日本酒類文化振興会

日本酒類文化振興会

2009/02/04
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ジンの香りはとても誘惑的です。若かりし時にジンベースのカクテルを多種多様に飲んだせいか、今もジンの香りをかぐと何かウットリしてきます。

30歳前後の時は、よく洋酒バーに行きました。最初に飲むのはだいたいギムレット。
ジン3:ライムジュース1の割合でシェークし、ショートスタイルのカクテルグラスで提供されます。

同じ材料をロックグラスで氷とともにステアさせただけのものだとジンライムになりますが、テイストは全く似て非なるものです。

このライムジュース、いいかげんなカクテルバーに行くと「サントリーライム」のような合成色付け香り付けジュースで割られます。
こうなると100%まずいギムレットになります。ジンの香りも台無し。不自然なヘアトニックのような香りだけが鼻につきます。

ライムジュースはやはりその場で搾ったフレッシュライムに限ります。
当時はその手のギムレットを飲むだけで、最上級の幸せな気分になりました。

その点ホテルバーでは、まず合成ライムジュースを使うところはありませんでしたから、日比谷や赤坂、丸の内などあちこちのホテルに通いました。勘定も明朗会計で、安心して飲めます。



そうそう、日本酒をベースにした世界最初のカクテルコンクール入賞作品、「サムライ」カクテルの創作者、石墨さんのバー「ノア」が湯島天神下にあって良く行きました。今はどうなっているのかなあ?

話しがだいぶ逸れましたが、今回のボンベイサファイアです。
Bombey1.jpg

このサファイアのようなペールブルーのボトルに、だいたいの人がまいってしまうようです。
液体自体はジンだから当然無色透明ですが、あのボトルがバーカウンターに置かれているだけで絵になるのですよね。

この写真は少し色がくすんでいますね。写メはやっぱりダメかな。
そして中味も、私はまだそんなに飲んでいないのに、もう半分以下しかない!

ここに来る奴にジン好きがいて、来るたびにソーダ水を持ってくるのですよね。
そして日本酒を何杯か飲んだあとは、ジンをソーダで割って仕上げるのが彼のスタイルなのです。

さてさて、ボンベイサファイアですが、一般的なジンが4~5種類のボタニカルをグレイン・スピリッツに浸し、蒸留・液化させるのに対し、『ボンベイ・サファイア』では雑味成分の溶出を避けるため、ボタニカルを直接グレイン・スピリッツに浸すことはせず、加熱されて蒸気となったグレイン・スピリッツを銅製のバスケットに収めたボタニカルに通過させることで、ボタニカルの香り高い部分だけを吸収させるという。
これが『ボンベイ・サファイア』独自の「ヴェーパー・インフュージョン製法」と呼ぶもの。
しかも、このバスケットに収められるボタニカルは10種類に及ぶそうだ。(以上、会社のHPより。)

Bombay2.jpg



そのせいか、実際封切りした直後のボンベイサファイアは、まるでコスメティックかと間違えるほど華やかな香りが立ちますね。

馬込という、都営地下鉄浅草線の終点一つ手前の駅近くにあるサイドカーというカクテル・スコッチバーで、ボンベイサファイアをストレートで飲んでいる一人客がいましたが、確かにこのジンを好きな人はストレートで香りを楽しむものかも知れません。

さて、あなたはボンベイサファイアとタンカレーとどちらが好き?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009/02/04 12:04:40 PM
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

フジイ@ Re:瀧鯉・純米酒(神戸市東灘区・昔は木村酒造、今は桜正宗)(03/21) 震災前、酒蔵の門で眺めていたら杜氏のか…
よしたか@ Re:若竹・プレミアム純米大吟醸(静岡県島田市・大村屋酒造場)(11/05) 息子と静岡の娘さんとの婚約の席で、若竹…
星野 勝@ Re[2]:名人 安東焼酎のこと(08/09) 北岡さん ご丁寧にありがとうございます。…
北岡慶太郎@ Re[1]:名人 安東焼酎のこと 星野さん 色々と有り難うございました。近…

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: