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2004年05月27日
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昨日は、気温が上がって、東北でも今年初めての夏日になりました。緑が一気に濃くなっていきます。しかし、まだまだ油断はできません。我が家では、まだストーブを終わずにいます。

濃くなる緑を見て、ふと古里武蔵野を思いだしました。武蔵野は、高木としては欅が主流ですが、雑木林は、クヌギ、椎といったこころが主流です。狐のボタンなど草花は、東北より種類も多く、子どもの頃の記憶ではたくさん咲いていたように想います。

川越、所沢より狭山丘陵を越えて、かっての武蔵の国の中心に向けて府中街道が通っていますが、街道沿いの農家は、武蔵野独特の強風を避けるため、北側に欅などを中心にちょっとした林をつくっていました。いわゆる武蔵野の屋敷森です。土が火山灰からなる砂地なので、水分をとどめることなく、風にまいあがるためです。ですから水田ができにくく、陸稲と麦の栽培がよく目にしました。小金井、国分寺あたりにいくと「本多」とか名字のような地名があります。これは、江戸時代不毛のローム層大地、武蔵野を開墾した人のの名前がそのまま字名になったと考えられます。

この大地の開墾は、まずすぐに食料になる作物を植えなくてはなりません。シラス台地で試し済みの薩摩の芋を持ってきて、大量に栽培したとされます。川越の芋はこのころから江戸で有名になったのではないかと思うのです。水の確保にも苦労が見られます。かって武蔵野の火事は土で消すといわれるほどです。せめて野火事を止める用水路をと川越城主松平伊豆守(通称、知恵伊豆)野火止用水を作りました。

最近武蔵野を訪れることがなくなりました。テレビでたまに撮影される武蔵野を見ると、だいぶ変わったと印象を持ちます。確かにかっての貧しさはなくなったようですが、厳しい自然の中で貧しくも力強く生きる、そんな生活も捨てがたいと思うのです。





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最終更新日  2012年04月11日 16時45分02秒
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