白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

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May 6, 2011
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息子がまたカードをやり始めて、ネットでカードを買い始めた。

本屋で歴史の本を買ってくれとすねるようになった。

そして勉強をし始めた。

体調よくなってきたのだなって思う。

とてもわかりやすい。

息子は小学6年生で重度の起立性調節障害になったとき、ほとんど勉強ができる状態ではなかった。

脳血流が悪いためか、集中力も理解力も記憶力もなく、まずは体がだらだらで気力がなかった。それが二年以上続いた。

中3で適応教室に行き始める少し前くらいにあまりに字が書けなくなっているのに気づいた本人が小学生用の漢字ドリルを買ってほしいという。小3から小6のを買った。

たまにカタカナでさえ、えーとと考えてから書いていた。結局小3のは使わなかったけれど、小4から小6の漢字を一通り書いていた。

人は年をとってだんだん脳は衰えていく。でも脳って使わないと若い子供の脳であっても退化してしまうのだと息子を見てて感じた。

症状のひどいころは言いたいこともうまく言えずに言語障害のような時もあった。現実逃避のような日々が続いて私ともほとんど話さない日もあったから、話すことを忘れてしまったようにも思えた。

でもそれも少しずつ体調がよくなるのと、比例してよくなってきた。

起立性になってしまったのが小学校の子はやっぱり勉強面で心配のことが多いと思う。学校に行ける行けないは別として、将来生きていく上で漢字が読めなかったり、計算ができなかったら困ると思うから。

起立性調節障害になってしまったのが、中学後半だったり、高校生だったら、すでに基礎の勉強はしているからそんな不安はないのかもしれない。でもがんばって入学した高校だったり、中学だったりしたら、行けなくなってやめるのはつらいだろうと思う。

息子は地元でどこがレベルの高い高校でとかはいっさい知らない。こだわっているのは私なんだと思う。息子が病気になってなかったら、地元の普通レベルの全日制の高校には行けたかななんて思ったりする。

勉強で気になることがある。

大阪医大のT先生から言われたことが一つだけ守れてない。

親が勉強を教えてはいけないということ。

息子の体調がよくなってきて私に声をかけてくる。

「今日英語やるか~」と。

頭が働いていて問題がスムーズに解けるときは問題はないのだけれど、昨日はsurprisingとsurprisedの使い方の違いの問題がわからなくて、久しぶりに息子が泣いて、私がキレた。できないことにキレたわけでないのだけれど、自分がわからないと教え方のせいにしてくる。その時わからなくてもだんだんわかるようになるからといっても、それにばっかりこだわってしつこい。親子はやっぱりむずかしい。

塾でも家庭教師でも息子が望めば、頼むのだけれど、いつも私を指名する。

うれしい面もあるけれど、T先生が懸念している親子関係が悪くなったらやだなって不安はいつもつきまとう。

親が教えて失敗した症例はいっぱいあるだろう。

でも100の親子関係が全部が全部同じとは思わない。

それに私の知らない歴史やニュースのことは逆に息子が教えてくれる。

得意なものを教えあう、、、だめなのかなあ。

でも息子が教えてほしいという限りは忍耐強くつきあっていこうと思う。






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最終更新日  May 6, 2011 02:48:25 PM コメント(8) | コメントを書く


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