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February 17, 2016
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カテゴリ: 教授の追悼記
 今日、大学に行ってあれこれ仕事をしていたら、イギリス人の同僚のR先生のご母堂様が昨日、亡くなられたという知らせが。R先生は夏休みから年末にかけてサバティカル休暇をとられ、イギリスに戻られていたのですが、その間、多少なりともゆっくりとお母さまとお話しができたでしょうから、傍から言えば、それが唯一の救いでしたかねえ。もちろん、ご本人とすれば、どんな状況であろうと母親が亡くなるのにいいことなんて一つもないわけですが。



 さて、このところ書き進めている「昭和の男の作り方」ですが、今日はテレビの話を一つ。

 私は5歳と6歳の二年間、幼稚園に通ったのですが、ではそれ以前、あるいはその頃に自分が家で何をして過ごしていたのか、となりますと、あまり明確な記憶がありません。

 ただ、ブロック遊びが好きだった、というのは覚えています。当時、子どものおもちゃとして流行していたのでしょう。最近の子どもにとってブロックといえば「レゴ」なのかも知れませんが、私が使ったのは河田の「ダイヤブロック」。これでよく怪獣とかロボットとか船とか、作りましたねえ。

 あと、絵をよく描いたのも覚えていて、これは当時のノートが残っているので証拠もあるのですけど、やはり怪獣の絵をよく描いている。「○○ドン」などと自分で名前をつけているところを見ると、怪獣の名前の付け方をちゃんと知っていたということになります。それは、どこで覚えたかといえば、多分、テレビの『ウルトラマン』を見て覚えたのでしょう。

 『ウルトラマン』の放送は1966年から67年にかけて。つまり私が3歳か4歳のころ、ということになりますが、これは素晴らしい作品で、これと『ウルトラセヴン』(1967-68)は当時の特撮モノの中でも群を抜いていた。『マグマ大使』(1966-67)がちょうど同時期、『ジャイアント・ロボ』は1967⁻68年で、これらももちろん見ていましたが、特撮のレベルもそうだし、それ以外の部分、つまりドラマとしての完成度がまるで違う。ちなみに、『ウルトラセブン』のあと『帰ってきたウルトラマン』が始まり、その後も連綿としてウルトラマン・シリーズが続きますが、優れていたのは初代『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』だけ。子どもにもその差の大きさはわかりましたから、いかにこの最初の二作が優れていたか、ということですな。

 ちなみに『ウルトラマン』の前に放送していた『ウルトラQ』(1966年)、これもカルト的な人気作品ですが、残念ながら、これはリアルタイムでは見ていない。子どもには難しすぎたのでしょう。

 いずれにせよ、『ウルトラマン』をはじめ、この時代、私がテレビで見ていた子ども番組というのは数が多くて、それらを全部明確に覚えているのですから、私がいかにテレビっ子であったかがわかります。というか、いわゆる「テレビっ子」というのは、昭和40年代初頭に幼年期を迎えていた私の世代からなのではないかと。

 で、当時私がどんなテレビ番組を見ていたかを思い出してみると、まあ、ずらずら思い出せる。例えば・・・


『コンバット!』(1962-67)
『ルーシー・ショー』(1963-66)
『エイトマン』(1963-64)
『狼少年ケン』(1963-65)
『鉄人28号』(1963⁻66)
『スーパースリー』(1965?)
『スーパージェッター』(1965-66)
『アッちゃん』(1965)
『忍者ハットリくん』(実写版)(1966)
『トッポ・ジージョ』(1966-?)
『悪魔くん』(1966-67)

『ハリスの旋風』(1966―67)
『おそ松くん』(1966-67)
『魔法使いサリー』(1966-68)
『奥様は魔女』(1966-68)
『わんぱくフリッパー』(1966-68)

