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2023年12月26日
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カテゴリ: ニュース








「自閉症で避難所に行けない」“災害弱者”のケアが課題 
輪島市の「福祉避難所」は2か所のみ【news23】





避難生活が長引く中、
“災害弱者”のケアの必要性が高まっています。

自閉症の息子を持つ母親は
「団体生活が難しく、避難所に行けない」。

ただ、こうした家族らを受け入れる「福祉避難所」は
輪島市内で2か所に止まっています。

課題が山積する現場から、藤森キャスターが報告します。




住民の孤立に加え、対策が必要なのが災害弱者のケアです。

自宅が被災した岩崎香さん(46)と、
小学6年の息子・佑輝さん(11)。

自閉症の佑輝さんは生活環境の変化に敏感。

親の判断で避難所は諦め、
一家は崩れかけた自宅で過ごしていました。



岩崎香さん

「飛んだり跳ねたりもするし、大声も出しちゃうし。
団体での生活は難しいかなと思ってはいますけど、
周りの理解と…みんな大変な時なので(難しい)」




特に配慮が必要な人を受け入れるのが、 福祉避難所 。

障害のある人や高齢者、乳幼児や妊産婦などが対象です。




余震が続く中、自宅での生活に危険を感じた岩崎さん。

受け入れ先を探し辿り着いたのが、
現在、福祉避難所となっている、障害者のグループホームです。

避難後、佑輝さんは少し落ち着きを取り戻したといいます。


岩崎香さん

「比較的おとなしくしてくれているのかなとは思うんですけど、
こだわりとかもあって、すぐにはなじんでくれなくて。
ご飯とかも好き嫌い、偏食もあるし、
お皿が違うだけでも駄目なので。
この子なりに頑張っていると思うんですね。
慣れない環境なので」





輪島市には福祉避難所が25か所ありますが、
現在、受け入れができているのは、
この施設を含め2か所だけ。

職員や施設そのものが被災しているためで、
3か所目が開設されるめどは立っていません。







こちらの女性は当初、
障害のある息子たちと
通常の避難所に身を寄せましたが、
2日後、その避難所を出ました。



母親


「もう一人の子は色んなことに興味があるもので、
次から次から触ろうとするんですよね。
物をちぎったりとか、そういうことがあるもので、
触ったりできないというと、
余計にパニックになってしまって。
“障害があるということはわかっているんですけど、
しっかり見とらな駄目や”と言われて、
それがやっぱり結構ショックで…」


今、親子が避難しているこちらの施設は
福祉避難所ではありませんが、
自主的に障害のある避難者を受け入れています。

しかし、施設側もギリギリの状態です。


支援施設「一互一笑」管理者 藤沢美春さん

「スタッフが1人倒れていますし、1日から不眠不休で、
皆さん自分の家をほっておいて来ているので。
ただやっぱり皆さん、使命感ですかね。
障害のある方や高齢の方だったり、
災害の時にきちんと逃げられる、
避難できる場所を、
全国で色んな地域で
支援してあげてほしいなと思います」





​ 共同生活が難しく、自宅で我慢する人々も…

2次避難所の新設が急務

小川彩佳キャスター:
​

取材した藤森さんに伝えてもらいます。



藤森祥平キャスター:

取材させていただいた孤立した地区は、
震災が発生した初日から、
何とか皆さんやりくりして過ごしています。

自宅にあった食べ物とか飲み物とかを、
かき集めて持ち寄った。今もです。

持ち寄った灯油は発電機用に使い、
わずかな明かりとストーブで数日間、
耐え忍んでいるということです。

それから薬など、どうしても必要なものは、
土砂崩れの寸断箇所を自分たちで越えて、
市の中心部へ寒さの中
1時間以上かけて歩いて取りに行った。

車の使えない状況の中でも、
少しずつ物資を整えて集めていったということですが、
他の地域からの被災情報は届いていませんので、
怖い思いをしながら皆さん協力し合って、
避難の生活を送っているということです。

そんな中、ようやく(地震から)9日目になって、
自衛隊による空からの物資が届きました。

これによってかなり安心した声が広がったそうですが、
その先にもまだ孤立している地区がいくつもあり、
その地区ともらった物資を分け与えているということですから、
十分な備蓄という状態にはまだまだ程遠い現実があります。


小川キャスター:

それぞれ状況も、そしてニーズも異なってくると思います。

藤森さんはさまざまな避難所を取材したということですけれども、
1週間以上が経過して、今の避難所の課題というのは、
これもまちまちだとは思うのですが、
どういったところにあると感じていますか。



藤森キャスター:

さまざまな中でも、やはり生活用水の確保の重要性を
皆さんおっしゃっています。

ろくにまだトイレが使えない状況が広がっていて、
川の水を自分たちで何度も何度も汲みに行ったりですとか、
雪解けの水を使って自分の髪の毛を少し洗う
などしているということです。

どこの避難所も衛生面、感染症の心配をしている状況で、
マスクや消毒用のアルコールも十分足りません。




また、情報収集があまりできないところというのは、
噂レベルで不安を煽るような情報にすごく敏感になってしまう
ということで、
これがまた不安をかきたてる
という悪循環を生んでいるようです。

さらにもう一つお伝えしたいのは、
共同生活をすることが難しい人たちに対するケアの問題
です。

たとえば障害のある方ですとか、持病があったり、
細やかな医療ケアが必要な方々が多くいらっしゃいます。

この避難所で共同で生活する人が難しいという状況です。

そういった人たちは、
もう自宅で我慢して生活を続けるしかない。

自分たちでまた
物資を調達しに行かなくてはいけないということです。

急激な環境の変化についていけない人もたくさんいますので、
今回お話を聞いた方々も安心して過ごせる福祉避難所の開設が、
一刻も早く進んでほしいと願う声が集まりました。

輪島市内ではもう、すでに満員状態の避難所もあります。

いわゆる災害関連死など、命の危険につながるような、
そういったものを解消するために
2次避難所などを新たに設けることは、
非常に重要な視点で
取り組まなければいけないと思います。




ただ、1人1人皆さんのさまざまな声を聞かないと、
作ったからみんながすぐに移動できる、
どこか遠くの地域に移動できる、
そんな簡単な話ではありません。

課題は山ほどある中で、
そういった皆さんの声を聞きながら、
先のことが見えないという声も大事にしながら、
まずは人命救助、
そして復旧活動を少しでも加速するよう願うばかりです。




​
​【TBS NEWSDIG】
​​










前の記事に関連した避難所の様子、

ただ事ではないこと、政治家にはきちんと 認識して

対処して欲しいですね。 ​☄​






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Last updated  2024年01月31日 21時07分20秒
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