バスリコのつぶやき

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2015.01.25

ハワイ旅行記７

カテゴリ：ハワイ旅行

12月６日（土）、Big Island ハワイ島２日目の朝が明けた。

レストランへ。
朝まだ早いの海沿いの席が空いていた。
朝焼けの残る海。
小さなボートが２艘やってきた。
これは漁師なのだろう。
一本釣りで何かを獲っているのだろうか。
早朝の海

中央に椰子の木が生えたものがある。
メードさんに聞くと筏だという。

面白い。でもよく許可が下りたものだ。

食事をしていると、近くにあるトーチの先端にスズメがやってきた。
トーチで辺りをうかがうスズメ

メードさんから食事（ビュッフェスタイル）を取りに行くときは必ず誰か残っていてくれ、そうでないと鳥が下りてきて食事を食べてしまう。鳥が突っついたものは衛生上問題があるので捨てなければならないと注意された。
このスズメ、中の様子を窺いながら足元へも降りてくる。

今日はこれから黒砂海岸とキラウエア火山へ行く。
前庭に出て来たら、昨日灯りに照らされていた像に気が付く。
ホテル前庭の像

でも、とうとうこれは何か、どういういわれがあるのか分からずじまいであった。

ホテルからバスで出発。
途中、バスの中から日本風のお寺を見る。
曹洞宗大福寺

曹洞宗の大福寺で1915年に児玉介石という日本人によって簡素なお堂が建てられ、現在の立派な本堂は1921年に完成されたという。
日本からの移民の方々の心のよりどころとなったことであろう。

この辺りは果てしなく続く溶岩の原野。
見渡す限りの溶岩台地

新しい溶岩なのでまだ草はあまり生えていない。
その溶岩台地の上に自動車道路がどーんと伸びて行っている。
とても壮観である。
溶岩台地の中の自動車道路

また、下の写真のような面白い地形もある。

小さな高原台地

もう古い溶岩には草木が生い茂って綺麗な草原と化している。
古い溶岩台地は綺麗な草原に

コナからハワイ島の最南端近くを迂回し、約2時間でプルナウ黒砂海岸へ到着。
その名の通り黒い溶岩が砕けて砂になっている。

この浜で有名なのはハワイ語でホヌというアオウミガメ。
浅瀬の海藻を食べにやってくるのだという。
皆さん必死でカメを探す。
やって来ました、やって来ました、カメ君。
５ｍ以内に近づくなという法律があるというので、距離を置いて撮影。
黒砂海岸のアオウミガメ

首を持ち上げてくれましたよ。

撮影直後、黄色の蝶々が飛んできたので、それを追いかける。

バスに戻ってキラウエア火山に向かう。
ハレマウマウ火口の脇に建っているジャガー博物館へ。
ここからは現在も噴煙をあげている大きなハレマウマウ火口のカルデラが一望できる。
キラウエア火山ハレマウマウ火口

館内へ入ると、地震計が館内の人の歩行振動の計測結果を表示していた。
また、火山の女神ペレの毛と言われる黄金色の細い線維状の標本も置かれていた。
ジャガー博物館内にある「ペレの毛」の標本

これはマグマが伸ばされて線維状の岩石ガラスとなったもの。
この博物館の道路際にも気を付けて見てみると、ペレの毛があちこちに落ちていた。

ふり返ると遠くに4000ｍ級のマウナ・ケアが雲の間から見えていた。
白く見えるのは観測所ではなかろうか。
遥か彼方にマウナ・ケア火山が見える

このジャガー博物館のそばにはマグマの活動を示す湯気が立ちあがっている場所があった。
道路際にある湯気が上がっている場所

そのそばには野生の蘭の花も。

次にバスが回ったところは溶岩トンネルだ。
サーストン・ラヴァ・チューブ（Thurston Lava Tube）という溶岩流の表面が固まり、その後、中の溶岩が流れ出て出来たトンネルで、先ほどの博物館からバスで5、6分のところにある。
Thurston Lava Tubeの入り口の標識

駐車場のそばにある入り口の標識。
「下り急こう配なので手すりにつかまれ」との注意書きが。
なるほど急な道がトンネルの入り口まで原生林の中に造られている。
しかも水に濡れているので足元要注意である。
溶岩トンネルに入る

中は照明はあるもののかなり暗い。
でもここはパワースポットだとか。
水に濡れてぐちゃぐちゃしたトンネルを50mぐらい歩いただろうか、やがて出口に。
溶岩トンネル(LAVA TUBE)を行く

昼食はここからバスで30分ぐらいのところにある木組みのレストランへ。
前方は開けてはいるものの三方をジャングルで囲まれた場所にある。
駐車場わきのジャングル

レストラン内に飾ってある絵を見て歩いた。
特に魅入ってしまったのはこの絵だ。
Dietrich Valez の絵

何か災害から女性を必死に助け出そうとしているのだろうか。
独特の画法の絵で素晴らしい。
サインはd.Valezとなっている。
Webで調べてみると、Dietrich Valezというドイツ生まれの人。
ハワイ島に渡り、現地の女性と結婚して近くのゴルフ場のグリーン・キーパーをして生計をたて、山の中の小屋やテントで30年間も暮らしていた孤高の画家のようである。

また、今日はクリスマスにちなんで近辺の作家達が作った小さなオブジェが壁に展示されていて、その作品の人気投票が行われていた。
お客さんにアンケート用紙が配られ、自分の気に入った順に10個のオブジェの番号を記入してくれというものだった。
私が一番気に入ったのはこれ。
展示されていたオブジェの一つ

何となく日本のイメージが出ているように感じたのだ。
今になってそれを振り返ってみると、これは東北のなまはげと何か日本の漫画のキャラクターの混ざったものをその時に感じたのかな。

昼食のクラブ・サンドが美味しかった。
コーヒーも。多分コナコーヒーなのだろう。

またここでも隣の部屋の小さな売店にあった蜂蜜を買う。
マカデミア・ナッツの花の蜜で、細身の中年女性が丁寧にプチプチで梱包してくれたのが嬉しかった。

この後、行ったのはコナ・コーヒー豆の店。
いろいろ試飲したがそれほど美味しいと思うコーヒーはなかった。
それに結構お値段も高い。
それよりもマカデミア・ナッツが美味しかった。
お土産に数缶買う。

今、日本では蝋梅が咲いているが、この店の庭にも蝋細工で造ったような花が咲いていた。
蝋細工を思わせるような花