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隠された証言 日航123便墜落事故 藤田日出男(元日航パイロット) 著 ・ 新潮社 ・ 2003年8月15日発行
前に読んだ「あの航空機事故はこうして起きた」の著者が、日航123便墜落事故だけにテーマを絞った本を書いてたので、読んでみた。
この本には、日航123便墜落事故について個人(乗員組合?)として事故原因の究明を行った著者が推測した事故原因と、事故調査委員会の発表した事故原因の矛盾点などが書かれていた。
目次からあとがきまで259ページの本の中で、18年もの歳月が流れていて著者の原因究明に関する執念のようなものを感じることができる。序章と終章で内部告発者(当時の建設省の人)との接触と別れというほんの数時間の出来事を分割して、その間に1~9の章節を設けてそこは年代順に書かれている。よって第1章は1985年8月12日(事故当日)となっている。 この事故について書かれている本って、 この間
読んだ2冊(「あの航空機事故はこうして起きた」(藤田氏)、「事故調査報告書が語る航空事故の真実」(青木謙知氏))だけで、しかも先に読んだのが藤田氏の著作だったこともあってか、「日航123便事故の報告書=嘘」って構図が私の中に出来上がってしまってて、この本読んでその疑惑がますます深まった。
在日米軍・自衛隊・某新聞社のヘリは事故後数時間で墜落現場を特定してたと思われる(上空に到着してたらしい)のに、何故違う場所(長野県方面)へと誘導する情報を流し続けたのか?もっと早くに現場に到達できてたなら生存者がもう少しいたと思われる。
しかも墜落翌日早朝に墜落現場あたりから下山してくる人のうち身元がわからない人がいるという。何か早い段階で現場に人が入られると困るような事情でもあったんじゃないかと勘繰らざるを得ない。
生存者(当時現役の客室乗務員(事故時は非番))の証言から急減圧は無かったと推察されるのに、何であの様な内容の報告書(圧力隔壁の不適切な修理+金属疲労⇒隔壁壊れる⇒急減圧⇒尾部・垂直尾翼破壊)になるのか?とにかく謎は山積み。
本の方では、墜落地点がはっきりしなかった件には特に深い追求はなく、目撃情報や警察などの発表を時間順に並べかえて表記した程度(私としてはその辺も非常に気になった)で、主に報告書の内容を自身の経験や実験などの方法で検証し、否定するということの繰り返し。で、第9章で少ない資料を元に著者が推察した事故原因を明らかにしていた。まあ、それが真実かどうかなんて全くわからない(相模湾に沈んでると思われる垂直尾翼の大半は引き上げられていない)んだけど、もし著者の推察する事故原因が真実だとしたら設計上の問題ということにもなるかもしれない。そうだとしたら大変なことになるから、圧力隔壁の修理ミスってことで手を打ったのかなぁ。
しかし、何を思ったのかこの本を回転寿司の順番待ちの時に読み始めちゃって、第1章に文字通り地獄絵図という感じの凄惨な事故現場の描写があってうわぁってなって本を読むのをやめてしまった。まあ、その後普通にお寿司は食べてたんですが、あんな描写が全編いたる所にあったらとてもじゃないけどこの本を最後まで読みきることはできなかった。
この本よんでちょっと気になってWikipwdiaでボーイング747(123便の飛行機)を調べてたら、まだ売ってるんだね747って。まあ、もちろんマイナーチェンジは繰り返してるし、受注生産ではあるけれど。その気になれば買えるんだね、もう作ってない(買えない)って思ってた。
結局これで飛行機事故の本を4冊続けて読んだけど、通ってる図書館にある目ぼしい本は読んだから、これでしばらくはこの手の本はおしまいかな、大分お腹いっぱいになった。これ以上読むとなると、他所の図書館からの取り寄せになってしまうけど、それは面倒だからね。
買っちゃった 2018.04.02
本だったら何でもいいんだろうな。 2016.10.09
本の感想 2013.11.27