ランダム読書日記

ランダム読書日記

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

往道はるか

往道はるか

Calendar

Favorite Blog

夏の口紅 樋口有介 ホンヤガヤマダさん

継続は剛力なり~前… 前田剛力さん
本の足跡 おさめんぬさん
翻訳学者犬徒然草 賢犬さん
いろを的陶器とちょ… いろをさん

Comments

@ New!
前田剛力 @ 一文豪成って万骨枯れる コメントありがとうございました。 谷…
往道はるか @ Re:中国をとめるのは?(05/24) 前田剛力さん 武装解除した敗戦国からか…
前田剛力 @ 中国をとめるのは? 平松さんの本で中国の軍事戦略を知ると日…
前田剛力 @ 海外で頑張る日本人 先ほどはHP記事のご指摘、ありがとうござ…

Freepage List

2009.05.24
XML
カテゴリ: 国土防衛
114 「中国、核ミサイルの標的」 

角川書店 224頁¥743  2006.3.10 初版第1刷発行

[目次] 

序章 なぜ日本の知識人は中国の核の脅威を論じないのか

第1章 核兵器保有の論理
第2章 ソ連からの援助を受けた初期の核兵器開発
第3章 核兵器独自開発への転換

第5章 宇宙開発と対米直接攻撃
第6章 台湾の軍事統一
第7章 なぜ、日米にとって台湾が問題になるのか
第8章 日本のとるべき戦略は残されている

あとがき
附表1、附表2

[内容]

著者は中国軍事問題研究家。元防衛研究所研究室長です。

ソ連のスターリンは核兵器の使用禁止、実験停止を世界に訴えながら、
他方で自力で核兵器開発を急いだ。

 中国の毛沢東は、他国首脳との会見では「原爆は張り子の虎」といい

国の経済発展は無視して、当初から水爆と大陸間弾道ミサイルの
組み合せによる対米核抑止力を構築するという明確な戦略目標を
もって核兵器の開発に邁進した。

中国の人工衛星の打ち上げは、もっぱら軍事用で、民事用や通信
衛星はなかった。原水爆を保有しても原子力発電を始めることは


この本は、中国の核開発にかけるすさまじい執念と、すべてを犠牲
にして開発してきた結果が世界に与える脅威とを、詳しいデータに
もとづいて明確に示しています。

[感想]

こういう本を読むのは、ほんとうにしんどい。
しかし、目をそらしているわけにはいかない。

二回の世界大戦をへても、何もそこから汲み取ることなく、
イデオロギーか、はたまた己の権力をまもるためだけに、
国家予算のほとんどをつぎこんで大量殺人兵器を開発している
国家が今も存在する現況に、深く暗い気持ちにならざるをえません。

北朝鮮はかつての(そして今の)中国を見習っているにすぎない。
北朝鮮の核実験とミサイル発射実験だけでなく、日本や他のアジア
諸国(韓国、フィリッピン、タイ、ヴェトナム、モンゴルなど)が直面する
核の状況から目をそらさないことが必要と思わされます。

戦後64年たって、日本人でさえ原爆の恐ろしさの実感をもっている
人は少なくなりつつあります。アメリカ、ロシア、中国、英国、フランス、
インド、パキスタンなど、核保有国の施政者も、ありていのところ、
まったく実感がないでしょう。

施政者が、想像力の欠如から、核兵器のボタンを押すとき、
パンドラの箱が開き、そのときこそ
「人類は生物進化の失敗品」とうそぶく
悪魔の高笑いが虚空に響くことでしょう。

[頁のかけら] 

○「中国は人口が六億人いるから、仮に原水爆によって半数が
 死んでも、三億人が生き残り、何年か経てばまた六億人になり、
 もっと多くなるだろう」                 (毛沢東)

 (生き残った三億人はむごい放射線障害に苦しみ、国土は疲弊する
  ことでしょう)

○ (毛沢東の言は、)
 「単なる聞きかじりだけで、核兵器のいかなるものかを知らない」、
人間の「非人間的な考え方」であり、「野獣の考え方」である。
                          (フルシチョフ)

○ 「一点の火花も核戦争に拡大する」
                           (フルシチョフ)

****************************************************
 ランダム読書日記 

 by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2009.5.24. No.114)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.23 22:48:14
コメント(2) | コメントを書く
[国土防衛] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: