ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Aug 13, 2021
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奏者:ぼく(バイオリン)、エレン(チェロ)

 今日は挙式で演奏いたしました。かなり暑かったけれども屋外で。
 最近のお若い方々は、キリスト教の信者でも、別に13日の金曜日だからといって縁起が悪いとか考えなくなってるみたいです。

 ちなみに、新婦側のご親戚に歌手がいて、彼が是非ともお祝いしたいと、自身の率いる四人組でアカペラ男声四重唱(barbershop様式)を式典で披露なさいました。曲はビリージョウル「ララバイ」。あまりに見事な歌唱でびっくり。
 ぼくらはその直後にビートルズ「ヒア・カムズ・ザ・サン」を弾くことになってたので、ちょっとビビりつつも、負けずにゴン弾き。気合い入れて弾きまくりました。

 てか、どうやら新婦側は親戚一同音楽一家みたいで、多くの歌手や演奏家を輩出している家系とのこと。ふーん、すごいなーとは思っておりました。

 そしたら、挙式終了後ぼくらが会場を去ろうとした矢先、とあるご婦人に話しかけられました。新婦のご家族のようです。「あなたたちの演奏、素晴らしかったざますわ」。
 Kさんと名乗るその女性は、挙式など大切な場面での音楽は(CDとかじゃなく)生演奏であるべき、という強いご信念をお持ちとのこと。新婦を説得しまくり、挙式に弦楽を発注させたのだそうです。ありがたいです。
 そして彼女は、「実はわたくしも若い頃はよくバイオリン弾いておりましたのよ、おっほっほ。それではごめんあそばせ」とのたまって、お去りになりました。



 どんな本番であっても常に最高の演奏を心がけるのは当然だけれども、ほんと、会場にはどんな人が紛れているかわからないものです。





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最終更新日  Aug 16, 2021 09:21:57 PM
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