食いしん坊ぽっぽの日記

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昨夜も添い寝
時々モソモソ動くのでスポイトで口を湿らせ身体の向きを変えた
夜明けは来た・・・
起きてきた母とバトンタッチ

13時
「おしっこした？お水飲んだ？」
「さっきおしっこして取り替えた。お水はまだ」
母がスポイトで水をあげると痙攣したように苦しそうに身体を動かした
誤嚥させてしまったか

暫くしてほんのかすかな呼吸となった
これが虫の息とでも言うのだろうか
薄情なもので死を確信してしまう
昼食も中断してテレビを消して・・・・
じっとチビを見つめながら止めども無く流れてくる涙
「人生全うできただろうから、こうして見届けるのって
　　（死）待っているようで嫌だから、いつも通り過ごそうか
　眠っているようにいつの間にか逝ってしまったというほうが良いのかもしれない」
「そうね」
母はテレビを付けた
私はこうして自室に戻った・・・

「○○～」母が私を呼んだ
ちょうど、これを書き終えた時だった
リビングに降りて行くと
「チビが今、大きな息をしたの」と母
私がチビの枕元に行くと、また大きく息をした

時間は14時27分
チビの口が開いた。そしてまだ温もりのある身体はすこしずつ硬くなっていった
人間と一緒だ・・・
亡くなる前に大きな息を吐く
とうとう逝ってしまったか・・・　19年と4ヶ月
身体を清め毛並みをそろえ、開いてしまった口を閉じ、また新しいマットに寝かせた
もう泣き尽くしてしまったか・・・・
でも、こう書いている間もまた涙が溢れてくる
遺影のための写真を選ぶ　そんなつもりで今まで撮っていたわけじゃない
チビらしい写真　結構ハンサムだったと思うよ