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2004年06月04日
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昨日、ある東京のお客さんと方言の話になりました。「またいらっしゃい」を宮城では「またございんね」という。その響きがいいという話から話に花が咲いたわけですが、その方が言うには、標準語からすると東北弁は、遠くに感じない、むしろ田舎らしい素朴さを感じるが、関西や九州に行くと違和感を感じるのはなぜだろう、と問題提起してきました。成る程、そういわれればそうかなと自らの経験を思い起こしてしまいました。

私が一人、博多始発の南へ向かう各駅停車に乗ったときです。入線と同時に乗り込んだので、さほど混んではなかったのですが、発車時刻が近づくにつれ除々に混みだした時です。初老の方が私の座る席の近くに来ていきなり、「ととと」と声をかけてきます。意味が分からず、もしかしたら私に声をかけたのではないのかなと思い、一応顔を見て、笑顔で迎えるのですが、また「ととと」と言うってきます。その「と」が3つは何だろうと考えていると、ムッとしたようにその初老の方は、立ち去ってしまいました。後で地元の人に聞くと、その席をとっているのか、と聞いたんだということがわかりました。方言とは、冷静になれば意味はわかるのですが、とっさだとこのようなものです。

同じく九州の話ですが、ある小さなお店で、たまたま材料があるからとメニュー以外の料理を出されたときです。「辛くなかとですか」と聞かれ、香辛料も入っていないようなのにと思いながら、「いいえ、でもちょっとしょっぱいですね」と無遠慮に正直に答えると「やぱり、辛とですか。ちょっとよかとですか」と料理を引っ込めて何か加えるつもりらしいのですが、別に辛いとは言うっていないのにな、と不思議に思ったことがあります。後で聞くと、辛いもしょっぱいも全て辛いで片づけるそうだとわかりました。

方言に戸惑うのも旅の楽しさです。そもそも標準語は、ラジオ開局の際、放送語として作られたとある本で読んだことがあります。この放送の力で、宮城では、若い人はほとんど方言を話さなくなりました。よいことか、悪いことかわかりませんが、寂しいことであることは間違いないことです。





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最終更新日  2012年04月10日 22時01分38秒
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