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2009.06.11
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カテゴリ: 人生と思想
115 「岡 潔 数学の詩人」 
高瀬正仁 (たかせ まさひと)
岩波新書 225頁¥740  2008.10.21 初版第1刷発行

[目次] 

はじめに
1. お日さまの光
2. 留学と模索の日々
3. 問題群の造型
4. 情緒の世界

6. 晩年の思索

あとがき
年譜

[内容]

これは、著名な数学者「岡潔」の学問と人生を回想する本であると
著者がはしがきに書いています。ただし、著者も数学者なためか、
岡潔の人生よりも論文の流れに重点が置かれていて、
新書版の本としてはきわめて難解です。

[感想]

ここでいう「学問」については、数学のそれも最先端の分野の話なので、
数学者でない私にはさっぱりわかりませんが、


数学者としての岡潔の生き様についても行間から窺えますが、
奇行でも知られた岡先生の生活についても、もう少し面白く書いてあったら
一般の人に親近感が湧いたのではないかとも思いました。

理系の研究というと、とかく予算、施設、設備などがからみ、
それらを多く利用できる立場にいる者が有利であるという状況があります。

すがすがしく感じられます。

[頁のかけら] 

○ 何か数学上の発見というふうなことを言うためには、一度行き
詰まらなければなりません。どれくらい行き詰まってるかといったら、
たいてい六、七年は行き詰まる。

追記
○ 先生は、お勤め先の奈良女子大学まで歩いて行かれたが、その
途中にお地蔵さまがある。その前までくると先生は、道端の石を
拾ってこれをお地蔵様に投げつける。もしこれがうまくお地蔵様に
当れば、先生は歩き続けて大学まで行かれて講義をされるが、
もしこれがうまく当らなければ、先生は、そこからお宅へ引き返されて、
その日は先生の講義は休講になってしまうというのである。
           「ゆかいな数学者たち」(矢野健太郎)より

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 ランダム読書日記 

 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2009.6.11. No.115)







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Last updated  2009.09.23 22:47:45
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