教授のおすすめ!セレクトショップ

教授のおすすめ!セレクトショップ

PR

×

Profile

釈迦楽

釈迦楽

Keyword Search

▼キーワード検索

Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。
July 14, 2012
XML
カテゴリ: 教授の映画談義




 イギリス人青年のクライブとグレアムは、アメリカSFコミックの熱烈なファン。仲良し二人組は休暇を取ってアメリカを訪れ、コミコン(コミック好きの祭典)に参加した後、キャンピング・カーに乗って、「エリア51」だのロズウェルだの、UFO絡みの名所を訪ねるという、彼らにとっては至福の計画を実行中。

 ところが、そんなSF好きの彼らに、予期せぬ出来事が降りかかるんですな。何と二人は、「ポール」と名乗る逃亡中の本物の宇宙人に遭遇してしまうんです。

 やたらに英語の達者なポールは、乗り物の操縦が不得手で、今から40年ほど前に地球に不時着したのですが、その後、アメリカ政府に「ゲスト」として招聘され、何不自由なく暮らしていた。

 ところが、「ゲスト」扱いしながら、実はアメリカ政府は、ポールの故郷の星の持つ文化・技術をポールから学ぶことが狙いで、その目的は概ね達成された。いや、政府だけでなく、ハリウッドも彼から宇宙人のことを沢山学んでいて、例えばスピルバーグ監督もポールの示唆を受けて『E.T.』を作っていたと。

 で、ポールから聞き出せることは聞き出してしまったので、後は、ポールが持つ様々な能力、たとえば「息を止めている間だけ、身体を透明化することができる」とか、「自分の記憶や知識を直接相手の脳に伝えることができる」とか、「相手の怪我や病気を、一旦自分のものとして引き受けた上で、治すことができる」といった能力がいかにして発揮されるのか、そのメカニズムを知るために、ポールを解剖することを、アメリカ政府は計画し始めたわけ。

 で、ポールは彼と親しい政府内部の友人からその計画を聞き、これはやばいということで逃亡、そして自分の故郷に帰るべく、UFOの着陸場所へ向う途中、クライブやグレアムと出会ったと。

 何しろポールは政府から追手がかけられている身ですし、しかも姿かたちが、いわゆる「宇宙人」っぽい宇宙人ですから、人に見かけられればすぐにそれとバレて、通報されてしまう。

 そこで、ポールは、SFおたくの二人に出会ったのをこれ幸いと、二人に逃亡幇助を依頼、二人もこれを了承し、かくして三人の逃亡劇が始まるのですが、何しろまだアメリカに慣れないイギリス人おたく二人組ですから、行く先々でトラブルに巻き込まれてしまう。とりわけ、キャンピング・カー専用の宿泊サイトで出会ったキリスト教原理主義者の娘さん・ルースにグレアムが一目惚れしたことがもとで、結局、ルースもポールの逃亡を助ける旅に参加。そのために、猟銃を持ったルースのオヤジさんにまで追っかけられる羽目に。




 というような話です。


 で、この映画に対する私の評点は・・・


 「66点」でーす! 不合格だけど、まったく面白くないわけではないし、とりたてて腐すほどでもない、という感じ。


 ま、誰も言うことですけど、『未知との遭遇』とか『E.T.』、あるいは『カラテ・キッズ』とか『グリーン・ホーネット』など、その辺の一連のアメリカ映画に対するオマージュが色々とち散りめられていていて、しまいには『エイリアン・シリーズ』のヒロイン、シガニー・ウィーバー(この場合は悪役・・・だけどエイリアンを退治する役ですから、彼女には打ってつけ)まで登場させるという手の込みよう。また狭量なキリスト教原理主義者とか、「男二人の旅」=「ゲイ・カップル」と見做すところなど、アメリカ文化の特性なども適当に揶揄しているところなどもあって、そういった諸々を楽しむ映画なのでしょう。アメリカ映画に多い「ロード・ムービー」の一例としてカウントしてもいい。

 しかし、全体としてみると、不慮の事故で地球に来てしまった宇宙人を、もとの故郷に返してあげる過程で、その宇宙人との友情を築き、彼が施す奇跡を体験する、という意味では、それこそ『E.T.』の中年版なのであって、目新しいところはどこにもない。ポールの造形にしても、あまりにも「いい奴」過ぎて、ひねりが効いてない。あの、「死んだ鳥を生き返してから食べる」的な部分を、もう少し沢山盛り込んであれば、良かったのではないかとも思いますが。

 ということで、私としては「さほど大した映画ではない」という結論なんですけど、この映画はそもそもそういう判断をする対象でもなくて、疲れている時にでも気晴らしに漫然と見る程度のものとして、見ればいいのかな。

 その程度のものだと最初から割り切るなら、別に見て損というものではありません。おすすめ! とまでは言いませんけど、小すすめ! くらいは言っておきましょうか。


これこれ!
 ↓
[DVD] 宇宙人ポール

[DVD] 宇宙人ポール
価格:2,453円(税込、送料別)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 14, 2012 07:23:05 PM
コメントを書く
[教授の映画談義] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

俳諧の鼻祖山崎宗鑑… New! AZURE702さん

残暑が続くが ゆりんいたりあさん

YAMAKOのアサ… YAMAKO(NAOKO)さん
まるとるっちのマル… まるとるっちさん
Professor Rokku の… Rokkuさん

Comments

釈迦楽@ Re[1]:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) ゆりんいたりあさんへ  いやあ、メッシ…
ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
釈迦楽@ Re[1]:S師範と稽古(06/11) はちみつ先生へ    こちらこそ、有意義…
はちみつ@ Re:S師範と稽古(06/11) 先日の稽古、大変勉強になりました。 あり…
釈迦楽 @ Re[3]:柔術のコツが少し分かってきた気が・・・(04/23) はちみつ先生へ  引っ越し、思っていた…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: