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どうさい「イオン性発色剤は通常液体顔料と呼ばれているが使用している人が非常に少ない。液体顔料は東京芸大陶芸講座の島田先生は使用されているのでここの出身者なら使っている人がいるのではと思った。」
悪友「いろいろ使い方を検討してきたが納得できず、”目から鱗”という使い方にお目にかかりたかったのだな。」
どうさい「そのとおり、目を覚ましてくれる作品があれば購入できる価格なら手元に置いて眺めたいと思っている。」
悪友「先日上京したようだが、何か情報はあった?」
どうさい「日本橋三越で東京芸大出身者の若手の陶芸家が共同展を開いていた、液体顔料の話を伺うと期待していた通り使用している人に遭遇。その人の作品が写真1である。 周りの薄い色の葉っぱが液体顔料由来のものである。真ん中の鮮やかな色は上絵(よく使用されている固体顔料)である。焼成温度を制御して釉薬をマット調に焼成しているようである。」

写真1 周りの薄い色の葉っぱが液体顔料由来
悪友「こうして見ると周りの葉っぱは真ん中の主役を引き立てているバックダンサーだな。なかなか面白いではないか。」
どうさい「東京芸大の人の作品は毎年8月の下旬に日本橋三越で開かれる”杜窯会作陶展”で見られる。いろいろな人の個性ある作品に触れられるので、初日の開場時に行かないと、気に入ったものが購入できない。」
悪友「おいおい、コマーシャルか?どうさい殿が杜窯会の作品を時々買っているのは知っているよ。本題は何?」
どうさい「島田先生の作品”彩磁朴花文八角皿”を写真2に載せる。

写真2 島田先生作品”彩磁朴花文八角皿”
全ての着色は液体顔料によるものと思う。薄彫りがあるので葉脈や花弁の筋が巧みに表現できている。葉っぱを液体顔料(Co/Cr)で重ね塗りするとき1回塗りと3回塗りでは色調が異なると感じていたが、先生の作品でも、1回塗りのところと思われる葉の外周部分と内側では青から緑青へと色が変わっている。」
悪友「重ね塗りをされているのではないかい。こうゆう作品が一つの到達先かな。」
どうさい「他にもいろいろあってほしいな。」