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February 23, 2007
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カテゴリ: 教授の映画談義



しかし、その前に地下鉄「池下」駅近くにある「ダイニングキッチンHIRO」というお店でランチと洒落込みました。街の洋食屋さん、という感じのお店です。

店に入って見ると、明るい店内には既にお客さんが一杯。辛うじてカウンター席がとれましたが、なかなか繁盛しているお店のようです。

で、我々が注文したのは「ヘルシー・ランチ」という奴で、スープにサラダ、5品程の料理が乗ったプレート、パン、そしてデザートにコーヒーがつくというもの。今日のプレートには「タンシチュー」「帆立貝のグラタン」「ポークソテー」「カジキのフリッター」「イワシの旨煮」が少しずつ乗っていたのですが、どれもなかなかおいしかったですよ。そしてデザートには紅茶のシフォンケーキ生クリーム添えがついてきて、こちらもグッド。これだけついて一人1000円を切る997円ですから、名古屋人の表現でいうと「お値打ち!」ということになるでしょう。この次はこの店ご自慢のタンシチューをガツンと食べてみようかな。

それにしてもこの手の小洒落た店の昼時って、客のほとんどが「奥様」連ですなあ! 20人くらいいた客の中で男は私一人でしたもんね・・・。後からもう一人おっさんが入って来ましたけど、アルファベットをデザイン化したド派手なシャツにベレー帽姿、妙齢の女性を引き連れて、ひと目で「堅気じゃない」ということが分かる御仁でしたからね。まともな男は私一人・・・。いや、他人から見たら平日の昼間に奥さんとランチなんて、とても堅気じゃないと思われていたのかも知れませんが。

さて、HIRO に満足した我らは名古屋駅に向かい、柳橋市場の中にある「丸中パーキング」という激渋の駐車場に車をとめ、そこから歩いてピカデリーへ。今回はセンチュリー豊田ビルの中にある方のスクリーンだったので映画館の設備もバッチリ整っていて快適、快適。

で、見てしまいましたよ、現実のウィル・スミス親子が親子役を演じる『幸せのちから』。(以下、ネタバレ注意)

医療機器のセールスマンであるクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は、なかなか注文がとれず、そのあまりの甲斐性のなさに奥さんにも出て行かれてしまう始末。そんな失意の日々の中で、ある偶然から証券会社のブローカーの研修生になることになったクリスは、一人息子と救貧院的な施設にもぐり込んだり、果ては駅の公衆トイレの中に寝泊まりするようなどん底の生活をしながら懸命に業績を上げ、ついには厳しい競争を勝ち抜いて正規社員の地位を得る・・・。

とまあ、そんな感じの子連れ狼的サクセス・ストーリーでございます。もとは実話なんだそうですけどね。



大体、ワタクシ、この種の「ゼロからスタートして成功!」みたいな話、好きなんです! 時々、「もし自分がもし孤児か何かで、頼るものも支えるべきものも何もなく、文字通りゼロからのスタートをするしかないという立場だったら、どんなに寂しく、しかしどんなに爽快な気分だろうか・・・」なんて考えますからね。その点から言えば、例の「捨て子ポスト」なんて上等ですわ! 時には~、母のない子のように~、黙って~、海を見つめていーたーいー・・・っと。

あ、さて・・・ちょっと話がズレましたが、しかし、この映画見ていて、つくづく思うのは、アメリカには確かに「有能な人材にはチャンスが開かれている」という快い神話が依然として存在するんだなあ、ということです。実際、全財産21ドルという状況にまで落ち込んだダメダメ・セールスマンがチャンスを掴み、一流の企業を興すことができる国なんですから。「アメリカンドリーム・オブ・サクセス」の神話はある程度現実的なものとして生きているわけですよ。

いや、もちろん私だって、単純にこの映画の話を鵜呑みにしているわけではありません。しかし「私が直接知っている現実」のレベルで見ても、私の親友でイランからアメリカに移住し、年間学費5ドルの夜間学校に通って英語を学び、市民権を取り、大学に通って学位を得、政府の仕事をするようになり、家を買い・・・と着実にアメリカ社会の一員になりつつある奴がいますからね。彼だって、いわばゼロからスタートの組ですよ。それに比べて、たとえば日本に働きに来ている外国人のどのくらいが、私の親友のイラン人と同じようなチャンスをもらっているかを考えれば、アメリカの「サクセス神話」ははるかに現実的だと思わざるを得ません。

・・・私も、性に合わなくなってきた教職辞めて、別なジャンルの仕事にサクセスを求めてみようかな・・・。どっかに「見習い求む。4ヶ月後に社員にするかどうか決定」なんて仕事ないかしらん。

ただ、この映画で描かれている「ブローカー」の仕事については、果たして自分に向いているだろうか? とは思いましたなあ。そもそも「金融商品」なんて、あまりにも条件が複雑過ぎてどの会社のが一番いいかなんて素人には分からないじゃないですか。ひょっとしたら売ってるブローカーだって分かってないのかも知れない。それをユーモアのセンスと押しの強さととろけるような笑顔を武器に口八丁手八丁で売るわけでしょう。そうやってガンガン成績上げてのし上がって行ったとしても、いつか精神的に行き詰まるような気がするんですよね~。

ま、別に私がブローカーにならなくてもいいんですが・・・。

とにかく、自分に向く仕事があって、それで飯を食っていけてこそ、「幸せのちから」なんだよなあ・・・と思いましたね。

ってなわけで、『幸せのちから』という映画をきっかけに、そんなことをつらつら考えさせられた今日一日でありました、とさ。





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Last updated  February 23, 2007 11:26:24 PM コメントを書く
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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