ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 5, 2017
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カテゴリ: 映画、テレビ
「もう終わりだね君が小さく見える」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 中東問題を扱っており、比較的高評価を得てるらしいことは存じていたものの、なかなか観る機会のなかった映画。やっと鑑賞。
 イスラエルとシリアにまたがるゴラン高原が舞台。領土問題に翻弄され、「国境」を超えて隣国に嫁ぐ女とその家族の哀しい運命を描く。
 ​ 日本語のサイト

<感想>

 のどかな村の風景とは対照的に、かなり事情は複雑。村の住民はいったいイスラエル人なのかシリア人なのか。アラブ人としての自覚/自負は、家族内でも程度が異なる。
 興味深かったのは、彼らの旅券の国籍欄には、Undefined(国籍不定)と記載されている点。
 国境越えの場面なんて、もはや悲劇を通り越して喜劇みたい。花嫁と花婿は柵越しにお互いがもう見えてる距離にいるのに、なかなか旅券が受理されない。






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最終更新日  Oct 8, 2017 01:41:47 AM
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Re:映画:シリアの花嫁 The Syrian Bride הכלה הסורית‎‎(2004年イスラエル)(10/05)  
LimeGreen  さん
無国籍!
ほんとうにあるんですかねぇ…。 (Oct 8, 2017 08:52:31 PM)

Re[1]:映画:シリアの花嫁 The Syrian Bride הכלה הסורית‎‎(2004年イスラエル)(10/05)  
LimeGreenさんへ
無国籍もすごいですけど、多国籍もすごいです。不思議な感覚だろうと思います。
ぼくのまわりのガイジン仲間たちは、ぞくぞくと米国籍に移ったり、もともとの国籍に加えて米国籍を取得したりなさってます。
てか、国籍って何なんだろう、とか思っちゃいます。こうゆう映画観ると。
(Oct 15, 2017 12:10:59 AM)

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