アイ・オー・データ機器の「U2-ADPシリーズ」は、Androidスマートフォンでもパソコンでも使えるUSBメモリーだ。コンパクトなUSBメモリーと、Androidスマートフォンで一般的に使われているmicro USBへの変換アダプターを組み合わせたもので、容量は8GB、16GB、32GBの3種類がある。USBケーブルでの接続やメールの添付ファイルといった手をかけずに、スマートフォンとパソコンやAndroidスマートフォン同士の間で簡単にデータをやりとりできる。
U2-ADPシリーズは、USBメモリー本体と、micro USBへの変換アダプター、キャップの3パーツで構成されている。USBメモリーとしてはUSB2.0/1.1対応で、USB3.0には対応していない。
Android 4.0以降を搭載し、USBホスト機能を持つスマートフォン・タブレットに対応しているが、最近のAndroid製品ならほとんどがこの要件を満たしているはずだ。少し古いAndroid 3.xや2.x搭載製品は対応していないので注意したい。
外観はUSBメモリーのミニチュアのようなサイズとデザインだ。約6.8gと小さく軽い。USB
メモリー部分にはストラップを取り付ける穴がある コンパクトなUSBメモリー、micro USBへの変換アダプター、キャップの3つのパーツで構成されている
主な使い方は、スマートフォンとパソコンのデータ交換、スマートフォン同士でのデータ交換、バックアップ用途になるだろう。たとえば、パソコンにある大量の音楽データや動画データをAndroidスマホにコピーするといった使い方だ。パソコンとスマホをUSBケーブルで接続すればこうしたデータ転送は可能だが、この製品を使えばUSBケーブルは不要だ。
スマートフォン同士のデータ交換なら、スマホで撮影した写真や動画をその場でほかの人に渡すといった使い方が考えられる。通常なら、メールの添付ファイルで送る、オンラインストレージを介してやりとりするといった方法になるが、こうしたUSBメモリーを使えばデータ通信は不要で大量のデータを簡単にやりとりできる。
データ交換のほかに、スマホ・タブレットで撮影した写真や動画データをバックアップするのにも便利だろう。オンラインストレージにバックアップするには通信できる環境と通信時間がかかるが、これならどこでもすぐにバックアップできる。HDDなどを内蔵するモバイルストレージにバックアップする方法もあるが、そうした機器はかさばる。この製品は非常にコンパクトで持ち運びは楽だ。
スマートフォンに取り付けてデータを読み書きできる。キャップをなくさないように注意
スマートフォンのmicro USBポートの位置によっては、手に持ったときにぶつかってしまうこともありそうだ。コネクター部分に無理な力が加わって破損しないように注意したい
もちろん、パソコンに取り付けて使うこともできる
Androidスマートフォン上でデータを読み書きするには、ファイル管理のできるアプリが必要だ。そのためのアプリとして「I-O Explorer」をGoogle Playからダウンロードして利用できるようになっている。
I-O Explorerは、ドライブを内部ストレージ、SDカード、USBストレージで切り替えて表示し、ファイルのコピー、移動、削除、フォルダー作成、リネームといった操作ができる。特定のファイルやフォルダーを「お気に入り」に登録しておき、メニューからすぐ呼び出せるようにする機能もある。テストしたのはβ版だったが、動作に特に問題を感じるところはなかった。動作も軽めで使いやすい。
「I-O Explorer」のメイン画面。ファイルやフォルダーにチェックを入れて、コピーや削除、お気に入りに入れるといった操作を選択する
ドライブ選択画面。「USBストレージ」を選ぶと、取り付けたU2-ADPシリーズの中身を参照できる。「お気に入り」に登録したファイルやフォルダーもここに表示され、どの階層にいてもすぐに呼び出せる
「U2-ADPシリーズ」は、Androidスマートフォンで直接読み書きできるのが特徴だ。想定実売価格は8GBモデルで2100円前後、16GBモデルで3300円前後、32GBモデルで5600円前後と、USB2.0対応USBメモリーと考えると高いが、一体化できるmicro USBの変換アダプターがつきコンパクトなのがメリットだ。データ交換やバックアップが簡単にでき、カバンに入れても邪魔にならないので、ひとつ持っておくと重宝するだろう。
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