東方見雲録

東方見雲録

2025.12.10
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カテゴリ: 文化



 西陣織のオリジナルネクタイなどを手がける1940年創業の「ネカド」(京都市)に特注した品で、同社の根角勇輝専務(43)によると、受賞決定後の11月、北川さんから「ストックホルムで着用する特別仕様のネクタイを作ってほしい」と依頼を受けた。

 通常は2~3か月かけて製作するが、北川さんの出発に間に合わせるため、京都の職人らが1か月で仕上げたという。

 講演で北川さんは、研究のモットーである中国の思想家・荘子の言葉「無用の用」を紹介。一見無駄なものにも価値があるという意味で、研究を始めた当時、役に立たないとされた実験材料がMOFの開発につながり、微小な穴の開いたMOFに気体を出し入れできる役割があることに気づいたエピソードを披露した。

 温室効果ガスの二酸化炭素を回収するなど、様々な種類のMOFが開発され、国内外で商業化が進んでいる現状にも触れ、「気体を自在に扱えるようになれば、必要な資源が簡単に手に入る社会を実現できる」と力を込めた。
引用サイト: こちら

「集合」「空間」「動性」がキーワード
 さて、私の科学の背景となる3つの概念、これが重要です。近代細菌学の開祖といわれるパスツールは「幸運は用意された心のみに宿る(Chance favors the prepared mind.)」と言っています。私にとっての「用意された心」は、Assembly(集合)・Space(空間)・Dynamicity(動性)の3つのキーワードです。
・・・・
まず、学部生のとき、ボルツマンの原理から集合の重要性を理解し、「構造機能は要素の集合から生まれる」という視点を得ました。次に、大学院生になってNMR(Nuclear Magnetic Resonance/核磁気共鳴)を勉強して、スピンダイナミクスと非平衡に興味をもちます。



 また、私の思考のルーツは、湯川秀樹先生の著書にあり、特に『続 天才の世界』に書いてある荘子の「無用の用」にいたく興味をもちました。荘子が言うには、「人は皆、有用の用を知るも、無用の用を知ることなきなり」。役に立たないことも実は役に立つというわけです。





引用サイト:「世界一早いノーベル化学賞受賞記念講演」(日本化学会主催、2025年10月22日)   こちら

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Last updated  2025.12.12 07:18:10
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