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2008.07.07
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今日は2007年12月10日。
朝ホテルで豪華な朝食をたっぷり食べて腹ごしらえ。
でもねぇ、外は雨がシトシトと降っている。
折角のアドリア海の真珠ドゥブロヴニクなのだが、雨かぁ!

バスで旧市街の西の入口ピレ門に向かう。
門の手前にある塔は現在修復中だった。
ピレ門


ところで、南側にはブジェ門がある。
ブジェ門
この門の外側から見る外壁は堅固そのもの。
堅固な城壁(ブジェ門の外側より)

また、東側にある波止場に出て見ても頑丈な城壁を見て取れる。
波止場


さて、ピレ門をくぐるとすぐ右には天然の湧き水が噴出するオノフリオの噴水が、左側にはフランシスコ会修道院がある。
オノフリオの噴水、その向こうにフランシスコ会修道院
この修道院は14世紀に建てられたものだが1667年の大地震で壊れ、再建されたとのこと。

フランシスコ会修道院の内部を見学する。
表側の古びた建物の印象とは裏腹に内部は豪華だ。
ちょっと暗い内部だが、大きな主祭壇が眼に付く。
フランシスコ会修道院教会の主祭壇

そしてその対面の上部には大きなパイプオルガンがあった。
フランシスコ会修道院教会のパイプオルガン
このオルガンを飾っている装飾がまた素晴らしい。ヨーロッパに何回かきていろいろな教会を見てきたが、これほどの装飾を持ったオルガンは初めてだ。

教会の側壁には大きな聖画が掛けられている。
フランシスコ会修道院教会の聖画


ここを辞して外へ出る。
雨は依然として降り続いている。
修道院の前はプラツア通りというドゥブロヴニク旧市街随一の繁華街。
雨のプラツア通り

突き当たりに見える時計台のところはルジャ広場、左にスポンザ宮殿、右側には聖ヴラホ教会や旧総督邸がある。
観光シーズン中はこの通りの両側にはカフェーなどが出店し、人、人、人でとてもこのようには見通せないようだが、シーズンオフの現在は人通りも少なくズイッと見渡せるのは有り難い。

さて時計台の左にあるスポンザ宮殿の前に来た。
スポンザ宮殿
1516年に建てられ、当初は貿易都市ドゥブロヴニクの税関だったが、17世紀に入りアドリア海交易の不振で税関としての役割が減るにつれ学者や知識人の集まる文化サロンへと変わっていったとのこと。
幸いにも1667年の大地震にも被害に遭わなかった数少ない建築物。建物の屋根の縁には多くの彫刻が飾られている。守護聖人もなかなか見事だ。
スポンザ宮殿屋根の彫刻と守護聖人


時計台のすぐ後は今はワインバーになっているが、その入口の上には大砲と丸い石の砲弾が飾られている。
大砲と弾丸のレプリカ
14、5世紀の大砲と弾はこのようなものだったのだ。大砲はレプリカだが弾は本物かもしれない。
塩野七生著「コンスタンティノープルの陥落」にメフメト二世率いるオスマントルコ軍がボスポラス海峡の通行税を払わない外国船めがけて大砲を撃つくだりが出てくる。
その当時の砲弾は石で、うまい船長はその飛んでくる砲弾を見ながら当たらないように操船していたという。 
そのようなことをふと想い出し、感心しながらその石の弾を眺めた。

このすぐ前には小さな噴水がある。
優雅な小噴水
優雅な姿だ。

この右隣が旧総督邸。
旧総督邸
ギリシャ風の列柱が立ち並ぶ豪壮な邸だ。

スポンザ宮殿の前にあるのが聖ヴラホ教会。
聖ヴラホ教会

ファサードにはいろいろな彫刻が飾られていて見事。
聖ヴラホ教会のファサード上部

この教会の前にある兵士の像は、その基部に長さの基準を表す表示があるとの説明だった。
長さの原器がある兵士の像
肘(エルボー)の長さを基準にしているらしいが、詳しいことは分からない。

ここから見るプラツア通りの建物はなかなか立派だ。
聖ヴラホ教会前よりのプラツァ通り
右の白い柱は上述の長さの原器の兵士像。

旧総督邸の斜め前に大聖堂がある。宝物殿にお金を払って入ってみたが現在修復中でウインドウの中には金銀財宝や聖人の手などがあったが、ティツィアーノの「聖母被昇天」の絵は確認できなかった。
大聖堂のパイプオルガン


ここから聖イグナチオ教会へと急な階段を登っていく。階段途中のレストランから出てきたコックさんがパンのかけらを撒くとハトが一斉に飛んできた。
鳩が群がり飛ぶ


階段を登り切ったところに教会と付属の学校があった。
聖イグナチオ教会隣の学校
教会の中は薄暗く、がらんとして誰もいなかったが、No Photo の表示。一切内部の写真は写せなかったが、立派な主祭壇、そして多くのフレスコ画があった。
学校から出てきた生徒に気を取られ、肝心の教会の前景を写すのを忘れてしまった。

登ってきた階段を下り、グンドゥリッチ広場へ行く。ちょうど大聖堂の裏手になる。
グンドゥリッチ広場
広場には青空市場があり数軒の店が出ていた。
オレンジピールを試食する。香りが良く美味しかったので一袋購入。
「美味しい」と言ったら売り手のオバサンは大喜び。でもオレンジピールは作り方が大変なのでなかなか高価だ。

大体大きなところは回ったので、残りの時間は広い通りに直角に交差している細い路地裏を探検することにした。







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Last updated  2013.12.31 08:53:27
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Mitch29 @ Re:獅子咲きの椿(04/14) ChatGPTの返事 「申し訳ありませんが、は…
Mitch29 @ Re:夕暮れ富士(11/10) 昨今は日中雲が多く、富士はなかなか姿を…
はざくら2005 @ Re:夕暮れ富士(11/10) すてきな景色ですね。 こんど久々に東京に…
Mitch29 @ Re:令和4年 初富士(01/01) XONG清水 さん 新年、おめでとううござい…
XONG清水@ Re:令和4年 初富士(01/01) あけましておめでとうございます いつも…

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