どうしてもこの直後のパリコンサートとの比較論になってしまうのだが、録音の悪さを差し引いてもこちらのほうがいい。 感動的に、そしてすばらしく展開してゆく、彼のひらめき。 その流れを持続させたまま『Up With The Lark』での、ジョンソンとの対話へ。 ハードな演奏をいともも簡単に繰り広げる2人。 変拍子で響きあったかと思えば、また本来の拍子に戻る、すばらしい2人のコンビネーション。
『Minha』もこの時期よく演奏したナンバーだ。まだ2人の対話は続く。 『Someday My Prince Will Come』でラバーバラが戻る。 この演奏はラバーバラが推進力となっている。 この時期のラバーバラはようやくこのグループでの自分の役割を理解したようだ。 それも、深い部分で。 抑えすぎるでもなく、奔放すぎるでもなく。 ヒートした3人のクールダウン『If You Could See Me Now』 そして締めは『Nardis』で。 どんどん長くなるこの曲、ここでは17分も。(笑) トリオのチューニングの意味も持った曲だ。
1.I Love You Porgy 2.Up With The Lark 3.Minha 4.Someday My Prince Will Come 5.If You Could See Me Now 6.Nardis