教授のおすすめ!セレクトショップ

教授のおすすめ!セレクトショップ

PR

×

Profile

釈迦楽

釈迦楽

Keyword Search

▼キーワード検索

Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。
August 29, 2005
XML
カテゴリ: 教授のお買い物



今日の目的は三越の中に入っている「レピシエ」(もうすぐ名前が変わって「ルピシア」になるらしいですが)という紅茶のお店で紅茶を買うこと、それから『モンテ・クリスト伯』の第6巻を買うことです。

で、ようやく買いましたよ、第6巻。これでようやく続きが読める。それから紅茶も買えました。我が家では普段はティーバッグで済ませてしまうのですが、週末など、ここぞという時は茶葉から紅茶を淹れて楽しむことにしているのです。今日買ったお茶はアフリカはケニア産の「マシンギ」というお茶と「イメンティ」というお茶。ケニアはインド・セイロンにつぐ世界第3位の紅茶生産国なんだそうですが、今までケニアの紅茶を飲んだことがなかったもので、試してみようと思いまして。またこれらと共に、フレーバーティーとして「ライチ」というのも買ってみました。これはライチのフレーバーですから、アイスティーなんかにしてもいいかも知れませんね。どれも、ちょっと楽しみです。

そしてその後、スターバックスでお茶をし、星ケ丘テラスの「ギャップ」を見たりしていたのですが、今日はたまたま星ケ丘テラスの特設会場で自転車の販売をしているということで、つい見に行ったのが運の尽き。前から欲しいと思っていた折り畳み自転車のいいのが売っているじゃないですか! で、色々と試乗させてもらった挙げ句、結局ローバー社のFDB16(私のフリーページ「教授のガレージ・パート3」でも扱っているもの)というモデルを買ってしまいましたよ。完全に衝動買い。色はブリティッシュ・グリーン、6段変速付きです。実は以前、ブログ仲間のマイクさんから一台折り畳み自転車をいただいていたのですが、これで2台揃ったので、これからは2台連ねて近所への買い物や遊びに使うことができるようになります。これから秋になって少し涼しくなってきたら、ぜひフォールディングバイクでのツーリングを楽しみたいです。

ということで、今日は思わぬ買い物デーになってしまいました。少し贅沢だったかも知れませんが、たまには浪費の楽しみもないと、ね。と自分に言い聞かせて、さあ、これから仕事です!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ここから先は「ロマンス小説」にまつわるお話しの続きです。

昨日、カナダのハーレクイン社の創立経緯、およびイギリスのミルズ&ブーン社の相互関係についてお話ししましたが、今日はミルズ&ブーン社の創立経緯について一席。

「ミルズ&ブーン」という出版社は、1908年、ジェラルド・ミルズとチャールズ・ブーンという二人の人物によって創立されました。ハーレクイン社が出版業界での経験がほとんどない素人の手によって創立されたのとは異なり、ジェラルド・ミルズもチャールズ・ブーンももともと「メシュイン」という名の有名な出版社に勤務していた業界人です。ミルズの方は教育関係の本、ブーンの方は小説などの担当ですが、どちらも有能な出版人で、メシュイン社でもそれなりの地位を得ていた。ちなみに二人を比べるとミルズはお金持ちの家柄でケンブリッジ大出身、一方のブーンは貧しい農家に生まれ、12歳で教育を終えた後、16歳でメシュインに就職し、オフィス・ボーイから始めてセールス・マネージャー兼ゼネラル・マネージャーに出世した叩き上げです。



また報酬に関する不満に加えて、もう一つ二人が独立を目指すにあたってのモチベーションとなったのは、20世紀初頭のこの時期、イギリスで出版業界に好況の波が押し寄せていたことです。イギリスではこの頃、義務教育の普及によって識字率が上昇し、本に対する潜在的な需要が上がっていたんですね。ですから、当時イギリスでは本の出版が盛んになり、新しい出版社が次々に生まれていた。ですから野心のある出版人なら、このあたりで一旗あげようという気になったとしても、決しておかしくない。

とまあそんなわけで、まさにその野心満々の二人は、1908年、コベントガーデンのウィットコムストリート49番というところにオフィスを構え、ミルズ&ブーン社を創立します。資本金は1000ポンド、そのすべてはミルズ側が出しました。だから、「ブーン&ミルズ」ではなく「ミルズ&ブーン」になったのだ、という説がありますが、信憑性についてはよく分かりません。

で、翌年の3月、二人はミルズ&ブーン社の最初の出版物を世に問います。それはソフィー・コールという女性作家による『Arrow from the Dark』という本で、もうコテコテのロマンス。しかしこれは単なる偶然で、創立当初のミルズ&ブーン社では特にロマンスに力を入れていたわけではありません。一般の小説・政治論・ユーモア・健康・育児・料理・旅行などいかなる種類の本でも選り好みせず出版していたようです。ただ、創立当初から単一の装丁、単一の定価で売り出すということはしていたらしい。つまり「叢書」としての形を最初から取っていたんですね。これはその後のこの出版社の行く末を考えた時、なかなか興味深い問題です。「叢書」というのは、そもそも個々の本のタイトルや著者の名前よりも出版社のネームバリューで本を売る戦略であり、後にミルズ&ブーン社に成功をもたらすことになる販売戦略を、創立当初から意識していたのではないかと思わせるフシがあるからです。しかし、この問題に関してはまた後に述べることといたしましょう。

さて、こんな感じでイギリス出版業界に新たな船出をしたミルズ&ブーン社ですが、その後 Laughter Library (ユーモア叢書)や Thrilling Adventure Library(サスペンス叢書)、あるいはNovels of the Plays(芝居のノベライズ叢書)といった各種叢書でそこそこの成功を収めた後、これらよりももっと大きな成功を同社にもたらすことになる、ある人気作家との契約にこぎ着けます。その人気作家の名は、ジャック・ロンドン。日本でも『荒野の呼び声』や『白い牙』などで有名な作家です。意外なことに、ミルズ&ブーンの最初のドル箱作家は、イギリス人ではなくアメリカ人の作家だったんですね。

ではなぜ当時のアメリカの売れっ子作家が、ミルズ&ブーンなどという新興の弱小出版社から小説を出すことになったのか。その辺についてはまた今度お話しいたしましょう。それでは、今日はこの辺で。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 29, 2005 08:22:08 PM コメント(6) | コメントを書く
[教授のお買い物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

釈迦楽@ Re[1]:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) ゆりんいたりあさんへ  いやあ、メッシ…
ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
釈迦楽@ Re[1]:S師範と稽古(06/11) はちみつ先生へ    こちらこそ、有意義…
はちみつ@ Re:S師範と稽古(06/11) 先日の稽古、大変勉強になりました。 あり…
釈迦楽 @ Re[3]:柔術のコツが少し分かってきた気が・・・(04/23) はちみつ先生へ  引っ越し、思っていた…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: