは存在しないのかと言えば、そうではなく、様々な「違う名前」で飲まれている。米国では例えば、「レッド・ビア(Red Beer)」「トマト・ビア(Tomato Beer)」「スパイシー・ビア(Spicy Beer)」「レッド・ルースター(Red Rooster)」「ブラッディ・ビア(Bloody Beer)」等々。カナダでは「シーザー(Caesar)」または「カルガリー・レッド・アイ(Calgary Red Eye)」、メキシコでは「ミチェラーダ(Michelada)」または「チェラーダ( Chelada)」と呼ばれることが多いという(調べた限りでは、世界的には「レッド・ビア」が一番多数派のようだ)。それぞれいつ頃発祥したのかについては、レッド・ビアについては1950~60年代、ミチェラーダについては1980年代と紹介するサイトもあったが、その裏付け(根拠資料)は示されていない。いずれにしても、単純なレシピなので、名前は違っても、世界各地でほぼ同時多発的に同じようなカクテルが誕生していても不思議ではない。 レッド・アイは、アルコール度数は低めで、ビタミン類も豊富なことから、一晩のバー巡りの締めとして、あるいは飲み過ぎた翌朝の「迎え酒」として(笑)、ぴったりの一杯だ。私もバー巡りをする時には、最後の一杯によく注文する。すると、翌日は二日酔いもなく、すっきりとした頭で起きられるのだ。・WEBマガジン「リカル(LIQUL)」上での連載をご覧になりたい方は、こちらへ・連載「カクテル・ヒストリア」過去分は、こちらへ
2024/08/01
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バーUKは本日27日(土)、通常通り(午後2時〜7時半)営業致します。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。Today( July 27th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm.
2024/07/27
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バーUKは本日25日(木)、マスターが天神祭に伴う「出張バーテンダー」仕事のため、店はお休みとなります。何卒ご了承くださいませ。Sorry, today( July 25th )the bar UK is temporarily closed.
2024/07/25
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皆さま、バーUK2024年8月の店休日と営業時間のお知らせです。 【8月の店休日=予定】 3日(土)、4日(日)、7日(水)、11日(日)、12日(月)=振替休日、15日(木)=盆休み、17日(土)、18日(日)、21日(水)、25日(日)、31日(土) ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for August 2024】The bar UK is closed on 3rd、4th、7th、11th、12th、15th、17th、18th、21st、25th、31st( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/07/25
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バーUKは本日7月23日(火)、テイスティングの集い開催のため、原則として終日貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。Today( July 23rd )the bar UK is fully booked for our whisky tasting seminar.
2024/07/23
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バーUKは本日20日(土)、明日21日(日)の両日、お休みを頂戴致します。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 20th & 21st of July.
2024/07/20
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バーUKは本日13日(土)、通常通り(午後2時〜7時半)営業致します。皆さまのお越しをお待ちしております。Today( July 13th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm.
2024/07/13
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バーUKは本日10日(水)は店休日となります。何卒ご了承くださいませ。Today( July 10th )the bar UK is closed.
2024/07/10
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Bar UKの店休日や営業時間に関する情報発信について、改めて皆様へのお知らせ&お願いです。1.Bar UK公式HP&Blogでは( → https://plaza.rakuten.co.jp/pianobarez )原則として、営業時間について、毎日の告知は致しておりません(毎月の店休日や突発的な臨時休業、土曜営業の有無等についてのみ、随時お知らせしています)。2.毎月の店休日、毎日の営業時間等については、以下のSNSページでご確認頂けます。※Bar UK 公式facebookページ → https://facebook.com/arkwbaruk※Bar UK 公式X(旧Twitter) → https://twitter.com/BarukOsaka※Suntory「バー・ナビ」のBar UKのページでは、一般的情報のみ掲載しております。→ https://bar-navi.suntory.co.jp/shop/S000005342/(Bar UK公式HP&Blog、Bar UK公式facebookページは、グーグルやヤフー等で「バーUK 大阪」で検索すれば、簡単に見つかります)3.お問合せ等はメッセンジャーまたは店まで営業時間中に電話(06-6342-0035)でお願いいたします。
2024/07/06
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バーUKは本日6日(土)、明日7日(日)の両日、お休みを頂戴致します。何卒ご了承くださいませ。The bar UK is closed on 6th & 7th of July.
2024/07/06
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バーUKは本日26日(水)、店休日となります。何卒ご了承くださいませ。Today( June 26th )the bar UK is closed.
2024/06/26
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バーUKは本日22日(土)、明日23日(日)の両日、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Bar UK is closed on 22nd & 23rd of June.
