(英文)As Thelma, Roger, Jamers, and Harriet flew on, all they could see beneath them, mile after mile, was the city's roofs, the city's streets. (訳文)セルマとロジャーとジェームズとハリエットは空を飛びつづけましたが、目に映るものと いえば、行けども行けども都会の屋根、都会の通り、それだけです。 ( 私 )セルマ、ロジャー、ジェームズ、ハリエットは飛び続け、何マイルもの間、下には町の 屋根と通りしか見えませんでした。 私の訳は、直訳ですね・・・ 1冊を通してずっと、「訳が硬いな~」と思っていました。でも、それを柔らかくするには どうしたらいいのか、まったくわからず・・・。
(英文)"What kind of birds are you, anyways?" it finally asked. (訳文)「ところで君たち、なんていう種類の鳥なのかな」と鳩は考えあぐねた末に尋ねました。 ( 私 )「とりあえず、なんていう鳥なのさ?」とうとうハトは尋ねました。 これは、子猫たちに出会った鳩が、しばらく子猫たちを眺めまわしたあとに話しかけて いる場面です。
(英文)"Sitting in the catbird seat!" sang Harriet, perphed on a pinnacle. (訳文)「これはぬくぬく、らくちんだ!」とハリエットはとんがり屋根のてっぺんに腰をかけて 歌いました。 ( 私 )「てっぺんもーらい!」ハリエットは楽しそうに、塔のてっぺんに降り立ちました。 これも、第1章の例と同じように、自分で訳文を創作してしまいました。
「sit in the catbird seat」:訳注に書いてあったのですが、これは英語の熟語 なんだそうです。 意味は「ろくに努力もしないのに、高い裕福な地位にいて、のうのうと暮らす」 というかんじ。 私はハリエットが「catwings」を「catbird」と言い換えただけかと思ってしまい、
(英文)They were slept for a while in a weary, furry heap. (訳文)子猫たちはもうくたくただったから、しばらくのあいだ、みんなで折り重なるようにして ぐっすりと眠りました。 ( 私 )くたくたになった4匹はそこでふわふわの毛玉の固まりになってしばらく眠りました。 「in a furry heap」。これも、どう訳したらいいのか困ってしまったところです。
(英文)"I suppose their father was a fly-by-night" (訳文)「そりゃ、この子たちのお父さんが、飛びまわって遊んでばかりいるような人だった からだよ」 ( 私 )「父親は夜逃げしたんだと思うわ」 私の訳では、翼と父親のあいだにはぜんぜん関係がありません。 著者が「fly」と翼をかけたことはおそらく間違いないので、それが分かるような訳に するべきでした 「街から街へ飛び歩いている人」とか。 (これでも訳文とは全然違いますが、参照した「fly-by-night」の意味そのものがちょっと 違うので、そこは大目に見ます☆)