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どうさい「色見本をつくづく眺めて一応、寒色、暖色が揃っている、これらを使って椿を描いてみようと思い立った。」
悪友「10年ほど前に銅彩ということで銅単一元素を使って椿の緑、赤、黒色を発色させて見たことがあったな。」
どうさい「実はそうなんだ、その時に作った椿を線刻した素焼き板が見つかり、それにイオン性発色剤で着色した。葉 は銅、Cr/Coで、花弁は薄いピンクのニッケルで、葯の黄色はクロムで一部の花弁の輪郭にCo/Crで着色した。写真1

写真1 イオン性発色剤で着色した椿
悪友「線刻部分が輪郭になって判別できるので、Co/Cr線はもう少しうすいか無い方が良いように思う。」
どうさい「線描きで画面が引き締まるなら良いが、部分が浮いてしまうならまずいと思う、微妙なところが狙い目である。酸化銅の粉に酸化還元の2度焼きをして着色したのが写真2である。、これは固体顔料である。」

写真2 酸化銅による着色 2度の本焼き
悪友「イオン性着色剤は穏やかな発色となり、写真2の固体顔料はワイルドな表現となるな。」
どうさい「水彩画と油絵の違いのようである。」