2024/06/22
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皆さま、バーUK2024年7月の店休日と営業時間のお知らせです。 【7月の店休日=予定】6日(土)、7日(日)、10日(水)、14日(日)、15日(月)=祝日、20日(土)、21日(日)、25日(木)=臨時休業、28日(日) ※なお、23日(火)は「テイスティングの集い」開催のため、原則として貸切営業となります。 ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for July 2024】The bar UK is closed on 6th、7th、10th、14th、15nd、20th、21st、25th、28th( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/06/20
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バーUKは、本日5日(水)は店休日となります。何卒ご了承くださいませ。 Today( June 5th )the bar UK is closed.
2024/06/05
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バーUKは本日29日(水)、第43回「テイスティングの集い」(テーマ「マイナーな蒸留所のモルトウイスキー飲み比べ」)開催のため、原則として貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。Today( May 29th ) the bar UK is fully booked for our private whisky-tasting seminar.
2024/05/29
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バーUKは本日25日(土)、明日26日(日)の両日、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Bar UK is closed on 25th & 26th of May.
2024/05/25
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皆さま、バーUK2024年6月の店休日と営業時間のお知らせです。 【6月の店休日=予定】1日(土)、2日(日)、5日(水)、9日(日)、15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、26日(水)、30日(日) ※営業時間は、平日=午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)、営業する日の土曜日=午後2時~7時半(ご入店は7時まで)とさせて頂きます。 平日午後9時以降(※土曜日は午後7時以降)にご来店の場合は、必ず事前に店までお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。平日午後9時の時点(土曜日は午後7時の時点)でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※また、ご入店は引き続き御4人様まで、ご在店時間は2時間まで、店内の在客数は最大7~8人にそれぞれ制限させて頂いております。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for June 2024】The bar UK is closed on 1st、2nd、5th、9th、15th、16th、22nd、23rd、26th、30th( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2024/05/24
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WEBマガジン「リカル(LIQUL)」連載 【カクテル・ヒストリア第28回】 もし、クラドックが米国に居続けていたら… ◆プライベートな部分に光を当てた『The DEANS Of DRINK』『サヴォイ・カクテルブック(The Savoy Cocktail Book)』(1930年刊)と言えば、サヴォイ・ホテルのチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドックが著した歴史的名著で、約90年経った現在でも、「歴史上、最高のカクテルブック」と評価されるこの本には、1920年代末までに誕生したスタンダード・カクテルやクラドックのオリジナルなど約900ものドリンクが収録されている。英国生まれのクラドックは、1897年、「新大陸アメリカで一旗を挙げよう」と22歳でリバプールから外航客船テュートニック号で旅立った。そして、クリーブランド、シカゴ、ニューヨークとバーテンダー修業を積み、求められると、大都市だけでなくリゾート地のホテルにも赴いた。1908年、33歳の時には、英領バハマ諸島(当時)の中心都市、ナッソーのコロニアル・ホテルに移り、ここで4年間働いた。仕立て屋と織物職人の両親を持つ彼が、なぜ、バーの仕事を選んだのかはよく分からない。おそらく、そう裕福でもなく米国にやって来たクラドックにとっては、まず、日銭を稼げるのは身近な職が飲食の現場だったのだろう。とにもかくにも、彼はホテルで職を求めた。そして毎日変化がある職場に、働く喜びを感じたのだろう。それから約23年間、米国を離れるまで、場所は変わっても飲食の場で働き続けたのだから、真面目な性格で忍耐力も強い人間だったに違いない。私は時々想像する。歴史に「たら・れば」はないが、「もし」を考えるのは面白い。以前、私は、「もし禁酒法が成立しなければ、クラドックはずっと米国にいるつもりだったのだろうか?」と考えたことがあった。そして、素顔の彼はどんな人物だったのか、私生活ではどんな日常を送っていたのか、妻や子どもはいたのか。誰しもが興味を抱くそんな部分について知りたいと思っていた。