音楽の旋律はサウンドで決まります。(前篇)
ここに譜割りの違う二つの旋律があります。音列は「C」から「F」へ順に下がる音階です。
これらはどちらか片方がもう片方のメロディフェイクだとすれば同じものとも考えられます。
拍子は無視して歌って(演奏)みるとどうでしょう?「C」から「F」へ順に下がる音階です。
音楽の旋律はサウンドで決まります。(後編)はこのページの最後に!
ここでは、高音から低音に向かうスケールを行います。
先頭の音は唇をゆるめて、息の圧力を上げて勢いよく息を吹き込みます。
息の圧力は先頭の音を出すときに瞬間的に強いものを必要としますが、それ以降は
音が持続するために必要な適当な圧力になります。この加減が練習の目的です。
高い音ほど強い圧力となります。それに対して息漏れを防ぐため唇は締まっています。
このため旋律が下降して下の音になった時に音程が高めになってしまいますので、
音階が下にいくにしたがって唇を緩めるようにします。
ここでもオクターブキーは使いません。
音楽の旋律はサウンドで決まります。(後編)
この旋律を「1」はクリスマス時には、よく耳にする讃美歌の「もろびとこぞりて」
「2」の旋律は「フライミー・トゥ・ザ・ムーン」の最初の旋律の部分だととして
歌って(演奏)みてください。どうでしょうか?「C」から「F」への音階が二つの曲の
最初の部分になってしまってもう単なる音階には戻れないのではないでしょうか?
これらの回答はこれです。
曲についているコード進行が違っているのです。バックのサウンドが違うのです。
すなわち、メロディのサウンドの違いです。
人は誰でも歌うとその音(旋律)に対して共鳴する何かを感じていると考えられます。
サイコロに音名を書いて転がしてその音名をつなげてもそれは音の羅列です。
しかし、その羅列音を旋律(メロディ)と感じれば音楽になるのだと思います。
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