『宇宙怪人ゴースト』(1967)
『花のピュンピュン丸』(1967-?)
『黄金バット』(1967-68)
『仮面の忍者赤影』(1967-68)
『チャコねえちゃん』(1967-68)
『チャコとケンちゃん』(1968-69)
『河童の三平 妖怪大作戦』(1968-69)
『妖怪人間ベム』(1968-69)
『チキチキマシン猛レース』(1968-69)
『サスケ』(1968-69)
『ひみつのアッコちゃん』(1969-70)
『サインはV』(1969-70)
『タイガーマスク』(1969-71)


 そのほかにも色々見たような気もしますが、とりあえずパッと思い浮かんだものだけでもこれだけある。

 ざっと見て結構「洋モノ」がありますが、特に「東京12チャンネル」あたりで洋モノのアニメを結構放送してくれていたような記憶がありますねえ。

 あと、「着ぐるみモノ」ではブースカが好きだった。『ハットリくん』は・・・イマイチ。

 アニメでは『スーパージェッター』とか、割と好きで、特にあの流星号ね、あれが良かったし、それから時間を止められるというのが発想として面白かった。あと『妖怪人間ベム』! 再放送も含め何度見たことか。

 子供向けのドラマでは『赤影』ね。『サスケ』も含め、忍者モノってやっぱり魅力がありましたね。

 あと『チャコねえちゃん』。四方晴美さんと宮脇康之さんの姉弟コンビが、あまりにも私自身の姉と私の関係に似ていて、他人事とは思えなかった・・・。また、何の因果か、四方さんは私たちと同じ学校に通っていたんじゃなかったかな。ちょっと先輩ですが。

 だけど、なんだかんだ言ってトータルでは『サリーちゃん』と『サインはV』の影響は大きかったかな。『サリーちゃん』の最終回の嵐のシーンとか、『サインはV』でジュン・サンダースが死ぬ場面とか、インパクトありましたからねえ。特に『V』は泣いた、泣いた。

 結局、こういうテレビ番組を見て、私たちの世代は、怪獣を知り、ロボットを知り、ギャグを知り、友情を知り、スポ根を知り、魔法を知り、忍術を知り、そして空想をたくましくする術を学んだわけよ。まさにテレビに育てられた世代というか。

 もちろん、後の世代だってそうだ、と言われたらそうかもしれませんけれども、なんかね、私たちの世代が見ていたテレビ番組の方が、バラエティ豊かだったような気がして仕方がない。

 それから、これらの番組のタイトル曲、これがまた素晴らしいのよ。あまり素晴らしいので今でも全部歌える。「走れエイトマン、風よりも速く~」にしても、「コイルはでぶっちょ、ボヨヨンのヨン」にしても、「手裏剣しゅっしゅっしゅっしゅしゅ」にしても、「走っていればこの世は天国」にしても、「暗い定めを生きる」にしても、全部歌える。名曲ばっか。その歌が聞こえてくるだけで、子どもをその世界に引き込むことができるってことが、当時のテレビマンたちにはよく分かってたんでしょうな。

 ただ、私の世代ではやはり欠かせないと思われている番組、例えば『鉄腕アトム』とか、『ワンダースリー』とか『リボンの騎士』とかがないことにご注目下さい。共通点は手塚治虫で、イマイチ分からないんだよなあ。『どろろ』とか『マグマ大使』あたりがせいぜい。逆に横山光輝ものの多い事。『サリー』『赤影』『ロボ』『鉄人』みんなそう。この辺に、時代のというよりも、個人の好みが入って来るんでしょう。

 あと、『巨人の星』。これは私には全然響かないんだなあ。これはもっと後の世代ですが『ドカベン』とかね。これも全然。野球ものだったら、むしろ『アパッチ野球軍』とかの方が辛うじて興味があったかも。そういえば『アタックNo.1』も『エースをねらえ』も全然なので、球技ものは『サインはV』以外、あまり興味ないんですな、ワタクシ。

 ま、とにかく、昭和の子である私は、こういう番組をやたらに見て、育ったわけですわ。 





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Last updated  February 17, 2016 10:50:30 PM
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