この連載でも以前に紹介した、2013年に刊行された『The DEANS Of DRINK』(Anistatia Miller & Jared Brown共著 ※ハリー・ジョンソン、ハリー・クラドックというカクテル界の2人の巨人の伝記)=写真上=は、これまで謎だった彼のプライベートな部分について、初めて少し光を当ててくれた。 ◆米国籍も取得し、第一次大戦では米軍に志願1916年9月、42歳のクラドックは米国籍も申請し、認められた(英国籍も持ったままの、いわゆる「二重国籍者」となったが、欧米では珍しいことではなかった)。そして、翌年、第一次世界大戦への参戦を米国が表明した際には、徴兵に自ら志願した。この事実を持ってしても、クラドックはもはや英国に帰るつもりはなく、米国に永住するつもりだったことが分かる。翌1917年6月には、アイルランド出身の未亡人、アニー・フィッツジェラルドと結婚する。アニーには死別した前夫との間にルイーズ・エミリーという13歳の娘がいた。結婚当時はアイルランドの姉の家に預けられていたが、3年後、クラッドックらと一緒にマンハッタンで生活し始めた(写真右=ハリーと妻アニー、アニーの娘ルイーズ・エミリー。パスポート用に撮られた写真という。(C)『The Deans of Drink』より)。しかし、家族3人で暮らし始めたのもつかの間、1920年、米国に禁酒法が施行されてしまう。働く場を失ったクラッドック。しかし、違法な社交クラブや“もぐり酒場”で働くことは彼のプライドが許さない。選択肢は「英国へ戻る」ことしかなかっただろう。 ◆マンハッタンの賃貸住宅契約を残したまま帰国この年の4月、クラドックは家族と一緒に帰英する。しかしこの頃、彼はそれでも「いずれ再び米国へ戻る」ことを考えていたことを示す事実がある。ロンドンに住む兄宅に一時身を寄せたが、米国大使館に届け出た住所はニューヨークのまま。マンハッタンの賃貸住宅の契約も5年分を残したまま、解約せず米国を離れている。「禁酒法などそう長く続かない。近い将来廃止となれば、またニューヨークへ戻りたい」と考えていたことは明らかだろう。クラドックは帰国翌年の1921年9月、サヴォイ・ホテルでバーテンダーの職を得た。ニューヨークの賃貸住宅には後に、娘のルイーズ・エミリーが再び帰米し、住むことになった。禁酒法はクラドックの予想に反して13年も続いた。その間に彼はサヴォイのチーフ・バーテンダーに昇格した(1925年)。1927年にはかのマダム・タッソーろう人形館にクラドックの人形が登場するなど、英国でのクラドックの人気と評価は確かなものになっていた。そして、1929年には米ウォール街での株暴落に端を発したあの「大恐慌」が始まり、経済情勢は最悪となる(写真左=アメリカン・バーのチーフ・バーテンダー時代のクラドック)。以前、私は「クラドックは1920年に帰英した後、二度と米国の地は踏まなかった」と書いたことがあった。しかし『The DEANS…』を読むと、実は1930年12月に一度だけ、米国の現状視察と称してニューヨークなどに戻っていたことが分かる。だが、この訪問も、「クラドックのカクテルを求めるサヴォイの顧客の要望に負けて」短期間で切り上げることを余儀なくされた。禁酒法はようやく1933年に廃止され、米国の酒場も復活し始める。クラドックは早速、米国内の複数の一流ホテルからバーテンダー復帰の申し出を受ける。しかし、「大恐慌」の後遺症はなお残り、米国経済はまだ苦しんでいた。一方で、クラドックはすでに英国で確固たる地位も名誉も築いていた。なお米国籍を持ち、米国に未練もあったクラドックだが、自分の年齢(58歳)も考えて、熟慮の末に断ったのは当然かもしれない。 ◆米禁酒法施行がなければ、あの名著も生まれなかった歴史に「もし」はないだろうが、もし禁酒法が施行されなければ、クラドックは間違いなく米国に永住していただろうし、あの名著『サヴォイ・カクテルブック』=写真下=も生まれなかったこと間違いない。1939年、64歳のクラドックはサヴォイを退職。と同時に、同じロンドンの5つ星ホテル、「ドーチェスター・ホテル」の改装なったバーのチーフ・バーテンダーに招かれ、新たなキャリアをスタートさせた。この頃、余暇には、川でフライ・フィッシングに興じることも楽しんだ(ただし釣り道具だけでなく、必ず酒とカクテルを造る道具も持参したという)。クラドックはその後、1951年には76歳でブラウンズ・ホテルのバーに移り、55年まで働き、80歳で引退した。まさに生涯をバーテンダーという仕事に捧げたような生き様。自分の輝かしい経歴についてほとんどメディアには語らなかったクラドックだが、1960年、85歳の誕生に際して、唯一(?)、記者のインタビューに応じて、1930年代、バッキンガム宮殿に招かれ、(当時の)国王ジョージ5世、6世らにカクテルをつくった思い出などを誇らしげに話している。1963年1月23日、ハリー・クラドックは脳溢血のため、ロンドン郊外の老人ホームで87年の生涯を閉じた。妻アニーとの夫婦関係や結婚後の暮らしぶりついては、なぜか記録や証言がほとんど残っていないためか、『The DEANS…』では一切触れられていない(クラドック自身も、あまり私生活を語る人ではなかった)。アニーとの間に子はなく、連れ子の娘ルイーズ・エミリーは結婚後、アイルランドのコークで暮らし、1993年、89歳で亡くなったという。・WEBマガジン「リカル(LIQUL)」上での連載をご覧になりたい方は、こちらへ・連載「カクテル・ヒストリア」過去分は、こちらへ
2024/05/23
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バーUKは本日18日(土)、通常通り(午後2時~7時半)営業致します。グループでのご予約が入っていますので、少々混み合うかもしれませんが、ご容赦くださいませ。Today( May 18th )the bar UK is open from 2:00 to 7:30 pm.
2024/05/18
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バーUKは本日11日(土)、明日12日(日)の両日、お休みを頂戴いたします。何卒ご了承くださいませ。Bar UK is closed on 11th & 12th of May.
2024/05/11
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