Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2018/05/27
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 85.スプモーニ(Spumoni)

【現代の標準的なレシピ】 【スタイル】 ビルド

 日本のバーでの人気カクテルの一つ。アルコール度数が低くて飲みやすいので、とくに女性がよく頼むことの多いドリンクです。日本語のカクテルブックでは「イタリア生まれのカクテル」とよく紹介され(Wikipedia日本語版や著名な評論家の方の本でも!)、バー業界の人でもそう思い込んでいる方が少なくありませんが、これは大きな間違い・誤解です。正真正銘、日本生まれのカクテルです。

 石垣憲一氏の著書「カクテル ホントのうんちく話」(2008年刊)によれば、「イタリア発祥説」は後世のつくり話で、1980年代半ば、日本国内のカンパリ輸入業者(代理店)、あるいはイタリア料理ブームに便乗したレストラン業界関係者らが販促のために考案し、広めたというのが実際のところのようです。

 当のカンパリ社も1999年頃までは、「(日本の)スプモーニ」がカンパリのカクテルであることを知らず、同じようなレシピのカクテルを「カンパリ・ミックス」という別の名前で売り出したほどです(出典:上記・石垣氏の著書)。

 「スプモーニ」はイタリア語の「泡立つ」(スプマーレ=Spumare)からイメージされ、名付けられたようですが、本国イタリアだけでなく、欧米では「スプモーニ」とは一般的にジェラートやムースなどスイーツのことを意味します(出典:Wikipedia日本語版)。

 という訳で、欧米のカクテルブックでの収録例は、現時点で調べた限りではまだ出合っていません。しかしカクテルとしての「スプモーニ」の存在は、日本からの発信で逆に伝わったのか、今では世界的に少し知られるようになってきています。近年では、欧米のWEBサイト上でもスプモーニを紹介するところが散見されます(「Spumoni Cocktail」で検索すれば結構ヒットします。例えば、https://forums.egullet.org/topic/96519-spumoni/など)。

 もちろん、「イタリアとは何の関係なく、東京生まれのカクテル」「日本では缶入りのスプモーニも発売されている」などときちんと説明しているサイトも少なくありません(出典:Cocktail.uk.comほか多数)。「サントリー社が2000年以降、欧米でも缶入りスプモーニを発売したことで世界的に知られるようになった」とするサイトもありました。

 なお、欧米ではベースを(カンパリの代わりに)サントリー社の「ミドリ・リキュール(メロン・リキュール)」にした「ミドリ・スプモーニ」もそこそこ人気があるようです(例えば、http://www.completecocktails.com/Drinks/MidoriSpumoni.aspx#.WwtZaXtuLIUなど多数)。

【確認できる日本初出資料】 「カクテル・ハンドブック」(花崎一夫著、1990年刊)。レシピは、「カンパリ20ml、グレープフルーツ・ジュース30ml、トニック・ウォーター適量、オレンジ・スライス(飾り)」となっています。






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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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