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2010.02.09
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カテゴリ: 文学
129 「キャベツにだって花が咲く」 
稲垣栄洋
光文社新書347 214頁¥740 2008.4.20 初版第1刷発行
副題 知られざる野菜の不思議

[目次] 

第1章 野菜に咲く花、どんな花?
第2章 植物のどこを食べている?
第3章 野菜はどこから来たにか?
第4章 ちゃんと野菜を食べなさい!


付録 野菜のことわざ

[内容]

野菜たちの知られざる姿がつぎつぎと明かされている本です。
朝日新聞の天声人語(2008)で紹介されたそうです。

[感想]
植物一般や作物を扱った一般読者向けの本はたくさん
ありますが、この本は面白いと思いました。

ネギの筒のような葉は、外側が葉の裏で、内側が表。、
ダイコンは、胚軸と根が太ってできたが、カブは胚軸だけが太った。
ニンジンは形成層の外側が、ダイコンは形成層の内側が肥大。
山で採れるものが山菜、野で採れるものが野菜、それに対して

一文字の名前。「い」、「き」、「ち」はそれぞれイグサ、ネギ、チガヤのこと。

などなど、ちょっと気がつかないことが分かりやすく説明されています。

こういう本を読むときには、あまり細事はこだわらない
ほうが楽しめるのですが、つい、気になったことを書くと、

1. 品種名が少し不正確(43頁)。

2. 45頁。ジャガイモをフランス国内に苦労して普及させたのは、
  ルイ16世というよりは民間のパルマンチェという人。
  パリ地下鉄にはこの人の銅像まであるそうな。
3. 154頁。ジャガイモが日本にもたらされたのは1600年頃と
  ありますが、実際は慶長年間(1610-1620)とのこと。
  浅間和夫氏の「じゃがいも博物館」のサイトに詳しい。
   http://www.geocities/a5ama/e000.html
4. 159頁。「トマトの原産地は南米のアンデス」とありますが、
  ジャガイモの原産地と同じ表現では、違和感がある。
  ジャガイモはチチカカ湖周辺、トマトはペルー、エクアドル、 
  メキシコ説もある。

[頁のかけら] 

○ 瓜の皮は大名にむかせよ。カキの皮は乞食にむかせよ。
○ 親の小言とナスビの花は千に一つも徒(あだ)がない。
                          (ことわざ)

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 ランダム読書日記 
  by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2010.2.9. No.129)






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Last updated  2010.02.10 05:43:20
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