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April 7, 2014
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カテゴリ: 教授の映画談義
 なんかBSで『ニュースの天才』という映画をやっていたので、なんとなく観てしまいました。ので、一言感想を。以下ネタばれ注意です。


 これ1998年に実際に起こった事件を映画化したものなのですが、アメリカの有名な政治雑誌『ニュー・リパブリック』の若手敏腕記者スティーヴン・グラスという人が、自ら捏造した取材記事をこの雑誌に掲載し続けたんですな。なにせアメリカ大統領が専用機エアフォース1に備え付けるといわれるほど権威のある『ニュー・リパブリック』誌に、ウソ八百が載っていたというのですから、まあ、一大事は一大事であったわけ。

 で、じゃあなんでグラス記者は、記事を捏造したのか、というと、映画ではそこはあまり深く掘り下げられておりません。ただ、このグラス記者は、面白い話、面白いニュース・ネタを作り出すことにかけては、すごく才能があった。だから、他の同年輩・先輩の記者たちが、意義はあるけれども地味な記事を書いている脇で、一般大衆が飛びつくような、とびきり面白い話題を上手に書いて、その記事がどんどん掲載されて、一躍花形になってしまう。結局彼は、その快感から逃れられなかった、ということなのでしょう。

 ところが、やはりウソはいつかはバレる。ライバル誌から記事の正当性を疑われ、裏をとられ出したことから、スティーヴン・グラス記者は必死に捏造の事実を隠そうと、さらなるウソをつき始めるわけ。そしてウソを積み重ねるほどに、直接の上司、チャック・レーンからも疑われていく。

 で、同僚から人気のあるグラスと、人気のないチャック・レーンのいざこざが生じてくると、同僚はグラスに同情して反レーンの態度を取り始める。しかしレーンは、ジャーナリズムの本筋は、「記事の面白さ」ではなく「真実」にこそあり、と信じている堅物であり、最初、彼のことを嫌っていた記者たちも、次第にレーンのことを理解するようになる。

 そして結局、グラス記者は『ニュー・リパブリック』誌を首になる、というお話。


 まあね、映画として面白いか、作品としての完成度はどうか、という尺度で言ったら、大した映画ではありません。が、そういう捏造事件が実際にあった、という話自体は面白いので、その意味では最後まで観させる程度の出来ではある。

 でまた、テレビ局が意図していたのかどうか分かりませんが、「捏造事件」というのは、今の日本の旬の話題ですからね! 

 ということで、今日本を騒がせている事件のことなどを頭の片隅で思いながら、この映画を見ていた私なのでした、とさ。「あの人」も、大きな話題で世間の注目を浴びることが、やりたかったのかなあ・・・。







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Last updated  April 8, 2014 11:14:31 AM
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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