ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 20, 2008
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「昼下がりの上司。」

 デンマーク映画界の奇才、鬼才、鬼門?、ラース・フォン・トリアー監督の映画 The Boss of It All を鑑賞した。「奇跡の海 Breaking the Waves」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の監督。

bossofiall.jpg www.direktorenfordethele.dk/index_uk

 とある会社が舞台のコメディ。社長不在のその会社で「社長のふりをしてくれ」と雇われた俳優が主人公。奇人変人の集まるオフィスで彼が経験する日常、非日常が描かれている。

 コメディのはずなのに正直言って全然笑えなかった。デンマーク流ユーモアなのかもしれないけど、あまりにブラック。
 例えば、アイスランド人とデンマーク人との確執、みたいなのも要素のひとつにあって、お笑いの難度高し。

 独特の「間(ま)」といい、皮肉めいた台詞といい、頭のいい人ぢゃなきゃ理解できなさそう。笑えない自分がもどかしくもあり哀しくもあり。

 ほんとにデンマーク国民はこのテのコメディを観て笑うのだろうか。それともこの監督が「狙いすぎ」なだけ?
 いや、あるいは、僕自身が単純明快でアメリカンなコメディに慣れてしまってるせいで、ちょっとひねった笑いを理解できないのか。



 ちなみにデンマーク語って、固すぎず柔らかすぎず、なぜか眠気を誘ったりもし。

*****

 同様に会社を舞台にしたブラックなコメディといえば、近年では 英国のテレビ「オフィス The Office」 。アメリカでも異例の大ヒット、しかもリメイク版まで出た。

 会社員生活を少しでも経験したことのある人なら共感できるはず。勘違い上司ってどの会社にもいるし。

office.jpg www.wowow.co.jp/drama/office





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jan 20, 2008 07:02:14 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: