教授のおすすめ!セレクトショップ

教授のおすすめ!セレクトショップ

PR

×

Profile

釈迦楽

釈迦楽

Keyword Search

▼キーワード検索

Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。
June 1, 2012
XML
カテゴリ: 教授の追悼記



 尾崎さんと言えば、あのトレードマークのもみあげと、『また遭う日まで』ですかね。

 その昔、『また遭う日まで』を初めて聞いた時はビックリしたものです。それまでにも日本人の歌手で歌の上手い人は沢山いましたが、そういう人達と比べても別格の声量、それもバタ臭い感じの声質で、ちょっと余人には真似できないものだった。当時の日本の歌謡界にとって、一種の黒船だったのではないですかね。

 で、当時小学校3年生くらいだったワタクシ、釈迦楽少年は、尾崎紀世彦のヒットソングともみあげに、ピンとくるものがあったのでしょうな。「これを真似したら、ウケるぞ」と。

 当時のワタクシは、もう、とにかくウケを取ること、人を笑わせること、クラスの人気を独り占めにすることだけに情熱を燃やしていたもので。

 しかも、尾崎紀世彦さんとワタクシには、名前の点で共通点があった。いや、「尾崎」と「釈迦楽」では共通点のかけらもないですが、私の幼名は「清彦」だったんですね。「キーヨ」つながりですわ。

 そういうこともありまして、小学校の学芸会で、ワタクシは一発、かましたわけですよ。

 他のクラスメートたちが、下らない手品とか、子供っぽい人形劇とか、なぞなぞだとか、そんなレベルの低い出し物をしている一方、ワタクシが率いるチームは「紅白歌合戦」なる出し物をやることにし、他の3人に前座で歌わせた挙句、最後にトリを務めるワタクシが黒い折り紙で作ったもみあげを付け、友人に頼んで教室の明かりを消すと同時に、懐中電灯で照らされたステージに颯爽と登場するという趣向。そして拍手万雷の中、ワタクシは『また遭う日まで』を歌い切ったのでございます。

 その後、ワタクシは学年主任の先生に呼び出され、「ああいう低俗な歌謡曲を、このような会で歌うというのは、非常に良くないことです」と大目玉を喰らったにも関わらず、そんな先生のお怒りも馬耳東風、狙い通りにウケを取ったことで意気揚々と凱旋したことは言うまでもありません。


 あれから幾星霜、私は、周囲の期待にも関わらず、お笑いの世界に身を投じることもなく、どちらかというとクソ真面目な職業に就いてしまった。一方、尾崎紀世彦さんの方も、『また遭う日まで』を超えるヒットを出すこともなく、偉大なる一発屋で終わってしまった。その意味で、どちらもやや期待外れの人生だったと言えるでしょうか。

 そんなことを思うにつけ、私は尾崎紀世彦という人が、他人のようには思えないのでございます。

 というわけで、その昔、私と名前を共有し、私をクラス一の人気者に押し上げる契機ともなった『また遭う日まで』を歌い上げた歌手、尾崎紀世彦さんのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 1, 2012 10:55:46 PM コメント(2) | コメントを書く
[教授の追悼記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

俳諧の鼻祖山崎宗鑑… New! AZURE702さん

残暑が続くが ゆりんいたりあさん

YAMAKOのアサ… YAMAKO(NAOKO)さん
まるとるっちのマル… まるとるっちさん
Professor Rokku の… Rokkuさん

Comments

釈迦楽@ Re[1]:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) ゆりんいたりあさんへ  いやあ、メッシ…
ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
釈迦楽@ Re[1]:S師範と稽古(06/11) はちみつ先生へ    こちらこそ、有意義…
はちみつ@ Re:S師範と稽古(06/11) 先日の稽古、大変勉強になりました。 あり…
釈迦楽 @ Re[3]:柔術のコツが少し分かってきた気が・・・(04/23) はちみつ先生へ  引っ越し、思っていた…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: